〜スマイリングお茶会!〜

第1回スマイリングお茶会!

福岡チャリティライブに続く、

アーティスト企画のイベントです。

今回はアーティスト、アシスタント説明会が主な目的。

取り仕切ってくれた

ボサノバボーカリスト Izauraさんは

SHJの活動にとても興味を持っている知り合いが数人いるので

みんなで集まってお茶を飲みながら

活動のこと

松本の設立の経緯や団体に託す思い、

実際の登録手続きなどの説明を!

と思い立ったそうです。

活動しているアーティスト自ら企画し、

場所の手配、招待・・

全て自発的にマネッジしてくれること

本当に嬉しく感謝でいっぱいです。

今回のお茶会に参加されたのは

主に活動に参加したい、

興味がある!

という人たちですが、

既に登録しているアーティスト、

アシスタントも来てくれ

実際の活動の様子や活動しながら思うことなど

お茶を飲みながら

おもいおもいに

話しました。

これから!と思って参加した人には

インスピレーションが、

すでに活動している人には共感と新たなヒントが

もたらされたようです。

女優で歌も歌うみゆきさん、

ブラジルで長年活動してきた多才なシンガーけいこさん、

アナウンサーで歌も歌う編み物アートの長久保さん、

癒やしの天使セラピストちあきさん、

パワフルで愛に溢れたアシスタント岩井さん。

メキシコ帰りの歌う絵描きのあゆみさん。

まずそれぞれ自己紹介し、

松本からは設立の経緯や理念、

登録への事務手続きと続きました。

抗体検査はどこで?

クリニックによって随分と費用が違うね。

え?補助金が出るの?

健康診断の結果は胸部レントゲンだけでOK!

ホームページに掲載するプロフィール待ってますね。

プロフィール用に

演奏したり作ったりしているところの写真もください!

そんな話で盛り上がった後はさらにボルテージアップ!

第一の目的を終えたら

今度は音楽で交流という次なる目的へ。

勢い余って、セッションタイムとなったことは自然の流れです。

会場となった

築地マデイラはライブハウスでもあるから

ピアノなどの楽器、演奏に使う機材は揃っています。

Izauraさんがここを会場に選んだ理由はここに!

それぞれソロで、デュオで歌い、ゴスペル弾き語りも。

朗読もあり・・。

最後は皆でsing out!

アートはあっという間に人と人を繋げる魔法です。

この会は今後も続きそうです。

どんな団体だろう?と参加するだけでもいい。

闘病中の子どものことや、重い障がいをもつ子どものこと。

そしてもちろん活動のことを聞いてみたい・・・。

音楽系、美術系、パーフォーマンス系・・

団体のことを知って貰うだけでも良いのです。

次回も何人か希望者が集まれば企画します、

とIzauraさん。

既に登録したアーティストでも良いし、

これから病院で活動してみたい、

何かお手伝いしたいという人、

近所だから来てみたよ!というのもOK。

たくさんの人に知ってほしい

そして巻き込みたい・・

代表の夢がみんなに伝わり

共感が共感を呼ぶ一にち。

活動をしながら

いい活動!

と実感したからこそ、

ミッションのバトンを繋げたい

というアーティスト、アシスタントがいること。

心から感謝します。

スマイリングお茶会問い合わせ先:

Izaura e-mail: izauramusica@gmail.com

SHJ e-mail: info@smilinghpj.org

~時代を読む~

-東京新聞連載「時代を読む」-

このコラムが好きだ。

経済学者 浜矩子氏の歯に絹着せない辛口メッセージは

時代をバッサリと斬る!

という感じでスッキリするし

関西学院大学准教授 貴戸理恵氏の考え方には

深く頷き

我が意を得たり!

という描写が多い。

この貴戸氏の

先日のテーマ

「上野祝辞の意図」

はとても印象に残った。

上野というのはいわずもがな

女性学・ジェンダー研究で有名な

東大教授 上野千鶴子氏だ。

4月入学式直後の新聞に

上野千鶴子氏による

東大入学式祝辞全文が

大きく取り上げられ紹介されていて

やっぱり凄い人だ!

と思いつつそのままになっていた。

しかし今回貴戸氏が改めて紹介したことで再び

そうだ、そうだ、

個人主義、競争主義でなく

他者と繋がり、ともに助け合い生きていく

そんなことが当たり前の社会になるべきだ!!

と思った次第。

「あなたたちの頑張りを、

どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、

恵まれない人々を助けるために使ってください」

というくだりに私も痺れたのだ。

著書「当事者意識」(岩波新書)で上野氏は、

「社会的弱者」における、当事者の自己決定権を擁護していて、

「できない、弱い、未熟」とみなされている人たちが

適切なケアを受けさえすれば、

「私が誰であるか、何をするかは私が決める」と

主体的に生きることができると語っているそうだ。

専門家や親の保護的な態度

「あなたのため」

「良かれと思って」

する行動はパターナリズムと呼ばれるが

この良かれと思って手出しをすることで

本人の力を奪ってしまうことが多い。

だから

「あなたたちの頑張りを、

どうぞ自分が勝ち抜く為だけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、

恵まれない人々を助けるために使ってください」

上野氏は、

あなたの頑張りと恵まれた環境、能力を

恵まれない人々のためにどう使うか考えなさい。

決してこのパターナリズムでなく

ケアを必要とする弱い存在が

他者との関係のなかで支えられながら権利を主張しうる

社会を構築するために使って欲しい。

ということなのだろう。

学生たちに向けての上野氏のメッセージ。

貴戸氏はそこから読み取れるのは、

「自分は勝ち組、という認識は

弱い他者への共感や連帯の感覚を鈍らせ、

果ては自分の中にあるかもしれない弱さへの想像力をも奪っていく。

それは孤独ではないか」

と伝えている。

「他者とともにあれ」というメッセージ。

とともに。

パステルアートで個性が光る!

佐山雅美さんの

「指で描くパステルアート」@国立成育医療研究センター

にアシストしました。

思っていた以上のたくさんの子どもたちが集まってくれて、

楽しみにしていてくれたみんなの気持ちが伝わってきました。

途切れず続々とやってくる子どもたちをみて、

7年間もこの活動をやっていて

いまだに一人ひとり対応できるかな、

と焦ってしまう私ですが、

さすがアーティスト、個々に丁寧に接してあったかい。

十分に準備した材料をささっと配る、

作り方の説明をする、

そして作り始めた子どもたちを回りながら

素敵なコメントを一人ずつプレゼント。

アーティストは子どもたちから発想の豊かさに気付かされ、

私はといえば子どもたちはもちろん、

アーティストに教えられる。

アシストするたび、お決まりの風景です。

「リハビリと重なるから活動は明日にできない?」

と保育士さんに相談した男の子。

リハビリの時間をずらしてもらって参加することができました。

院内学級が終わるのが~時だから、

と開始時間を工夫してくれる病棟スタッフ。

子どもの笑顔のためなら

保育士さんも医療者も

可能な限りスケジュールをアレンジしてくれるのです。

今回のパステルアート。              

佐山さんが基本の「木」をカードにスタンプしたものが

一人ずつ配られ、その段階ではみんな同じ「木」。

「この~木なんの木、不思議な木~」

とどこからともなく少年の鼻歌。

作業が進むほどに、

1つとして同じものはない、

一人一人個性のあるものになっていくのを見て、

みんな違った世界を持っていることにあらためて感動します。

それぞれ没頭しながらも周りの仲間とのおしゃべりが

楽しくて仕方ないといった感じ。

自分の作品についてのテーマや思い入れを

聞いて、聞いて、

という風に話してくれる素直さが

胸をキュンとさせます。

2つの病棟で参加者43名。作品一枚一枚の記録は追いつかず。


パステルアートという

なかなか体験できないことに

入院中に夢中になって取り組めたこと、

きっと入院生活を頑張った証にもなる

と思います。

お母さんたちもワイワイ参加。

制作活動を通して賑やかなコミュニケーションができ、

アートの可能性の大きさを感じました。

🎨 🎨 🎨 🎨 🎨 🎨

活動が増えるにつれ、

アシストすることが多くなり

嬉しい反面、もっとたくさんの人に

学びや感動あふれるこの活動に参加してほしい

と心から思います。

アーティストと合わせて

活動アシスタント

募集中です。

連絡先:info@smilinghpj.org

佐山雅美ホームページ

Smiling Hospital Japan Official Website

 

〜マニュアルが命を奪う〜

難病「先天性筋ジストロフィー」の生徒、通学バス内で死亡。通報まで16分「教員の力量不足」

5/17 に宮城県の特別支援学校で起こった痛ましい事故。

校長は、

「教員の力量不足だった。もっと短い時間で通報できるよう取り組みたい」と話してる。

ここで疑問と怒りがこみ上げる。

本当に

「教員の力量不足」

が原因なのか。

事故の経緯を追ってみます。

・通学バスに同乗する保安員が、生徒の顔色が優れないことに気付く

・呼びかけても反応が悪いため学校に連絡した

・16分後に学校から119番通報の指示

・保安員が119番通報

・救急車が到着した8時50分には心肺停止状態

この生徒は学校で1日3回の痰の吸引の医療的ケアを受け

10年間問題なくバス通学していた。

だから窒息を想像できなかったという学校の釈明が続く。

ここで大前提としての疑問が湧きます。

特別支援学校の機能が果たせているか。

医療的ケアを必要とする生徒に

いつ なんどき なに

が起こるかわからないという緊張感はどこへ。

そして一番の疑問は

保安員が直接119番通報する選択肢はなかったのか

または、連絡を受けた学校職員がすぐに119番通報する選択肢はなかったのか

ということ。

学校での16分が無駄なのだ。

大きな組織の中で

然るべき担当者を通す

トップダウンの意思決定構造

それを徹底させるための

マニュアル。

このマニュアルに従ったために時間がかかり

重大な事故を引き起こしたのではないのか。

だとしたら安心安全のために作ったツールが皮肉な結果を招いてしまったことになる。

このマニュアルの存在が16分の無駄につながったとしたら・・・。

組織の規則やマニュアルが合理化を狙うあまり思考不要の文化を生む。

マニュアルに縛られ

マニュアルの文言に従って

まるで機械のように動く

立場に見合ったマニュアル通りの業務を淡々とこなす。

その結果

正義感や直観

行動する勇気を

阻む。

今動けば、という想像力や良心が

「マニュアル通りに動け・・」

という社会の中で自分を苦しめる。

それならばと

感じること、考えることをやめる。

思考停止が

命の重みにさえも鈍感になる。

さらに思う。

命と向き合う現場で

気づいた人がすぐに必要な行動(この場合119番通報)に出れば

責任追及や責任逃れも無くなるのではないか。

「教員の力量不足だった。もっと短い時間で通報できるよう取り組みたい」

犯人探ししてマニュアル修正?

何とも歯がゆい。

 

〜アートで子どもが変わるとき〜

何だろう・・・。

あれ、どこからかギターの音色が聴こえてきたよ。

「こんにちは。スマイリングホスピタルジャパンです。

ギターと歌を聴いてね」

アーティストが病室に入ってきました。

今日はオトイロクレヨンの久末冴子さんと平原謙吾さんの日。

看護師さんに

「聴こうね〜」

とベッド上に座らされた2歳くらいの男の子。

「何だろう」

ポカンと固まっています。

見たことない人が病室に入ってきたので少し緊張したのかな。

不思議そうにアーティストを見ています。

しばらくは表情を変えずに聴き入っていました。

多分この子も聞いたことがある

♪ はらぺこあおむし。

歌う人

読む人によって全然違うから

同じお話でも何度聞いても新鮮です。

絵本をめくりながらの冴子さんの声は

とっても生き生きしていて

とにかく明るい。

そして深くて胸に染み入ります。

調子の良いギターのストロークが

歌声に寄り添うかのように優しく

病室全体を包み込みます。

そんな様子につられたのでしょう。

愉快な、でもどこかゆったりとした調べに

心も身体もほぐれ、

そのうち手を動かし

ベビーチェアのテーブルを叩き出し

身体もゆらゆらと揺らし始めました。

その表情はすっかり和らいで

身体全体がリラックスしていました。

退屈な入院生活、ワクワクや興奮が必要。

アートの可能性を感じます。

♬ ♪  ♫ ♬ ♪  ♫

外国の方の入院も多いこの病院。

とある病室に入ると

まさに今入院し説明をお母さんと一緒に受けているところで

言葉の壁も少しあるのでしょう、

とても不安そうにしていました。

アーティストの歌や演奏など

耳に入らない、といった様子でしたが

しばらくしてふと見ると

酔いしれているかのように

身体を揺らしてリズム感よく音楽に乗っています。

入院したその日にベッド上で演奏が聴ける!

アートによって

入院のイメージが変わるかもしれません。

別の病室。

3年生くらいの男の子。

お母さんと何やらゲーム中かな。おしゃべりかな。

「こんにちは。音楽聴いてくれるかな?」

え?何?

興味ない!

といった風に背中を向けていましたが

忍たま乱太郎

ドラえもん

などなど

とてもポップで楽しげな歌声が

聴こえてくるほどに

だんだんと正面を向いてくれるようになりました。

溌剌とした明るい歌声に引き込まれたようです。

知っている歌がキラッと瞳を輝かせました。

この少年もしまいにはキラキラの笑顔を見せてくれました。

アートは感動をくれ心をウキウキさせてくれます。

♬ ♪  ♫ ♬ ♪  ♫

アーティストによる報告書のコメントです。

病気と闘いながらのお子さんたち。

1分1秒でも笑顔の時間を増やせば、少しはいろんな痛みから離れる事ができる。

笑顔を増やすその近道は、一緒にその場を楽しむこと。

アーティストがいるだけで、普段の病棟を明るくする事ができる。

お子さんだけではなくて、

親御さんや病院のスタッフの皆さんにとっても楽しんでいただける時間にできればと思う。

アーティストは活動中に子どもの変化に気づき、活動を通して学びます。

子どもの変化が嬉しくて活動をより良いものにしていこうと向上心を持ち続けます。

子どもが本来持っている感性や柔軟性。

入院生活に埋もれさせてはならない。

アーティストの力があれば

感性や柔軟性という宝物を失うことなく引き出し

伸ばすことができるのです。

活動中に子どもが変わるとき

それはアーティストの学びと喜びのとき。

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