〜チャリティイベント〜

アーティスト集団でありながら

なぜチャリティイベントをしないの?

と聞かれることも少なくありません。

運営スタッフに余裕がなかった。

ずっとやりたかったことなのに・・。

普段の活動だけで十分チャリティだしと。

どこかで言い訳していたのかもしれません。

思えば法人設立チャリティパーティーを

Fiat(現FCAジャパン)の協賛で

青山のFiat Cafeで行なった・・

それをきっかけに2年連続、同じ会場でチャリティをやりました。

その後は、アーティストはじめメンバーが増えてきたことで

団体の趣旨共有と団結!を目的に

団体内部の勉強会に重きを置くようになりました。

そして日々の活動に邁進!すること数年。

年に1度の研修・交流会も今年で4回目です。

この春

そろそろチャリティを、ということになり

福岡SHJアーティストたちと

ライブハウスの協力を得て

3夜連続、福岡にてチャリティライブ決定です。

4/25

 @KandM(北九州市八幡区中央2-6-5)

Guitar: 藤嶋茂 Percussion: 藤原隆幸 Base: 吉本信行

4/26

 @Cafe & Bar Brisa ,do(福岡市中央区港3-2-1)

Guitar: 伊藤ぺぺ Percussion: 藤原隆幸

4/27

Live cafe DAL SEGNO(福岡市南区大楠3-18-27) 

Guitar: 伊藤ぺぺ Percussion: 藤原隆幸

Piano: ミランダマサコ

いずれもボーカルはジャズ&ボサノバシンガーの

EMiKO VOiCE

このアーティストは

団体を設立する前の教員時代に

仕事が引けた後に習いに行っていた

ボーカル教室の先生です。

教員というのは声がある程度大きくないと

「せんせ~い、聞こえませ~ん!」

などと、容赦なく生徒からクレームがきます。

行事の司会をすることも(なぜだったんだろう・・)多く、

声の小さいままではダメだ!

と奮起してボイストレーニングを始めたというのがきっかけ。

団体を設立してからは生活のリズムが変わってしまって

月曜日19:00からのレッスンに行かれなくなり

ドロップアウト。

ところがしばらくすると

福岡地区の中心的メンバー

ドラマーの藤原隆幸さんとEMiKOさんが

Facebookで繋がっていることを知り、

アーティストのネットワークに感心している間も無く

数年ぶりに再会となった、そんな縁です。

バックバンドのほとんどがもちろん、SHJ登録アーティスト。

楽しいライブになりそうです。

各回、パーフォマンスの途中で

EMiKO VOiCE & SHJ代表トークショー

というのが組まれているらしい。

バックに控えた強力なメンバーも一緒に

SHJの活動について紹介したいと思っています。

実際に現場で子どもたちと活動するアーティストのコメントは何より臨場感を持って語られること間違いありません。

会場に溢れるほどのひとが来てくれたりして。。

新しい出会いが楽しみです。

福岡にお住いの方、ぜひお立ち寄りください。

これをきっかけに今年は東京でもチャリティやります!

昨日はあいにくの天気の中

東京マラソンが無事行われました。

東京マラソンチャリティRun with Heart

寄付先団体に

いつかきっと!

スペシャルニーズのある子どもと家族支援を考えるシンポジウム

昨日の日本財団でのシンポジウムは

医療的ケア児がテーマ。

医療の進歩により、多くの小さな子どもが救命されるようになり

その結果、たんの吸引、経管栄養、人工呼吸器、酸素などの

医療的ケアを必要とする

「医療的ケア児」

が増えている一方、

医療、福祉、教育、保育などの分野での受け皿は不足し

家族に大きな介護負担を強いる現状があることから

2016年6月3日に改正障害者総合支援法・改正児童福祉法が成立しました。

同時に「医療的ケア児」

という名前が一般的に使われるようになったことで

医療的ケアとともに頑張る子どもと家族の存在が

認知される大きなきっかけとなると良いなと思います。

医療的ケア児の数は10年前の約倍になり

人工呼吸器を常時つける子ども(0~19歳)の数は役12倍に膨れ上がったと資料にありました。

この数の急増により

社会が当事者の存在にもっともっと目を向ける

どころか、当たり前に共に生きる存在である

という意識変革が期待されます。

自分ごと、他人ごと

の前に

ノーマライゼーションが発達し

当然のように支えあう世の中が来たらいいなあと。

実際、

医療的ケアがあると

・たんの吸引

必要な時にすぐ吸引できるように常にそばを離れられない

・気管切開

管は詰まりやすい、抜けやすいことを前提に再挿入の準備の必要あり

・人工呼吸器

アラームがなるたびになぜ鳴ったのかを調査する必要

・経管栄養

流動食の注入(一日3~5回)水分の注入 片付け

・酸素

重たい酸素ボンベの予備を常に用意

流量や残量の管理

などで家族は疲弊します。

また、気持ちの上でも

障がいがある子ども

障がいがある子どもの親

というレッテルを社会から押し付けられている感覚

さらに当事者自身が

障がいがある子ども

障がいがある子どもの親

という立ち位置に自分を追いやってしまい

社会との距離を作ってしまわざるを得ないという現実もあります。

ここでシンポジウムでは

どの立場であっても

「決めつけない」

という言葉がキーワードとなりました。

家族にとって

病名に振り回されず

溢れる情報に溺れず

我が子が一人の人間として

何をしたいのかを見ることが大切。

家族も

障がい児の親、と自分をくくらず

自分に制限をかけず

やりたいことはやる。

無理だと「決めつけない」。

シンポジウムのクライマックスは

これらをさらに現実のものにできるよう

「頼る力の育み方」

と題して、

孤立しない社会づくりとみんなでかんがえるセッションがありました。

楽しんで子育てができるような取り組みや

施設の設立が全国で展開されています。

地域で安心して子育てができ

親が就労できるような

そんな社会を目指し

日本財団がその拠点づくりを推進しています。

何よりも

「『預かってもらえるだけでありがたい』

という当事者家族の声を聞くが

本当にそれでいいのか」

という登壇者の意見に

「我が意を得たり!」

と感じました。

この思い、

2018/1/17投稿「その先の支援」で述べています。

スマイリングホスピタルジャパンも

重い障がいのために孤立してしまいがちな

学齢期を過ぎた子どもの学習の継続を目的に

在宅学習支援事業を進めていきます。

学びサポート通信

■2017/12/11 医療的ケア児や重い障がいの子にお家で学習サポート!

■ 2017/12/12 ユニバーサルさんすうセット

■2017/12/28 重複障害児のこれから

■2018/1/12 重複障害児のこれから2

■2018/8/13 視線入力装置と映像楽器+SHJアーティストジャズセッション!

■2018/8/20 支援機器講習会

■2018/8/21 支援機器講習会でわかったこと

■2018/8/22 支援機器を使えばたくさん遊べる!

■2018/12/3 在宅ジャズセッション!

■2018/12/4 ベッドサイド授業の学習環境づくり

■2018/12/25 在宅学びサポートでの工夫

■2019/2/4 i+padタッチャーでセッションをリード!

■2019/2/7 学びに導く教具・教材・支援機器

■2019/2/19 ドラムが走る!

「学びサポート通信」続く・・。

日本財団ホームページ

日本歯科医師会 x 日本財団 TOOTH FAIRY

*SHJの小児病棟や施設にて推進する芸術活動はToothfairyの支援により行なっています。

 

〜ドラムが走る!〜

〈学びサポート通信〉

2/4投稿(「i+padタッチャー」でセッションをリード!)で紹介した活動について、

担当のシンガーソングライター石橋和子さんの素敵なコメントを紹介します。

🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹

このところ毎回、松本学習支援ボランティアのアイデア満載の機器と、

i+padなどの音楽アプリ(映像楽器)を使って

一緒に演奏できる方法を探ってきましたが、

今回はなんとH君自身が新しいタブレットを準備して待っていてくれました。

やる気満々のH君に、早速こちらも準備してきたプログラムをトライ。

今回は、動かせる手の指と足の指に一つずつ学習支援ボランティア特製のスイッチをセットして、

リズム楽器を中心にセッションしました。

実は、以前、曲の始まるタイミングを出す「カウント」を、

H君が同じ様な方法でドラムの音を使って

1.2.3.と出してくれて、

私が演奏を始めるという事をやってみましたが、

今回はなんと、曲中をドラムのリズムだけで

引っ張っていくという大変なエネルギーと

集中力を要する曲に挑戦しました。

曲名は今、映画「ボヘミアン・ラプソディー」で

大ブレイク中のクイーンのヒット曲「We will rock you!」。

いきなりハイレベルな曲かもしれませんが、

ドラムだけの曲は、他に思い浮かばなかった事もあります。

H君は、まだ病気が発症する前、

学校で鼓笛隊の太鼓を叩いた事があったそうで、

もし体が自由に動かせたらドラムを叩いてみたかったと、

以前聞いたことがありました。

その事もあり、

他の楽器が介入せずドラムだけで完結する曲なら、

リズムやテンポが多少揺れても

皆がドラムについていくという、

リード楽器の存在感を味わえるのではないかと思ったからです。

さて、私自身もクイーンの曲は初めてでしたが、

映画を観て感動して、俄然やる気になっていました。

まず、指のスイッチと足のスイッチで、

大きいドラムと小さいドラムの音色を分けて出してもらったのですが、

足のスイッチのタイミングが時差もあり、本人は納得しなかった様子で、

すぐさま同じ音色ながら、指のスイッチだけで、

例の「ドンドンチャッ」のリズムを作り始めました。

こういうところがH君の凄いところで、

そこにいたお母さんや松本さん達と一緒に、

3拍目に手拍子を入れ始めたら、

そこはもうクイーンのライブ会場!

見事に皆をドラムで引っ張って行ってくれました。

あまりにスムーズなので驚いたら、

お母さんもH君もクイーンは大好きだったらしく、

クイーンの曲を演ってみたかったそうでした。

H君が「楽しい!」と言ってくれて、

思わず「やったー!」とバンザイしました(笑)。

これがやりたかったんだ!と行ったHくんの言葉、忘れられません)

たまたま録音した音を皆で聞いてみたら、

H君いわくアニメで聞いて気になっていた言葉、

「ドラムが走る」

という意味を初めて実感できたとのこと。

「テンポがだんだん早くなる」と言う意味ですが、

健常者でもリズムキープは難しいのに、

そこまでこだわるあたり、

サスガだなあと感心しました。

他にも、前回好評だったブルースセッションや、

「冬の星座」や「ラストダンスは私に」など、

それぞれ違うリズムの曲も何曲か聴いていただきましたが、

その間も時々ドラムでリズムを取ってくれました。

いつもニコニコとポジティブなお母さんの影響かも知れませんが、

音楽に対する素養だけでなく、

機器の使い方の適応力やチャレンジ精神なども素晴らしく、

まだまだ様々なセッションの可能性を感じて次回も楽しみです。

🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹

今後、

メロディー楽器も使って、

一緒にメロディーを作っていく事にも挑戦したいと、

意欲満々のHくんと和子さんです。

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活動を始める前に伝えたいこと

小児病棟という特殊な場所が私たちの活動場所です。

誰でもボランタリーな気持ちさえあれば活動できる、というわけではありません。

両親しか入れないところに入れていただく、ということを忘れないことです。

兄弟さえ入ることができない場所で活動させていただくのだという謙虚さがあれば、病棟は爽やかに迎え入れてくれます。

 

もちろん感染には細心の注意が必要です。

主な感染症の抗体を基準値以上持っていることは必須。

罹ったことがある、子どもの頃に予防接種を受けた、という申告だけではなく、病院で採血をして証明を出さなければならない場合がほとんど。

子どもを感染症から守るため、そして活動者も感染しないためです。

咳や熱があれば当然、活動は中止です。待っている子どもをキャンセルでガッカリさせたくはありません。

だから風邪やインフルエンザ、ノロウイルスの流行期はしっかり体調管理をします。

また、持ち込むものにも配慮が要ります。

例えばバルーン。子どもは風船が大好きですが、ラテックスアレルギーのある場合もあります。特に工作など直接素材に触れる活動では、物によりあらかじめ病棟に確認しなくてはなりません。

ここまでは基本的な準備です。

ここからは心構え。

アーティストボランティアは

医療については素人です。

機会を作り、小児の病気について学ぶことはとても良いことです。

でも直接子どもに、家族に、医療スタッフにどんな病気なのかと聞くことは避けます。

病気の名前より、どんなことに気をつけたらいいのか、アドバイスをもらうことは良いですが、短い時間に忙しい医療者を引き留めて立ち話をするのは現実的ではありません。

だから、年に一度の研修会で勉強会をしています。

ここまで書いてみると

結構ハードルが高いなあ、と改めて感じます。基本事項はおさえなくてはならないのは当然のことですが。

しかし、この活動に賛同して仲間になりたいと応募してくれたアーティストたちです。

それだけで、実のところほぼ100%信頼に値します。

いかにして自分の技術を生かして笑顔を沢山作ることができるか、ワクワクしながら活動の日に向け準備をするアーティストばかり。

あとは、活動を提供する相手の状況に際し、想像力を働かせ気持ちに寄り添わなくてはならないことは、活動を重ねながらアーティスト自ら学んでいきます。信じた通りに、です。

私たちは何もわからないけど、

君たちが心のままに創造力を発揮して楽しんでもらいたくて来たよ。

さあ、一緒に作らない?

歌ってみない?

楽器を奏でてみない?

マジックに挑戦してみない?

と。

でも参加を無理強いはしません。

音楽ならなんとなく聴いてくれるだけでも。

子どもたちが集まってくる前に準備が済んだら、まず活動者が楽しむ。

それを見て、

何だろう・・

面白そうだな・・

やってみたい・・

と子どもたちが思う雰囲気づくりをする。

直球ではなく

ここにいるよ。よかったら一緒にやらない?

そんな感じです。

そのために

・主体的に創造したくなる魅力的な素材を準備

・年齢や状況に合わせた活動の引き出しを複数用意

・子どもが主役であるという意識を常に持ってもらう

・子どもから学ぶ、という姿勢で

・教えてあげるのではなく、子どもの主体性を信じて独自な創造活動を一番に尊重し、ヒントを伝えたりお手伝いをしたりするというスタンス

そんな風に

活動をスタートする前に

そして折にふれ、

私たちの立ち位置を共有します。

〜これがやりたかったんだ!〜

SHJの活動は、毎回専門家によるアートプログラム。

それだけに、

こんなことが入院生活中にできるの?

入院してなかったら経験できなかったかも!

といった

意外性

高揚感

驚き

感動

をもたらします。

初めて見ること

初めてさわってみるここ

初めて奏でてみること

初めて挑戦すること

それらが

退屈という壁に風穴を作り

変化のない生活に刺激をもたらします。

そして

前からやってみたかったこと

やってみたかったけど難しそうで勇気が出なかったこと

それらが

苦手に思ってたけど個別に教えてくれるから挑戦してみようと思った

できないと思っていたけど成功した

そして、特に興味があるものが今まで見つからなかった

という子も中にはいますが

「でもやってみてすごく楽しかった」

と新しい自分を発見することもあります。

入院生活という制限された空間でこのような体験をするのと

やってみたいと思うこととの出会いもなければ刺激もない生活。

その差は歴然としています。

退院してからの生活や将来の生き方にも

大きな違いがあるように思います。

先日の「学びサポート」で

i+padタッチャーを利用して

ガレージバンドのアコースティックドラムを叩いて

セッションをリードし、成功させたHくん。

「これがやりたかったんだ!」

の言葉、SHJにとって大きな励みです。

ずっと心に残る大切なメッセージです。

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