〜著名人の使命〜

小室哲也さんの報道は、介護する人の孤独さ痛切に感じさせるものだった。

奥さんの介護があるのになんてことを・・。

という社会の第一反応の後には、赤裸々に語る小室さん自身の病や音楽活動への陰りなどの苦労の上に介護の厳しさが加わることの過酷さ、孤独さに同情する声がわき上がった。

ただ芸能人として記者会見で質問に答えることに終始し、いったんはマスコミの餌食になったとしても、芸能界を去ることになったとしても、苦労を無駄にしない道がある。

自分のプライベートをさらけ出さなくてはならない立場を利用して、同じ境遇の人の代弁者となり、社会に問題提起してこそ、著名人としての使命が果たせると思うがどうだろうか。

今はそこまでの余裕がない状態かもしれない。しかし社会に衝撃を与え、たくさんの励ましや同情を受けている今こそ、人知れず苦労している多くの人のメッセンジャーとなれる。本来の職を去ることを決意したその先には、社会的なインパクト、そして辞めないで、というファンの声に新たな方法で応えることができよう。

介護生活を送る中、肉体的、精神的、経済的ストレス、そして孤独な状態へと追いやられてしまう自身の実体験をもとに、介護する人の立場に立って孤立させないような仕組み作りをしていくことの重要性を社会に訴えていくという選択もあることに気づいて欲しい。

〜感動しながら学ぶ〜

とある子ども向けアートワークショップを覗いてみた。

こちらのテーブルでは粘土工作。

小さな子どもたちのむちむちした手が粘土をちぎったり丸めたりする仕草は、何て愛らしいのだろう。

あちらのテーブルでは色水実験遊び。

それぞれ好きな色を2つ選んで・・。

「赤と青を混ぜると何色になる?」

『むらさき!』

「正解!」

ここで私は勿体無い!とすかさず思ってしまう。

子どもが知識として知っている、またはすでに体験として知っていることでも、

「むらさき?本当?じゃやってみよう」

と投げかけてみてはどうだろう。

実際に手を動かしてやってみて確かめる。

結果を共有することで、知っていた子は得意げに満足するだろう。

知らなかった子は、

「わあきれい!」とか

「ほかの色もやってみる!」と発展する。

または同じことを何度も繰り返して量によって微妙な色の違いがあることに気づいたり、2つの色が混ざるさまを飽きることなく観察したりするかもしれない。

赤+青=紫

という大正解は口で言うのは簡単だけど、実感を伴って初めて生きた知識となる。

体験を通して実感すること。そこに学びの喜びや「もっとやってみたい」という意欲が生まれる。

体験して実感し感動しながら学習ができたら、脳はスポンジのように自ら多くのことを吸収していくだろうなあ。

勉強って本らいそんなものじゃないかな、と思う。

〜アートの定義ってなんだ?〜

アメリカ合衆国の進化生物学者でノンフィクション作家、ダイアモンド博士による特別授業12回”ヒトの秘密”をEテレで放送していました。

人間の不思議や人間が抱える問題について生物学者の観点で学生たちに問いかけ、解き明かしていくというもの。

学生たちの活発な意見にはびっくりさせられます。

たまたまテレビをつけて、面白くて見入ってしまったのはアートがテーマの今回。

ヒトは自分たちが作り出した芸術を、進化の象徴だと考える。だけど動物だってすごいアートを生み出すらしい。

人も動物も何を求めて芸術活動をするのか・・。

自然が大好きでよく「自然が織りなすアート」 などどブログで書いてるけど、

ちょっと待てよ、artの反意語はnatureだ。

博士、まずは学生に問う。

アートの定義ってなんだ?

美しい夕日はアート? 着ているものはアート? 

博士は「アート」の意味は人が作った美的欲求を満たすもの、さらに生きていくための機能は持たない、と言っています。

つまり、服は防寒のためだからアートでないと。

だけど、衣食住の「衣」という観点ではそうかもしれないけど、いったん何かしらの工夫をしてデザインしたらそれはファッションでありアートになるとも言えるだろう。

夕日は人が作ったものでない自然のものだからアートではない。

鳥のさえずりは遺伝子に組み込まれたものだからアートではない。

それらに対して芸術家の名曲はその人が生み出したものだからアート。

さらにさらに、

動物もヒトに負けない見事な作品を作り出すということも伝えられていた。

例えとして番組で紹介されていたのは、名前は忘れたけどフグの一種のオスは海底に円形の芸術砂絵を作り、メスを引き寄せるのだそうだ。

動物のアートはオスからメスへのアピールってことか。

しかし、これももしかして子孫繁栄のために組み込まれた遺伝子のなせる技、としたらアートではなくなる。

う~ん・・

動物のこのような行為がアートとすると動物のアートには計算がある。

けれど、ヒトの作り出すアートは、理屈も説明も計算も抜きの感性の世界から生み出されたもののような気がする。

だとすると、アートに関しては動物よりも人間の方が純粋ということになる。

アートが極めてプリミティブで純粋な感性から沸き起こる活動だとしたら、一番のアーティストはやっぱり子どもたち?!!

でもでもartの意味は芸術の他に、人文系の学科、人為、さらには策略なんて不本意な意味もあるではないか!

動物の行為(メスを引き寄せるという策略?!)が本当のアートなの?

本物の花はアートではなく造花がアート(artificial flower)なのか!ただしこのアーティフィシャルというのは芸術の、という意味ではない。模造のという意味。

ランダムハウス英和辞典には、a smile without art=自然な微笑 という例も出ている。

アートとは奥深い意味合いがあるんだな~、というところで止めておかないと、

夜も眠れなくなりそうだ。

大混乱!!

~事務所の夢~

そろそろ今の事務所が手狭になってきた。

事務所と言っても自宅のリビングルーム奥約6畳ほどのスペース。

容赦なく届く郵便物や印刷の上がった団体パンフやニュースレター、封筒やちらしなどの宅急便。7年間は保存しなくてはならない事業報告書や帳簿など、閲覧用書類の数々はそろそろキャビネットからはみ出している。かといって収納庫を買い足しても置くところなどない。

さらに超がつくくらいローカルな私鉄沿線の駅から徒歩約7分。経理事務の担当者は自宅から1時間半かけてきてくれ、

やっと慣れました~

と言ってはくれるものの、事務所に着くと既に疲労感を漂わせている。

事情を察しささっと、

「まずは一服」などと言って

ちょこっとつまめるお菓子とコーヒーを。

最近では団体の話を聞かせて欲しいという学生さんや他のNPOのスタッフ、それから取材、会員管理アプリ導入のための打ち合わせ・・etc.

いろんな人がグーグルマップを駆使してはるばるやってきてくれる。

事務局ミーティングや理事会・総会は、飯田橋にある東京ボランティア・市民活動センターのロビーを借りている。

ここは任意団体としてスタートする前からお世話になり、何かと相談に乗ってもらっている心の支えでありオアシスだ。

先日、事務局ミーティング終了後、新入会アーティストのボランティア保険加入のために受付に立ち寄った。

用件が済んでも、何だか居心地がよくてぐずぐずと悩みを相談したりする。

この日もいつものようにモジモジしていると、頼りの相談員さんがささっと来てくれ話し相手になってくれた。

NPOって事務所をどうしてるのかなあ・・・

・・・ほとんどの場合、代表の自宅が事務所ですね

やはりそうか。

たいていのNPOはお金に余裕がないのだ。

あったとしても事業費に当て、なるべく管理費に回したくなどない。

そこでNPOの運営に欠かせないのが助成金。

しかし助成金のほとんどが事務所経費や家賃などは対象外。

どうしたら事務所を持てるのか・・。

宝くじなど絶対に当たらないから買わない。

虚しい夢を見るのは無駄な気がして・・・。

そんな私も、明確な目的のために年末ジャンボに夢を託し、夫に買わせた。

結果は言うまでもない。

私が買えばよかった。

さて現実に戻ろう。

しっかりと運営をしていくために今年は何ができるか・・。

手話フォンが羽田空港に!

先週、帰省中の息子を留学先の久米島へ送りに羽田空港へ。

そこで見つけたものは、国内初の「手話フォン」。

これは日本財団が国際障害者デーの12月3日に、羽田空港国内線第1・2旅客ターミナル 出発ロビーに設置したもの。国内初となる聴覚障害者向けの手話対応型公衆電話ボックスです。

財団は2013年9月から聴覚障害者向けの電話リレーサービスを提供していて、利用者はスマートフォンやタブレット、パソコンを使ってオペレーターと手話で会話し、電話を利用できます。利用者が電話ボックス内のモニター画面から、手話でオペレーターに伝えたい内容を伝達。オペレーターが相手側と話し、内容を伝える仕組みだそうです。

これまで聴覚障害者は、手話のできる知人に依頼して、電話をかけてもらう必要がありました。また、メールでは数日かかったやりとりが、数分で済み直接スムーズに会話ができると期待が高まっています。

世界20カ国以上で同様の「電話リレーサービス」が無料提供されていて、たくさんの人が利用する公共施設では情報コミュニケーションのバリアフリーの一つとして利用されています。日本では今月4日に、つくば市にある視覚、聴覚の障害者向けの国立大、筑波技術大に2機目が設置されました。

国内ではコミュニケーションのバリアフリーは、まだまだ遅れていますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、今後、全国の主要空港にも設置する計画があるそうです。

今後の普及に期待が高まります。

問い合わせ先:日本財団 コミュニケーション部 

03-6229-5131

pr@ps.nippon-foundation.or.jp