〜参加型活動へのこだわり〜

物理的にも精神的にも制限された空間で

いかに感性を呼び覚まし、自分の世界を広げられるか

アートを病院や施設の子どもたちに!

と日々取り組むスマイリングホスピタルジャパンの4つの活動方針は

🌀本物のアート

🌀定期活動

🌀参加型活動

🌀個別活動

この中でどれが一番大事か、と言われて順番をつけることはとても難しいですが、

「参加型活動」

は基本中の基本。

音楽鑑賞、絵画鑑賞と言いますから

もちろん観て楽しむ、聴いて楽しむのも

アートに触れる豊かな情操活動です。

しかし、 

受け身になりがちな入院生活で、

アートを媒体として

やりたい、やってみたい

という能動的な気持ちが生まれたら

なんて素敵なことでしょう。

いかにアクティビティに巻き込むか、

作業に興味を持ってもらうか、

それは芸術の技術プラスアルファの、プロのアーティストの腕の見せどころです。

そこへ、

好きなだけ楽しいことをやっていい時間が

ちゃんと保障されていることも条件。

処置や入浴など病棟のスケジュールを気にすることなく、

創造活動に没頭する。夢中になる。

主体的に自由に創造力を発揮できます。

人間的で子どもらしい時間と言えます。

その姿はとても美しいのです。

瞳は澄み、その純粋さに憧れさえ抱きます。

手持ちの古ぼけた感性を持て余し、

退屈する大人に喝を入れるが如く輝いています。

眩しいくらい。

心の中で自由に遊んでいる、

そんな時間は、

どこにいても、

どんな状況にあっても平等です。

活動の時間

「SHJアーティストと遊ぼう」の時間

さえ確保されていれば・・・。

その先はアーティストのファシリテート次第。

いかに魅力的なワークを

いかに多角的にいかに種類を豊富に揃えるか。

その日の人数も年齢も、事前にわからない。そこで活動するなど、なんと途方もない無理難題でしょう。

でも、どの子にも参加してもらいたいから、場合に合わせたいろんな引き出しを用意します。

活動を重ねてアーティストが学んできたことです。

引き出しがどんどん増えます。

その中身はワクワクでいっぱい!

活動の時間はその準備にかける時間よりも短いかもしれない。

それでも構わないと口を揃えます。

何故って、

子どもたちが目を輝かせて自分が用意した独自のアートに夢中になってくれたら、

それほどアーティストにとって嬉しいことはないからです。

プロの誇りがそうさせるのかもしれません。

有難いことです。

不自由な状態にあることなど忘れて、

自由に想像力を膨らませ、

楽しかった~

入院しててこんなことできるなんて~

という嬉しそうな笑顔を見たら、

次はこうしよう、ああしようと、

アーティスト自身が想像力を膨らませ、

楽しみにします。

やりがいがあるから続けます。

参加型・・・

そこにいる全員が共有できる意義があります。

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院内学級の先生も!参加型活動が病棟の空気を変える!

治療や手術、血圧測定、採血、レントゲン、服薬、入浴・・・

入院生活も案外忙しいもの。

いろいろな処置の合間にしっかり身体を休めなくてはなりません。

学齢期の子どもなら、勉強もしなきゃ。

医師の許可があれば、院内学級に登校。

安静が必要ならベッドサイド授業。

宿題も出ます。

入院してるのに勉強?しかも宿題までやらされるの!?

という声が聞こえてきそう。

いえいえ、子どもは自由が制限されていればなおのこと

優先順位の高いものから取り掛かろうとする力があります。

退院してもとの学校に戻ったとき、みんなと同じ進度でいたいのです。

そしてもし勉強が嫌だな、と思っても

「するべきこと」があると

病気から気持ちをそらすことができます。

「治療だけ受けていればいい、薬を飲んで寝ていればいい」

それでは「退屈」というもう1つの憂鬱を抱えてしまいます。

子どものそんな思いに個別に寄り添うことが院内学級教員の一番大切な役目。

授業だけではない、放課後も病室を訪問して

入院しながらできること、やりたいことを一緒に実現しようとしたり

困っていることを一緒に解決したり

ただおしゃべりに花を咲かせるのもアリ。

趣味や好きな有名人が共通していたらグッと距離も縮まります。

子どもの方から職員室を覗きに来て、

宿題の質問や学習発表会の準備を一緒にやったり・・。

とにかく、治療の合間、体力があるときは

忙しくしている子どもたち。

授業が終わったらいそいそとプレイルームに途中参加です。

安静のためにベッドサイド授業を受けているところと

SHJの活動が重なることもしばしば。

勉強より、そりゃ、歌ったり作ったりマジックを教えてもらったりの方が

正直、魅力的。

理解ある!?教員だと、一緒に参加してくれる場合もあったりします。

先生、

「今日は楽しかったね」

なんて、思わずうっかり言ってしまう。

「でしょ?

👦 👧 👶 🧒 👦 👧 👶 🧒

プレイルームでの賑やかな参加型活動あり

ベッドサイドでのじっくり参加型活動あり

子どもだけじゃない。

どちらもそれぞれの形でいろんな人が参加してくれます。

それがまた様々なコミュニケーションを生みます。

退屈な入院生活

というイメージは何処へやら。

参加型活動にも星3つ⭐️⭐️⭐️!

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〜 定期活動のわけ〜

難病や障がいと闘いながら入院している子どもたちに豊かな情操活動を!

そんなスマイリングホスピタルジャパンのこだわり活動方針は、

🌀本物のアート

🌀定期活動

🌀参加型活動

🌀個別活動

このうち「本物のアート」はこれまで

またか~、

と言われてしまうくらい

強調してきたことです。

そしてその次の定期活動の理由は・・・?

不定期だと

生活のリズムや見通しが持てず、

「楽しみに待つ」

というワクワク感がありません。

単発だと

とかく活動者の満足に終わってしまう。

子どもたちがまたやりたい!

と思ってもなかなか次のチャンスは巡ってきません。

「じゃあまた今度の水曜日ね」

というわけにはいかないからです。

病棟へは、きちんと病院と打ち合わせをして手続きをしてからでないと、活動どころか、入ることもできないのです。

定期活動をすることによって、

○曜日の△時からスマイリングのアーティストが来る!

という期待感を持って

子どもたちはその時間を楽しみにすることができます。

保育士さんは生活のリズムになっている、といいます。

医療者は、処置等のスケジュールの区切りに、

看護師さんは○曜日の予定設定に一役買っている、といいます。

家族はその時間に子どもと参加するために用事の段取りを。

 

楽しみにしてもらうために

スタッフが毎回真心込めてポスターを作り、病院に送ります。

必要な枚数を印刷して、たくさんの子どもや家族の目に触れるようにと、

要所要所に貼ってくれる病院スタッフの丁寧さにも感動します。

あ〜、喜んでくれているな、

待っていてくれてるな、と。

質の高い芸術活動を楽しんでもらうこと以外に

これほどの付加価値があるとは

最初は思ってもみませんでした。

どの立場の人にも笑顔を届けられ、

重宝に思ってもらえるとは

夢のようです。

まずは定期活動に星3つ⭐️⭐️⭐️!

Happiness Helps Healing!

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〜笑いの種類〜

Happiness Helps Healing!

英語のことわざで

“Laughter is the best medicine”

というのがあります。

私たちSmiling Hospital Japan

も、これを理念として掲げています。

「笑いは1番の薬」

しかし、一言で「笑い」と言っても

いろんな意味の笑いがあります。

おかしいから笑うのですが、

この「おかしい」を分類してみると、

🌀興味や好意を持って対象を引き寄せるという意味

例えば、

清少納言の枕草子「いとをかし」

=趣がある 面白い

🌀普通とは異なるものについて疑わしく怪しいという意味

=常軌を逸している 馬鹿げた

と、その語源の説は2つあるそうです(東京新聞コラムより)。

もちろん私たちが目指すのは前者です。

参加型アートを通して、

できたから嬉しい!

みんなと歌えたから楽しい!

作った作品に満足!

楽器が弾けて嬉しい!

初めてのことに挑戦できた!

そんな時は嬉しくて笑います。

それから、

大道芸のようなパーフォマンスに参加する時は、

あり得ないことにワクワクした!

マジックができるようになった!

ボール回しに挑戦。ドキドキしたけど成功した!

こんな時は頬も心なしかピンク色になって興奮しながら

あ~楽しかった!!

と大満足の「笑い」です。

しかし、

大道芸人というのはときに

常軌を逸した!ことをするものです。

曲芸と呼べる離れ業です。

アクロバティックなことを病棟で!

天井まで届くはしごに乗ってジャグリングを!?

周りをハラハラドキドキさせるけど

最後はバッチリ決めて

見ている方は思わず「笑い」とともに拍手喝采です。

あ~楽しかった!!!

何と言っても「笑い」に一番近いのはクラウンの芸。

パントマイムは圧巻の技。すご~い!

おどけた仕草は爆笑を誘います。

みんな、手を叩いて笑っちゃいます。

こちらはどちらかといえば「いとをかし」ではなく、

正直いえば、後者の「馬鹿げた」に近いような。

クラウンはふざけたり

いたずらしたり

突っ込まれるようなことばかりして。

そうして目の前の子どもから

にっこり笑顔が見られたら

クラウンの方も満足満足。

参加できなかった子にはバルーンを多めに作ってそっと

置いて帰るピエロさんの

あったかさは、感動の笑顔の置き土産です。

参加してくれてありがとう~。

見てくれてありがとう~。

聴いてくれてありがとう~。

笑い・・・

子どもにも、お医者さんにも看護師さんにも

お母さんにもお父さんにも、保育士さんにも、

そしてスマイリングホスピタルジャパンのみんなにとっても

1番の心の栄養剤です。

“Laughter is the best medicine”

こちらも笑いについて↓

→4/2投稿〜たっきゅうさんと笑いと治癒力

→2017/9/20投稿 Does Happiness Help Healing?〜楽しい心は治癒を助けるか〜

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〜活動はいつもwin win win〜

入院しながら闘病生活を送っていると

ときに後ろ向きな気持ちに襲われます。

お友達はどうしてるかなあ・・

自分のことを忘れてしまっただろうか・・

妹や弟は元気にしているかなあ・・

早くおうちにかえりたいな・・

寂しい・・

治療は辛い。なぜ自分だけこんな痛い思いをしなくてはならないんだろう・・

だけど、自分が病気になってしまったせいでお母さんが大変・・

いい子にしていなきゃ・・

辛いなんて言っては心配をかけるから・・

我慢して早く退院するんだ・・

そんな思いから、無理に笑顔を作ったり、自分の気持ちを抑えたり。

お母さんはそんな我が子の気持ちはとっくに察している。

一番辛いのは子どもなのに、かえって気を遣わせている、

できることなら代わってあげたい。

そんなに頑張らなくていいんだよ、と言ってあげたいのに

余裕がなくなってしまっている。

そんな親子の葛藤が日常続くと、ギクシャクした関係を作ってしまうかもしれません。

また、兄弟や父親としても、

入院している当人のことが一番心配だけれど、

日常的に一番正面に向き合う付き添いの家族、

・・母親だったり父親だったり・・

との意思疎通や寄り添い方に戸惑いを感じることもあります。

チーム医療には医療者の他に、

心理士

保育士

ケースワーカー

など多職種が参加し、患者、家族への心のケアへの介入は十分行われています。

しかし、心理へのダイレクトなアプローチはときに

特に患児には「支援されている」

という受け身な気持ちにさせてしまうかもしれません。

僕は私は自分だけなんだ、

という自尊心が損なわれないような関わりが必要です。

2018/8/27 投稿~心に寄り添うということ

でも述べていますが、

直球でない寄り添いが、子どもに主体性を促し

笑顔や達成感を生みます。

やりたい気持ちをそっと引き出し、

やりたくなったら参加する

SHJの質の高い定期的アートプログラムがまさにそれ。

主体的参加型芸術活動によって、

子どもたちは、

心から楽しみ、

夢中になり、

心のままに自分の世界に没頭します。

我が子が喜んで自分から取り組む姿に、

お母さんが安堵し、救われたと話す方もいます。

お母さんが笑うと子どものストレスや心配が減っていく・・

そんな笑顔の連鎖が医療者を安心させます。

医療を施しながら子どもの心のバランスを心配する医師や看護師。

ホッと胸をなでおろし、職務に没頭できると聞かせてくれた医師もいます。

そればかりか、

「一緒に子どもたちのために頑張りましょう!」

と、医療とアートのコラボを意欲的に進める医師もいます。

患児

家族

医療者

の間に起こりがちな閉塞した煮詰まり感や

一番密接でいながら立場的な相入れなさがあるとすれば、

医療でない立場として病棟に身を置く私たちが

誰もが楽しみながら解決できる実践者かもしれません。

 

もちろん、私たち自身が活動を楽しみ、子どもたちから学ばせてもらっていますから、

誰もが嬉しい活動です。

まさにwin win winの連鎖。

三方よし!