〜息子たちにエールを!〜

核兵器禁止条約、

最後の批准国であるホンジュラス

唯一の被爆国でありながら参加しない日本

この2つの祖国の間で

アイデンティティのはざまで苦しむ

というのではない。

彼はむしろそれを超越して

豊かな国と言われる日本と

貧しく治安の悪い国といわれるホンジュラス

を冷静に眺めている。

どっちが本当の幸せを知っているのかを

知っている。

そんなことを息子がnoteに綴った内容(核兵器とおバカさん

東京新聞の記者の目にとまり

読者欄への投稿を促してくれ

息子は早速字数制限に従い短くまとめて応募したところ

今日11月16日付の朝刊に掲載された

ホンジュラスの人、いや

貧しい国と言われる国の人々は

経済的な豊かさだけが幸福ではないと言葉にせずとも

身体でわかっている、

ということを

体験から我が身にしみているから

とても説得力がある。

4年生の時に慣れない国で生活し

カルチャーショックどころではない

怖い思いや寂しさを募らせ日本に帰ることを待ち望んでいたというが

日常で味わう

市井の人々の暮らしの中に

本来の人間らしい幸福があった

と成長してから振り返るようになった。

記事にもあるように

お祝いの席では音楽と食事と笑いを大切にしていた、と。

さらに聞くところによると

そこには自然に身体を動かし踊って喜怒哀楽を分かち合うという

極めてプリミティブな人間らしさが

そこここにあったと。

⛰ 🗻 ⛰ 🗻

以前長男がインド北部の山あいにある

ラダックという場所に滞在したことがある。

ここもとても貧しい地域だが

子どもたちの瞳はキラキラと輝いてた、と

話してくれたことがある。

村人みんなで助け合い

みんなで子どもを大切に育てる。

もっとも、

グローバリズムが台頭し、

情報化の波が及ぶようになり、

人間的豊かさにあふれていたはずの農村が価値観を揺るがせ

徐々に変わってしまったようだが。

そのことについては

2018年7月10日にブログ幸せの経済学

で綴っている。

長男は結局

グローバル化や資本主義に奪われそうになる

肌で感じられる幸福を求めて

長崎の五島に移住し

自給自足中心の小さな経済を地で行く生活を楽しんでいる。

卒後の数年を企業戦士として暮らしながらのモヤモヤを

一気に吹き飛ばし自分らしく自由な日々を送っているようだ。

🐠 🐟 🐠 🐟

血の繋がっていない兄弟だが

同じ感覚で

人々の暮らしにある本当の幸福とは?

を問い続けるところ、

最初からどこかで繋がっていたのではないかと

思わせる縁を感じ

鳥肌がたつほどの感動を覚え

思わず彼らのことを綴ってみたくなったのが今回のブログ。

*****

人それぞれ幸せの基準も価値観も違う。

けれど

それでいいじゃない?

では分断や格差を生むだけのような気がする。

息子たちのような

本当の幸せを問い続け、

自分らしくいようとする生き方は

時に苦しいこともあるかもしれないが

ぐるりへの幸せの波及効果とともに

格差など薄まっていくような気がする。

それぞれ離れた場所で頑張っている息子たちにエールを送りたい。

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〜NPOと持続化給付金〜

新型コロナウイルス感染拡大のために

収入等に大きな影響が出た事業者やフリーランスが活用する持続化給付金。

コロナ禍によりセミナーやイベント、

各種事業による収入が激減したNPOにとっても

制度開始と同時に申請が可能です。

具体的には

事業収益および会費の合計額が前年同月に比べて

5割以下になてしまった場合が支給対象。

しかしあくまで事業収入減少への対策ですから

寄付収入が減った場合は対象外でした。

SHJ含め主に寄付収入で活動をしている団体

いわゆる寄付型NPOにとっては

蚊帳の外だったのです。

しかし

寄付型NPOの窮状にも着目してくれたのが

NPOに寄り添う与野党の国会議員。

経産省と内閣府も現状を理解し、

9月末より

寄付の減少も持続化給付金の算定対象になりました。

SHJのコロナ禍での現状として

アースディなど寄付を集めるためのイベントは軒並み中止。

普段CSRで支援いただいている企業も

イベントを行うことができなくなり

チャリティに当てる収入がなくなりました。

コロナ禍を受けての業績の悪化、というのも理由としてあったでしょう。

主な収入源である寄付金が

感染拡大に伴い大幅に減ってしまったのです。

3月に予定していた研修会が中止となったのを受け

そのために受給していた助成金は返金する羽目に。

ですから寄付型 NPOも対象になった

持続化給付金制度、大変ありがたく

さっそく申請しました。

準備に膨大な時間をかけて申請、

ほっとしながら果報は寝て待てとばかりに

少し休もうかな・・・と思っている矢先

あるNPO支援団体より

超党派NPO議員連盟の総会に出て欲しい

という依頼があり

緊張するもNPOとして意見が言える場への出席を

二つ返事で引き受けました。

総会での私の役割は

寄付型NPOにとってのコロナ禍での活動、資金調達含めた窮状について

ヒアリングを受ける、というもの。

この制度を寄付型NPOまで広げてくれたことへの感謝と共に

まだまだ周知がされていないこと

申請の仕方の複雑さ

書類の多さ

などについても意見させてもらいました。

新しい制度なだけに

書類そのものより

申請の手続きに関する説明が複雑で

やや冗長であることで

せっかく申請しようとしても

煩雑さに気持ちが萎えてしまいかねない

それをぜひ是正して欲しいとも。

*****

全ての業種にとってコロナ禍による打撃は計り知れません。

特にコロナだからこそのNPOの役割は

活動がままならない中、かえってその役割は大きくなっているようにも感じます。

新型コロナウイルス感染拡大という社会の変化が生んだ持続化給付金は

その場をしのぐ糧という要素にとどまらず

全ての事業が社会の変化に対応すべく力をつけ

必要に応じて変革してくために生かされるべきものだと強く思います。

でなければ持続化、とは言えません。

国の手の及ばない課題への解決に取り組むNPOとしては

さらなる手厚さを求めていくべきだとも考えます。

SDGs・・・・

誰一人取り残さないために

日頃から各団体が取り組む活動を持続可能にしていくことは

コロナ禍に関わらず普遍的な課題。

この給付金を

そのための力をつけるために大切に活用したいと考えています。

現状、

取らぬ狸の皮算用

ですが、

今日あたり、結果が出るでしょうか・・・。

NPO向け持続化給付金について詳しくは

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〜世界一貧しい大統領〜👴

先日東京新聞が

世界一貧しい大統領

ウルグアイのホセ・ムヒカさんが政界を引退したと

報じていました。

どこにでも居そうな穏やかなおじいちゃんの風貌で親しみを感じさせながらも

正しいことを忖度せずに堂々と伝える生き方が共感を呼び

世界中にファンがたくさん。私もその一人です。

政界を引退しても

人気は衰えず、暮らしぶりなども含めて

度々話題になるのではないでしょうか。

政治をするひとは誰だって、世の中をよくしたいという情熱を持って

その世界に入ったはず(あれ?例外も・・・?)。

でも理想論だけでは政治はできない、

といつの間にか、

体制や権威に忖度するようになってしまいがちではないでしょうか。

しかし、ムヒカさんには決して自分の主義を曲げない強さがあります。

それは壮絶な経験や弱い人の立場に立つ優しさ、共感力が

行動の指針になっているからでしょう。

ここから紙面より。

ムヒカさん、

貧困の中で育ち極左ゲリラ組織に入り何度も投獄され

13年近く獄中生活を送ったこともあるそうです。

2010年から2015年までの大統領在任中は

人口妊娠中絶や同性婚を認めました。

貧困層への住宅政策では単に住宅を提供するだけではなく

建設を通して技術習得の機会を設けたほど。

当時者へ手厚く寄りっていたんですね。

人気と話題の理由は誰もが知っている

質素な暮らしぶりと弱者への愛。

給与の9割は福祉に寄付しているそうです。

「つましい生活や話し方は

国を支える内陸部の農村の人々そのもの。

彼らの代表として振る舞い、共感を呼んだ」

とはムヒカさん在任中にウルグアイ日本大使館の専門調査員を務めていた

南山大学の中沢智知史特任講師。

2012年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた

国際会議でのスピーチに始まり

折に触れ名言を残しています。

「人類は消費社会にコントロールされている」

「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく

無限の欲があり、いくらあっても満足しない人」

広島平和記念資料館を見学した時には

「科学者は倫理、道徳をわきまえなければいけない」

「倫理や道徳で歯止めをかけなければ、科学が思いも寄らない悪意の道具になることを我々は知るべきである。人間は唯一、同じ過ちを犯す生き物であることを歴史が証明している」

と、科学や経済の発展に浮かれる人類に警笛を。

来日し大学で講演をした時には

「人生で一番大切なのは愛であるのに、新しいもの、いいものを買うために

愛情を注ぐ時間を浪費している」

「民主主義には限界がある。それでも社会を良くするために闘わなければならない」

と若者に生き方について語りました。

SDGs・・・

誰一人取り残さない持続可能な社会を作るためには

消費に明け暮れるような唯物主義を見直さなければならない。

現代の人々の生き方を

今だけ、金だけ、自分だけ、

と表現した人がいますが、

当たらずも遠からず。

ムヒかさんのような生き方がかっこいい!

自分もそうなりたい!

と若者が思うようになれば社会は変わります。

誰一人取り残さない持続可能な社会が実現します。

世の中の価値観に大変革が起こることを夢見ながら

ムヒカさんの再来日を希望します。

日本の幼児や小学生、中学生

高校生にも講演してください!

テーマは

本当の幸せとは?

みんなが幸せになるには?

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– 無言館 –

無言館を訪れたのは2回目。

無言館は信州上田市にある戦没画学生慰霊美術館で

太平洋戦争などで志半ばで戦死した画学生の遺作、遺品を展示している。

無言館の名にふさわしくひっそりと

しかしその存在感は圧倒的だ。

鬱蒼とした山道をそろそろと車でよじ登ると

忽然と現れるのはコンクリート打ちっ放しの無駄ひとつない

シンプルな平屋造りの建物。

建物の入り口手前で来訪者の目を惹きつけるのは

戦没画学生慰霊碑「記憶のパレット」。

大きさは、幅3メートル奥行き2メートルほどもあるかと思う。

現在判明している5百余命の画学生の名前が刻まれている。

そして館内へ。

前回訪れた時よりも作品が増えたように感じる。

当時の東京美術学校(現・東京藝術大学)に在籍していた学生や

独学で絵を学んでいた絵描きの卵たちの絵の数々が

いっそう力強く全身に迫ってきた。

飢餓とそして死への恐怖と闘いながら最後まで絵筆をとり

生きることの希望を

画布に刻んで亡くなっていった。

絵筆を銃に替えなくてはならなかった彼らの無念さ、

そして絵を描く、物を作り出すということが

どれほどの喜びをもたらすのかという実感を

ひとつひとつの作品が語っているようだった。

🎨 🎨 🎨

婚約者の裸婦像が何点もあった。

画家になることを夢見て

帰ったら絵を続ける

そして夢を一緒に歩こうと

婚約者に誓い約束しながら描いたのだろうか。

愛する人のありのままをキャンパスに描く画学生と

それに応じる女性の情景が浮かぶ。

若い二人の純粋な愛とセクシュアリティが生なましく

そして生き生きと観る側に伝わってくる。

あと1時間、あと10分・・・

と号令がかかるまで愛する人の前で筆を握った画学生。

しかし・・・。

「生の輝き」を戦争は無惨にも破壊する。

戦争とは

愛も希望も夢も容赦なく奪う。

*****

無言館に入るとすぐ目に入る

館主の窪島誠一郎氏のあいさつが涙を誘った。

しかしさすがに覚えられない。

無言館HPより抜粋させていただく。

 - あなたを知らない –

遠い見知らぬ異国で死んだ画学生よ
私はあなたを知らない
知っているのはあなたが遺したたった一枚の絵だ

あなたの絵は朱い血の色にそまっているが
それは人の身体を流れる血ではなく
あなたが別れた祖国のあのふるさとの夕灼け色
あなたの胸をそめている父や母の愛の色だ

どうか恨まないでほしい
どうか咽かないでほしい
愚かな私たちがあなたがあれほど私たちに告げたかった言葉に
今ようやく五十年も経ってたどりついたことを

どうか許してほしい
五十年を生きた私たちのだれもが
これまで一度として
あなたの絵のせつない叫びに耳を傾けなかったことを

遠い見知らぬ異国で死んだ画学生よ
私はあなたを知らない
知っているのはあなたが遺したたった一枚の絵だ
その絵に刻まれたかけがえのないあなたの生命の時間だけだ

窪島誠一郎
一九九七・五・二(「無言館」開館の日に)

現在無言館には130名の画学生の作品が展示されているが

まだまだ発見されるのを待つ作品があるはずで

見つかれば

または提供があれば

「記憶のパレット」への刻名、作品を収蔵し展示するそうだ。

作品が増えたと感じたのは

価値ある作品が今も寄せられ続けているということ。

画学生たちは亡くなっても

「夢や希望は失うな」というメッセージをも

彼らは伝え続けてくれているように感じる。

無言館の作品は

世界中に

夢を銃に替え

無念にも散ったおびただしい数の

尊い命が存在したことを物語る。

無言な画学生に代わって

彼らの遺した作品が私たちに語り続ける。

戦争は絶対にいけない。

シンプルにそう思う。

無言館HP

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当事者だけのものじゃない、バリアフリー地図アプリWheeLog !

あのウィーログがさらに進化した!

車椅子ユーザーの走行データや投稿を基に

利用しやすい道や施設が

一目でわかるようにしたバリアフリー地図アプリのこと。

先日の東京新聞夕刊で紹介されていて

以前テレビで見た時よりさらにバージョンアップしていることに

驚いた。

ウィーログの代表、織田友理子さんは

手足の先から筋力が低下していく難病を持つ車椅子ユーザー。

困難を克服しながら豊かな発想力で社会を変えようとする

バイタリティーはすごい!の一言。

例えばこのアプリ、

車椅子の走行経路を地図上に線で表示することで

多くの人が通って線の色が濃くなれば

そこが通りやすい道だとわかる。

他にも

  この駅にエレベーターができた

  ここは段差があるよ

  狭いので走行注意

など、

当事者の発見や

車椅子を使わない人の気づき

などを投稿できるようになっている。

もちろん写真も投稿できて臨場感たっぷりだ。

情報があれば諦めずに出かけられるという当事者。

一方でユーザーでない人にとっては

情報を投稿することで当事者の視点に立ち

より良い社会づくりの担い手になるという意識が持てる。

2017年に開始して

今では海外を含めて4万件近い情報が登録されているのだとか。

啓発イベントも盛んに行われている。

ユーザーでない人も参加する街中での体験会、

学校の授業、

さらに東京パラリンピックに向けた観光案内にも活用されている。

高校の体験学習では

「車椅子に乗って終わりにするのではなく

自分たちの気づきが誰かの役に立つという経験をさせたい」

というのが学校の意図だが

一歩踏み込んで

体験で終わるのではない体験学習にしてほしい。

普段教科書や参考書とにらめっこの勉強に追われる中

フィールドワークの時間もたっぷりとって

さらに自分ごととして考え行動するような

トータルなカリキュラムを望む。

当事者の立場に立つことで

普段素通りしていたことに気づき、その積み重ねが

社会を良くするといったような

正義感と行動力を育む付加価値が

このウィーログにはあると感じる。

さらに例えば

「このレストランには点字のメニューがある」

「きざみ食、ペースト・ミキサー食などの対応をしてくれる」

「このスーパーは通路が広くて通りやすい」

などの投稿があれば

負けじとバリアフリーに取り組む現場が増え

すごいスピードで、ますますフラットな社会が

築けるように思う。

♿️ ♿️ ♿️ ♿️ ♿️

最後に一言。

電動車椅子は

手動のものよりさらに段差に弱いという。

数センチの高さでも車輪の小さな電動車椅子には

ハードルとなってしまう。

かつて事務局でボランティアをしてくれていたSさんも

電動車椅子ユーザー。

最寄駅の小さな段差が生活の質を著しく低下させている現状を

行政に訴えたところ、スロープ設置に至った。

ウィーログの織田さん

そしてスロープ設置を叶えたSさん

当事者の行動力にまたやられた!

何気なく生活できる私たちこそ、

一人ひとりが自分ごととして動きたい。

共感とイメージが湧いても、いまひとつ行動に移せなかったら

老いていつかは当事者になるのだということを自分に言い聞かせて

あちこちにあるバリアをウィーログに投稿しよう。

そしてできることをやってみよう。

WheeLog サイト 車椅子でも諦めない世界を作る WheeLog! みんなでつくるバリアフリーマップ

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