〜アーティストコメント紹介!〜

活動のたびに報告書をアーティストとアシスタントに書いてもらい、記録、振り返り、次への動機づけとしています。

徳島はっちーさんの報告書から一部抜粋します。アーティスト自身が自分の活動を通してどんな成果があり何を学んだかを、心を込めて綴ってくださり、SHJの意義を改めて感じることのできるコメントです。

ショーの前の念入りな準備。病棟では学習室がSHJの控え室に早変わり!

プレイルームでのショーの時間。初めは目を合わせてくれなかった子、泣きそうだった子、怖いと言っていた子たちが、パフォーマンスを始めると自分から手を伸ばして近付いてくれたり話しかけてくれるようになったりするのは、いつものことながら嬉しいです。

病室では、これから処置室に入るという目に涙を浮かべた男の子のご家族から「風船で剣を」とのご要望がありプレゼント。男の子は涙目ながら好きな色は「青」と答えてくれました。作りながら話しかけ、風船でいたずらし、コミュニケーションを図りつつ風船の剣を作り上げると男の子の顔に笑顔が。ショーの時と同様にささやかでもこういう気持ちの変化を引き出せると、とても嬉しいです。

病室では他に人見知りの女の子や人懐っこい女の子とも出逢いました。人見知りの子はずっと壁のほうに体を向けたままチラチラこちらを横目に見るばかりで最後まで体は向けてくれませんでしたが、ピンクが好きとのことでピンクのお花やハートの風船をプレゼントし、しつこく話しかけ続けると(笑)少~しだけ表情がゆるみました。その地味な変化の嬉しいこと(笑)。

一方の人懐っこい子は初めから笑顔で、僕のことを「可愛い」と言ってくれたりとウェルカム態勢でしたが、コミュニケーションを取っていると更に打ち解けた姿を見せてくれました。

そして、僕たちのようなパフォーマーもそれは同じで、パフォーマンスでの変化は一時のことかも知れませんけども、その明るい変化が新しいことに繋がったり、積み重なって心の持ち方が明るくなったり、長い目で見て子どもたちの良い何かを引き出す一助に…なれば良いなと。

でも、そういう難しいことを抜きに、ただ子どもたちと芸を介して遊ぶということが凄く楽しくて、それで充分かと思ったりもするんですけど(笑)。とにかく病棟で子どもたちと遊ぶことが毎回楽しいんです。

気が付くとスマイリング・ホスピタルの帰りは、いつも清々しい気持ちになっていて逆に子どもたちからエネルギーを貰っています。

今回は普段とは少し違う表現を自分の中から引き出すことに繋がったので、面白く、嬉しかったです。子どもたちのお蔭でまた自分の可能性が広がった気がします!

素敵な機会を与えて下さる病院関係者の皆さん、子どもたち、親御さん方、アシスタントの方々に毎度ながら感謝です。

アーテイストが喜びを感じながら活動してくれることへの感謝と共感し合える感動・・それを揺るぎないものにしてくれるのが子どもたちの笑顔。SHJを創った喜びに心が震えます。

ところで・・涙を浮かべていた男の子は、青い剣をしっかり握って処置室へ。涙も乾いていたようです。

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久々の活動アシスト!

クラウン・ジャグリング・パントマイムの徳島はっちーさんと慶応病院へ。
病院が工事中であることは知りつつも、その進行ぶりに面食らう。
病院というところはただでさえ、迷路のようで一度行ったくらいではすんなりとは目的地に辿りつけない。
開始後数か月は毎回活動をアシストしていたのに、工事のために迂回しなければならないこともあり、もはや小児病棟へは職員さんに聞かなくては行けない羽目に。
はっちーさんと諭吉像前で待ち合わせる前にこっそり病棟への行き方をおさらい。
ボランティアに活動アシストをいかに任せきりにしていたかを痛感する。
改めて、賛同して集まってくれたボランティアに感謝ひとしお。
いろいろな現場を思い浮かべる。
東大病院・・
かつての職場で、行くたびに生徒とのあれこれを思い出して切なくなったり、どうしてるかな、と思ったり。
東大病院のアシスタントの細やかな気配りは、見習わなくてはなぁといつも思う。
日赤医療センター・・
毎週活動があるから「月曜日はスマイリングの日!」として生活のリズム作りにも一役買っている。
日赤のアシスタントは肝っ玉母さんみたいに、おおらかで懐が深い。
神奈川県立こども医療センター・・
小児がん拠点病院、そして最先端医療の緊張の現場だけど、SHJを重宝がってくれるようになった。
医療センターのアシスタントはもともと病院のボランティアだったけど、スマイリングに深く賛同してスタッフになってくれたほど、SHJに惚れ込んでくれている。
・・・・
その他、北海道から福岡まで、活動導入の説明会と初回活動は必ず足を運ぶが、そのあとは地区コーディネータに基本、全てを任せている。
熱い人たちが集まってくれた。
コーディネータやります!
その熱意に惹かれ、たくさんのアーティストが集まってくる。
アシスタントボランティアは私が!
地区によっては活動病院や施設の数が違う。多いところは関東地区同様アシスタント制をとっている。

さて、はっちーさんのパーフォマンス。ジャグリングとパントマイムを組み合わせた、おどけと独特の、周りを引き込む圧倒的な存在感は、子どもだけでなく、ナースステーションのスタッフが仕事の手をひととき休んで楽しんでいました。ふと振り向くと、たくさんの白衣のスタンディングオベーションが!

 

〜入院しながらNPO活動〜

Facebookで最近出した広告は、10/11ブログ投稿「病室で社会貢献」で紹介した事務局の白髭萌が、入院しながらSHJの仕事をすることにやりがいを感じたことから、このスタイルを広げたい、そして入院生活を充実させてほしい、という願いがはじまりです。

経験者はこの活動を広めることに大きな意義を感じてくれるはず。支援される側、とひとくくりにされるより、闘病しながらできることを一緒にやりませんか。という呼びかけです。

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【事務局ボランティア募集】
病院にいると単調な毎日になりがち。その時間、社会貢献にあてませんか?

病院にいるからこそ、できること。闘病しているからこそ、分かる気持ち。

自分と同じように病と闘うこどもたちの力に!

業務内容
✔︎ブログ更新
✔︎ニュースレター作成 など
入院中でも、お家からでも、社会貢献したい!という方、大歓迎です。
お問い合わせは こちら→info@smilinghpj.org

スマイリングホスピタルジャパンのアーテイストや事務局ボランティアの中にはたくさんの当事者がいます。
 全盲のアーティスト。
 お子さんに心身障がいがある事務局スタッフ。
 肢体不自由のある事務局ボランティア。
 聴覚に困難のある事務局スタッフ。
 難病の治療をしているアーティスト。
 お子さんを難病で亡くしたアシスタント。
 リハビリ入院先から活動に通うアーティスト。
 長期入院をしながら事務局業務に当たるスタッフ。

経験者は、自分の体験から寄り添う気持ちが生まれる。
難病や障がいによる困難を持たない人は、健康に感謝して貢献したい。

社会が悪い、政治が悪い・・ではなく、課題は一人ひとりの生き方の中にこそあります。
健康で自由に動ける人は「たまたま」そうであるだけ。困難とともに日常生活を送る人への敬いの気持ちを忘れず、区別することなく、ともに幸せを求めてより良く生きようとする姿勢がみんなの心の中にあれば・・・。
あとは行動するのみ。

スマイリングホスピタルジャパン、現在、病院で、ご自宅で、事務所にて活動してくださるボランティア募集中!

お問い合わせは こちら→info@smilinghpj.org

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〜秋は錦のつづれ織り~

シンガーソングライターでフォークジャズピアニストの石橋和子さんと、練馬区のHさん宅を訪問しました。指先一つのわずかな動きでパソコンを操作し、ネットサーフィンを楽しむHさんは、音楽の造詣も深く、今日も楽しみに待っていてくれました。

日本の唱歌からジャズ、シャンソンまで、変化に富んだ季節の音楽満載のプライベートリサイタル。

まずは秋の代表的な唱歌、「もみじ」。

秋の夕日に照る山もみじ

濃いも薄いも数ある中に

松をいろどる楓や蔦は

山のふもとのすそもよう

 溪(たに)の流れに散り浮くもみじ

波にゆられて はなれて寄って

赤や黄色の色さまざまに

水の上にも織る錦

詩の意味を教えてください、というHさんのリクエストに、石橋さんの解説は優しく美しい。

  夕日が照らす山々の裾野に、

  常緑樹の松に混ざって楓や蔦の赤黄が

  様々な濃淡で色を添え美しい模様を作ります。

  山の間を縫う渓流に落ちた紅葉が、

  流れに揺られてついたり離れたり。

  水の上に作られるのは輝く赤黄のつづれ織り。

黄金色に輝く水面に、赤や黄色の葉のモチーフが織りなすさまは、まるで錦の帯。

自然の創り出す壮大なアートを思い浮かべ、胸が熱くなりました。

次は「枯葉」をシャンソンで。

歌詞の中にはred, goldとやはり黄金色に染まるautumn leavesのフレーズが出てきます。

ただしこちらは枯葉を思い出として例える失恋の歌。

続けて“What a Wonderful World”をジャズバラードで。

戦争を嘆き、平和を夢見て作られたこの曲。

自然が織りなすアートをたたえるようなフレーズの後に、

赤ん坊が泣くのを聞いたり、成長してゆくのを見る

彼らはわたしよりも遥かに多くのことを学び、知ってゆくだろう

というくだりがあります。

自然の営みと子どもの素晴らしさが重なる・・共感に胸が震えます。

そして中島みゆきの「糸」。

縦糸はあなた 横糸は私

縦と横で織りなす布で誰かを温め、誰かの傷をかばうかもしれない

出会うべき人に出会うことを人は幸せと呼ぶ

その出会いが他の人を幸せにできたら、どんなに素敵な世界になるでしょう

人と人との出会いがつづれ織りとなって、世界を温かくつつみこんでいけたら・・・

秋の夜長、石橋さんの演奏を浮かべながら、しみじみと思いふけっています。

“I think to myself….what a wonderful world!”

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 〜事務所でアート!〜

作っちゃった!

夢中で仕事するのもいいけど、ちょっと手を休めてスタッフと一緒にアートに夢中になる時間って大切。子どもたちがアートで元気になるように、事務方も事務所で子どもたちを思い浮かべ創作活動。音楽も制作も心を解放できる。生きてるって感じ。

いつの間にかおしゃべりも止まっているほど夢中になっている互いがおかしいような、ちょっぴり愛しいような。アートをしている時は自分だけの宇宙をのびのびと飛び回っている、そんな気がします。

写真はモンスターズのささゆう(佐々木優子)さんが手掛ける「モンスターになろう!」(新聞紙 被り物アート)の活動をアシストした時に教わったのを思い出し、そして自分なりに工夫して制作したものです。

この日は入院しながら広報を担当しているスタッフが、外出許可を取って事務所へ。モンスターやりたいね!ということになり、新聞紙をわんさか持ち出し、リサイクルアート。凝りましたね!初めて作るスタッフの作品は真ん中の人参を食べるウサギ。

ささゆうさんの活動にはとても素敵なエピソードがあります。

活動が終わる頃に手術室へ呼ばれることになっていた女の子。5歳か6歳だったと思います。

男の子たちは被り物や武器などを作りモンスターになって大騒ぎ。その傍ら、ぐずりながらプレイルームに入ってきたその子は「お姫様になりたい」と。

ささゆうさんはすかさずふわっと広がるスカートのドレスをつくりました。背中には大きなリボンを添えて。そしてお花のベルトにお花の腕輪。スカートにも自分で作った飾りととささゆうさんが作ったたくさんの花をあしらって、どんどん綺麗に変身していく自分を鏡に映してもらってうっとり。

看護師さんに聞いたところによると、活動後ドレスを着たまま、ぐずることなく手術室へ。

お気に入りのドレス姿でキリッと決意を秘めた表情の、困難にたち向かう少女。

凛とした姿はどんなにきれいだったかな。

男の子はといえば、作った剣でお医者さんを倒しにナースステーションへ!

病院や施設、在宅でのあれこれを浮かべながらアートに浸る。

そしてこれからの活動のことを考えるのは至福の時間です。

佐々木優子さんFacebook

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