〜子どもの日によせて👦👧👶〜

👶子どもの日

毎年、母の日や父の日は

カーネーションやバラをはじめとした

ギフトのコマーシャルが盛んで

街も華やぎますが、

その前に子どもの日がありますよ!

そう、今日、5月5日は子どもの日。

大人が子どもの幸せを考える日として

母の日、父の日

以上に大切にされるべき日だと感じます。

👧子どもの幸福度

ユニセフの報告書によれば

日本の子どもの幸福度は

38カ国中20位。

この順位は

〇精神的幸福度:37位(生活満足度が高い子どもの割合、自殺率)

〇身体的健康:1位(子どもの死亡率、過体重・肥満の子どもの割合)

〇スキル:27位(読解力・数学分野の学力、社会的スキル)

の3つの分野を総合した結果です。

UNICEF HPより

気になるのが精神的幸福度が目立って低いこと。

日本は子どもの当然の権利をきちんと認め、実行ているのかな、

と疑問符がついてしまいます。

👦子どもの権利条約

子どもの日を機に

「子どもの権利条約」を

改めてみていきたいと思います。

子どもの権利条約ポスター

子どもの権利条約は

54条からなる18歳未満の子どもの権利に関する条約。

1 生きる権利

2 育つ権利

3 守られる権利

4 参加する権利

の4つが柱となり、

国連総会を経て1990年に発行され

日本が批准したのが1994年です。

1「生きる権利」とは、

その名の通り、命が守られること

2「育つ権利」とは、

能力を伸ばしながら成長できるように

医療や教育、生活への支援などを受け

友達と遊んだりすること

3「守られる権利」とは、

暴力や搾取、有害な労働などから守られること

4「参加する権利」とは、

自由に意見を表したり、

団体を作ったりできること

UNICEF HPより

発行後

5歳未満の子どもたちの死亡率は低下し、

危険な労働を強いられる子どもの数も

減少してきたようです。

しかし、まだまだたくさんの子どもが

この条約から取り残されていることは

難民の子どもたちや

児童労働で搾取される子どもたちの存在を考えると明らかです。

そして日本。

先述したように

幸福度がとても低く、自殺する子どもの多さは

突出しています。

とても悲しくなります。

子どもの笑顔は

豊かさや希望の象徴ではないでしょうか。

👦生きる権利

日本では医療の進歩が目覚ましく

新生児死亡率、

乳児死亡率とも世界最低ですし

日本が1948年に始めた

母子手帳(制度化は1966年)は画期的で

母子の健康、赤ちゃんの発育が大切にされてきました。

ちなみにこの母子健康手帳制度は

世界中で評価され

国際協力機構(JICA)や民間団体の支援で

世界40カ国に広がったほどです。

ニッポンドットコムより

その意味で「生きる権利」の保護は100点満点と言っていいかもしれません。

👧育つ権利

しかし

医療の恩恵を受けて助かった生は

その後平等に豊かに営まれているでしょうか。

障がいの重い子どもへの支援

とりわけ、

教育に関しては

どうでしょう。

肢体不自由特別支援学校において

教科書として絵本が配布されている現状があります。

絵本は示唆に富んだ素晴らしい教材となり得るもの。

そういった観点から

全ての年齢において活用されるべきものだと感じていますが

絵本が教科書、というのは違うのではないでしょうか。

重い障がいのために見た目で

何もわからないからと決めつけられ

差別されたり能力を低くみられたりすることが

往往にして起こっていること、

子どもの権利条約違反です。

👶参加する権利

自由に意見を言う権利についてはどうでしょう。

重い障がいの子どもが内面を表現する

すべや機会は極端に少ないです。

それから

地毛証明をはじめとする

ブラック校則の存在にも

子どもへの人権感覚が麻痺しているとしか

言えません。

ブラック校則が横行している背景に

自由に意見を言う権利が保障されていないことに対する

子どもたちの諦めがあるとしたら

とても許されないこと。

人権を無視された子どもの

幸福度が高いはずがありません。

今日は子どもの日。

「子どもの権利条約」を

読み直してみませんか。

子どもの権利条約全文(政府訳)

*****

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〜一隅を照らす〜

「ペシャワール会」の現地代表で、

医師の中村哲さんが座右の銘としていた

照一隅

という言葉について先日綴りました。

一隅とは自分の置かれた場所

そして

この「照一隅」とは

自分が置かれた場所で一つのことに最善を尽くすことが大切である。

また

大きなことではなく目の前の人を助けることがまずは大事。

そんな意味として使われます。

つまり

「一つひとつ自分にできる、目の前の具体的なことをしていくことが

物事を実現する一歩だ」

とまとめられるかと思います。

丁寧に生きる、

ということがいかに大切かを説いていると思います。

比叡山を開いた伝教大師・最澄の遺した

照一隅」という言葉が、

「世界を救うのではない、目の前の人の命に寄り添いたいのだ」

といった内容の(一語一句正確かどうかは定かではありません)

マザー・テレサの言葉と重なります。

また、新約聖書に出てくる

「見失った1匹の羊のたとえ話」

にも思いが及びました。

100匹の羊のうち1匹が迷子になったら

残りの99匹を置いて

1匹を探しに行くという話を用いて

今、困りごとのある立場の人を大切にし手助けできたら

その喜びを周りの人とも分かち合うことができるとたとえています。

まさに

一隅を照らす

です。

コロナ禍。

入院している子どもたちをふと思います。

自分の居場所であった入院前の学校の

クラスの一人として、

大切にされているかな、と。

一旦院内学級に転校を余儀なくされますが

心はクラスに置いたまま

退院までなんとか頑張ろうとする子どもたちです。

思い出してみれば

引き継ぎのために新旧担任同士が

1回だけ電話で話をしただけで

一度もお見舞いに来ない元担任は

少なくなかったなと。

まして

現在、感染予防のために病棟へ入れるのは親だけ

になっている病院がほとんどですから

面会に行きたくてもいけない状況でしょう。

コロナ対応のために割ける時間がなかなかないのが実情かもしれません。

しかし、

40人のうちの一人

入院してそこにはいない一人にどうか

心を寄せて

面会できないのであれば

クラス全員から手紙を定期的に送るなどしてほしい。

一隅を照らすことが

他の子どもたちにも必ず良い影響となるに違いないと信じて。

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コロナ禍、小児病棟では・・・👶👦👧

ちょうど昨年の今頃

新型のウイルスが発生し

感染拡大の傾向にあるため

各病院、施設から

「病棟での活動はしばらくお休み」

との連絡を受けました。

3月に入るとピタリと活動がなくなり

その時はこれほど事態が長引くとは思っておらず

入院中の子どもたち、しばらく待っていてね、

というくらいの気持ちでいました。

現場の医師からその頃からの状況を伺う機会がありました。

正体のわからない敵をめぐり

目まぐるしく変化する状況の中で

子どもを不安にさせないようにとの思いを軸に

日々の業務に奔走し続けた1年だったと。

面会や付き添いは親御さんのみ

そしてその時間も大きく制限され、

当然私たちのようなボランティアは入棟禁止。

普段から入院生活の寂しさや不安というストレスにさらされている子どもたちが

今回の事態を受けて

さらなる我慢や辛さを強いられています。

長い間親にも会えない寂しさが追い討ちをかけることに。

幼い子どもは泣いて悲しさをあらわにしたり

暴力的になったりと

母子分離不安や反応性愛着症候群

のような症状が見られたそうです。

年長の子どもも、表では

仕方ない、と納得しているように振る舞うけれど

夜になると寂しさが押し寄せ

涙しながら親に電話をしたり

食欲がなくなるなどの抑うつ症状になる子どももいたそうです。

普段の入院のストレスが何倍にも膨れ上がる中

私たちSHJの活動もなくなり

子どもたちにとっての楽しみも奪われてしまいました。

唯一面会が許される親御さんとの時間も1日15分、

事態によってはオンライン面会1日10分のみ。

そのような状況を聞いていた私は

子どもたちの

辛く寂しそうな様子を想像しては

もどかしさと折り合いをつけるしかなく・・・。

しかし子どもはたくましいもの。

今まであまり話をしなかった同室の子どもとの

交流が活発になったり、

プレイルームが使用禁止となり

集まることができない代わりに

オンライン通信で仲間とゲームしたり、

限られた中で工夫し始めたそうです。

「自由の制限された環境でめげることなく

限られた中での自由や楽しみを見つけて

道を切り拓こうとしていることに気づかされた」

とこの医師は言います。

「こどもはたくましい。

大人がめげている場合じゃない。

逆にこどもたちから元気をもらう」

とも。

辛い治療と長い闘病生活を宣告された当時から

なんど心が折れそうになっても

時間をかけて

病気を治さなくてはいけないという事実と

それに伴う長期入院を受け入れてきた。

不安や恐怖と折り合いをつけながら生活することで

様々な知恵や工夫、

自分自身と向き合う時間が生まれたのだと思います。

経験をもとに生きる力を培っている印象です。

転んだってタダじゃ起きないよ!

というほどの芯の強さを感じます。

しかし、みんながみんなそういうわけじゃない。

元気な子の陰で

手のかからない大人しい子は

どこにでもいるもの。

そんな子が人知れず泣いている状況にも

この医師はきっと寄り添って

手を握って

一人じゃないよ、と伝えているはずです。

余談ですが、この医師とは

子どもを楽しませたい

子どもと一緒に楽しみたいトークで

よく盛り上がるのですが、

仕事が終わったら年長男子と一緒にゲームをしたり、

年長女子と女子トークで盛り上がったり

するそうです。

まるで院内学級にいた頃

放課後、職員室に戻らずに

いつまでも病棟で子どもたちと遊んでいた自分と重なります。

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あしなが育英会〜学生の学びをストップさせないために〜

「あしなが育英会」は

病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちや、

障害などで親が働けない家庭の子どもたちを

奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体です。

あしなが育英会HP

昨夜、ニュース番組でこの会の窮状が伝えられていました。

幼少時に父親を亡くしたある大学生。

アルバイト収入と育英会からの支援を受けながら

学業に励んでいますが

コロナ禍で母親の仕事が減り

自分のアルバイトのシフトも半減し

家族が頑張っているのに自分だけ勉強していていいのか

と母親のため息を見るごとに思う、

と話していました。

コロナが憎い!

みんな困っている!

特に有事の際、真っ先に犠牲になるのはいつも子ども、そして女性。

子育て中の母親の悲痛な叫びは多くの現場から聞こえてきます。

母子家庭の貧困問題はますます拍車がかかるし

難病や障がいを持つ子どもに降りかかる医療の逼迫も。

昨年の急な一斉休校でもろに影響を受けたのも子どもと母親でした。

さて、このあしなが育英会の代表が

番組のインタビューで語ったところによると

全国規模で大掛かりに行われる街頭募金で

1回に数億円の収入があるといい

さらに1回に10倍もの効果があるといいます。

1年に数回行っていて

これまで支援した遺児学生の数は11万人(あしなが育英会HPより)

といいますが、一人にかかる学費を思うと

まだまだ十分ではないのです。

そんなところに襲い掛かったウイルスの蔓延。

街頭募金は中止され大きな支援金獲得の道が閉ざされました。

コロナが憎い❗️

みんなが困っている❗️

そんな中

これから希望を持って歩んでいくべき若者のために

少しでも募金しませんか。

→あしなが育英会募金「寄付する

👦 🧒 👧 👦 🧒

ところで

憲法第14条には、

すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分

又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない

とあるし、

第25条には、

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する

とあります。

さらに

第26条には、

すべて国民は、法律の定めるところにより、ひとしく教育を受ける権利を有する

とも。

子どもの権利条約を見れば

子どもには、教育の機会が平等に与えられ、学ぶ権利が保障されている

としっかりと謳われているのです。

国民は

「生存権」「教育を受ける権利」「勤労の権利」「労働基本権」

という社会権を

国家によるほどこしではなく

当然のこととして主張できる正当な権利を持っていて

国は、

すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び

公衆衛生の向上及び増進に努めなければならならない(憲法25条)はずです。

憲法・・・守られているでしょうか。

あしなが育英会を例に

人権を守り窮状にある人を支えようという民間団体は数多くあります。

しかし、市井の人の善意に甘んじることなく

全ての人が人間らしく生活し

幸せを追求できるように財政を回していくのが

ほんらいの国の仕事ではないでしょうか。

コロナ禍にあって親の収入が減った

アルバイトを解雇された

それゆえ学費が払えず

学びたい人が学べない現状、

「休学、退学を考えています」

という若者をメディアで見るたび

胸が痛みます。

👦 🧒 👧 👦 🧒

 

大人のコンデイションは子どもにとって天気🌞

今話題の漫画

「リエゾン こどものこころ診療所」(竹村優作原作、ヨンチャン漫画)(講談社モーニング連載中)

が先日東京新聞で紹介されていました。

監修医のインタビューへの回答に共感し、

ここに綴りたくなりました。

「子どもにとっては大人のコンディションが天気。

毎日雨なら影響は甚大」

と。

子どもの診療とはいえ、大人が心を穏やかに保つことが大事だと。

子どもの考えていることはわからない、

とよく大人は言います。しかし

わからないことを認め受け入れることが第一歩。

わからないことに説明がつき、子どもを理解する枠組みは手に入れられる。

それが子どもに対する大人の心の持ちようを穏やかにすると。

さて、コロナ禍において

心が不安定になりがちな大人。

そんな大人たちの陰でさらに顔色を伺うように

不安や寂しさに耐えている子どもはたくさんいるように思います。

子どもを守り育てなければならない大人が

先の見えない現実のなかで

心を穏やかに保てずにいたら

親子の間にも溝のようなものが現れ

不安が増すほどにその溝も深くなっていくように思います。

まさに

「子どもにとっては大人のコンディションが天気。

毎日雨なら影響は甚大」です。

はて?

特に今のコロナ禍に置いて

大人は子どもにとって信頼できる

守ってもらえる、という安全基地になっているのだろうか

と不安になります。

感染拡大防止のために実施された

昨年3月から6月にかけての一斉休校。

無茶だ!

とっさにそう思いました。

子どもにとっても大人にとっても

突然の事故のような感覚だったでしょう。

ウイルスを真剣に封じ込めるために

政府は思い切った方策に出たのだなと

期待しかけるも

実際は見通しも計画性もないものでした。

多種の専門家の意見や

科学的な根拠をもとにしたものでもない。

現場に寄り添い

多様な個々への心配りもない。

実行可能な施策を考え抜いた、

というのには程遠いものでした。

さらに休校中の家庭での学習を成績評価の対象に

などという通知を文科省が出したものだから

その子らしさを大切にするどころか、

他に遅れを取らないようにと成績というものが価値観の中心になる。

そのために親子関係がおかしくなり

家庭という密室の中で閉塞感が募り虐待も増えました。

家庭環境の格差により教育の不平等が深刻化しました。

一斉休校という鶴の一声に振り回され

家庭学習も成績の対象という通知にあたふた・・・

そんな大人たちの様子にこそ

子どもたちは不安を募らせているのだと思います。

その挙句に信頼関係までも失うことになったら

本当に悲しいことです。

子どもたちのためにもいつも笑っていたいな、と思います#。

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