事務所を開いてみると・・・🏡

 

自宅の一部を事務所として提供していた状態から

大きな進歩と言える事務所開設。

ただ事務作業だけのための場所作りではもったいない、

というよりむしろ

今の事業をステップアップさせるための場所にしようと

”SHJアート&学びサポートセンター”

という構想が私の頭の中で生まれたのが

2年も前のことです。

現在助成していただいている財団に

企画を持ち込んでみたり

都の助成事業に応募してみたりしても

なかなかその必要性が認められず

というより説得力のある企画書を作ることができず

涙を飲むことが何度かありました。

そのうち諦めるでもなく

大人しく自宅で

事務仕事、

病院・施設訪問事業の運営、

そして学びサポートの活動など

行ってきました。

そこへ襲ったコロナ禍。

通常の活動がストップしてしまった中で

懸案事項の再考察の時間が与えられました。

飽和状態になっていたビジョンが溢れるように語り始めると

周りの協力者がどんどん背中を押してくれ

今回の

”SHJアート&学びサポートセンター”

開設に至ったのです。

🏡 🏡 🏡

さて、このセンター、

色々な機能がありますが、

まず目に入るのが

学びサポートで使用している

支援員手作り感覚教材のラインナップ。

路面側全てがガラス張り

という物件の利点を利用し

そこに沿うようにして支援員が作った棚に

バリアフリーみんなの教材を陳列しています。

前を通る人の中には

  新しく何かできたんだな?

という新鮮さや

  何だろう、何が展示してあるのかな?

という興味から足を止めてくださる方が多いのです。

どんな目的のものが並んでいるのかわかるように

説明書きを添えています。

バリアフリーみんなの教材

~自分でできるを支えるために~

ここに展示されているのは、子どもが空間、量、数、形などの概念を感覚的に学ぶために工夫された教材です。障がいがある子どもはもちろん、全ての子どもにとってわかりやすい教材になっています。

ぜひ一度店内にて触れてみてください。

販売もしています。

熱心に説明を聞いてくださる方がたくさんいらっしゃるのは

とても励みになりますが

それ以上に

「子ども向けの知育教材にいい」

「色が素敵でおしゃれ!インテリアにいいわね」

「高齢の方の手先のリハビリにもなりそう」

などと、

こちらが説明せずとも

その使い方や応用を語ってくれる方もたくさんいて本当に嬉しくなるのです。

店内に入ってくださり

興味を持った教材を使ってその感触を確かめたり

実感を同伴の方に説明し始めたり

嬉しい瞬間がたくさんある

新事務所での時間です。

🎸 🎹 🎸 🎹

電子ピアノ、ギターなどの楽器も設置。

アーティストの打ち合わせやリハーサルに

も利用してほしい、という願いも

実現しています。

 

また、学びサポートの参加者も通い始め

まずまずのスタートを切ることができました。

これらの様子は今後度々取り上げていきます。

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〜小中高生の「なりたい職業」に思う〜

東京新聞朝刊連載 ~わたしの夢~

に小学生が自分の将来の夢を投稿しています。

サッカーせんしゅ

やきゅうのせんしゅ

かんごしさん

お医者さん

は常連。

パティシエ

ペットやさん

お花やさん

など、

かわいいなあ、と頬を緩ませながら読んでいます。

やくざいしさん

べんごしさん

というのもあり、

お父さんやお母さんなど

モデルとなる憧れの大人が

身近にいるんだろうなあ、

と想像を膨らませて楽しんでいます。

これは2019/5/7に

~わたしの夢~

というタイトルで綴ったブログの一部引用です。

さて

つい先日

「なりたい職業」

という小中高生に対する調査結果が公表され

多分多くの方が

その結果にがっかり?

複雑な思いを胸にしたのではないでしょうか。

一位は「会社員」。

調査した第一生命保険は

「コロナ禍、リモートワークで

親が家でパソコンに向かう姿に影響された」

と分析していますが、

家族がいつも一緒で煮詰まるケースをたくさん聞く今、

それは主な理由ではなさそうに思えます。

世相を反映すると言われる

子どもの将来の夢調査。

なるほど、今回の結果は

社会情勢をしっかりとチェックした上ではじき出されたもの、

ということになります。

私は3/19東京新聞朝刊でこの結果を知ったのですが、

見出しには

「子ども 夢より現実主義」

「コロナ禍の先行き不安を反映」

「在宅勤務の親見てリスペクト?」

とあります。

コロナ禍で一番苦労しているのは

アーティストやフリーランスの人。

その現実を子どもたちはしっかりと見ている。

肌で感じているのかもしれません。

自営や起業など

自分で切り開くことは危険を伴うのだ、

だから安定の会社員、となるのでしょうか。

何をしたいか、

ではなく

生活に困らないための選択

という守りの発想が

子どものうちに自然と出てくるとしたら

なんだか悲しい。

しかし私が一番残念に思うのは

子どもの反応ではなく

調査の仕方そのものです。

インターネットで選択肢の中から職業を選ぶ

形式だそうですが

職業の選択肢に「会社員」???

があるってなんか変!

会社員とひと言で言っても

何に取り組む企業の会社員?

製造業、IT企業、金融、保険、商社、サービス業、

まだまだたくさんあります。

その中でも

営業や広告、商品開発、システムの仕事など

選択は多岐にわたります。

なぜ自由に書かせてあげない?何を知りたいの?

そう思うのです。

「まだ決めていない、

これからたくさん経験して決めるんだ」

という子どもにとって

選択肢の中で決定的でなく無難なものを

選んだ、ということだとすればどうでしょうか。

この調査、あまり意味のないものに思えます。

自由記述のない選択式の調査方法は

その結果をまとめるには合理的でしょう。

しかし

答える側に寄り添わない

一方的なやり方を押し付ける大人の身勝手さ、

結果に一喜一憂する大人の哀れさを感じてしまうのは

私だけでしょうか。

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〜「きょうだい」のこと再び👫〜

障がいのある兄弟姉妹を持つ人を

「きょうだい」とひらがな表記します。

新聞等でも「きょうだい」の生きづらさが取り上げられるようになり、

その際もひらがな表記されています。

しかし実は障がい児・者の「きょうだい」に限らず、

普通に「きょうだい」という書き方をすることも。

一般的には兄弟、兄妹、姉妹、姉弟、

すべて「きょうだい」と読み、

「兄弟」が代表的な漢字表記でしたが

ジェンダーの考え方から

「きょうだい」という書き方が登場したと

どこかで読んだことがあります。

そして

冒頭で紹介した障がい児・者の兄弟姉妹を「きょうだい」

と表記するようになったのは

30年ほど前からだそう。

研究者が使いはじめ

インターネットの発達により、

まずはSNSにより「きょうだい児」の間に浸透していったようです。

以前、映画「ワンダー君は太陽」

を紹介したことがあります。

→2018/6/20投稿〜きょうだいの気持ち〜

遺伝子疾患により変形した顔で生まれ

困難にぶつかりながらも学校へ通い、

懸命に生きるオギーが主人公。

彼を中心に描きながらも

いつも両親の心配と関心の的であるオギーの陰で

寂しさを抱えるお姉ちゃんのヴィアの

感情の動きが描写されているのが

とても印象に残っています。

「お母さん、お父さんに自分もかまって欲しい」

「だけど、自分は健康。我慢しなくちゃ」

「両親にこれ以上、大変な思いをさせないようにしっかりしなきゃ」

「でもめちゃくちゃ寂しい」

こんな思いを抱きながら日々、

気持ちを押し込めながら生活するきょうだいはたくさんいます。

また、そのような時期が過ぎた後も、

自分は蚊帳の外だった、大切にされなかった、

孤独だったという感情がトラウマになって苦しむ、

ということも少なくないようです。

こういった表面化しづらかった課題に社会が気づき

支援団体があちこちで立ち上がり

専門家の間でも研究が進み

様々な取り組みが新聞等で取り上げられるようになりました。

最近、日本でも

「きょうだい」を主人公にした映画が

公開されました。

「ふたり~あなたという光~」。

きょうだいとしての居場所が見つからず

家族や友達にも悩みを話せない、

また

交際や結婚などの時

相手に理解を求める困難さ

などもテーマに

自主上映の形での公開です。

→「ふたり〜あなたという光〜

支援を必要とする人たちの陰で

人知れず苦しむ人に

だんだんと光が当てられるようになってきたことは今回、

きょうだいが主人公であるこの映画の公開が物語っています。

さて、手前味噌ですが

最近開設した

SHJアート&学びサポートセンターに

「きょうだい」がアルバイトに来てくれることになりました。

日々の体験を生かして

特別支援の専門家を目指し学生生活を送る「きょうだい」です。

ここでたくさんの気づきを得て

社会に出て行って欲しいなと思います。

きょうだいの苦しみを作っている

偏見というおおもとの問題点を解決するために

まず障がいのある人が

車椅子に乗って

ストレッチャーに乗って

当たり前に闊歩できる社会を作ることは

私たちの取り組みの大きな目的の一つ。

そして

「きょうだい」が「きょうだい」だからこそ

活躍できる社会になっていって欲しいと

強く願います。

*きょうだいについて綴ったその他のブログ

2018/6/10投稿~きょうだいの日誕生!~

2018/6/19投稿~入院児のきょうだい預かり~

*****

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〜匿名の応援〜

手紙が添えられた現金が

某NPOのポストに入っていて

送り主へお礼を、

と連絡してみたところ

住所も架空のものだった

という報道があったのはつい最近のこと。

篤志家の存在は

希望を失いそうになる昨今

久しぶりに良いニュースでした。

と、数日後

SHJ事務所に匿名の電話が。

声からすると子育て中のお母さんかな、

という印象でした。

「お世話になった者です。

匿名で◯◯円ほど寄付したいのですが

びっくりさせてしまっては返ってご迷惑かと思い、

前もって連絡させてもらいました」

本当に驚きました。

しばらく声が出ず

慌てて

「ありがとうございます!」

と伝えたものの、

どう続けたらいいのか戸惑いつつ

「ぜひ団体からお礼状と領収証を送らせてください。

確定申告してくだされば税制控除が受けられます。

認定NPOとしてはお名前を頂戴できればとても助かります」

と、後で思えば

事務的なことで言葉をつなぐしかなかった自分が

恥ずかしくなります。

「いえ、そういうことはいいんです。

ご迷惑でしょうか」

「いえいえとんでもない。

子どもたちのために大切に使わせていただきます。

本当にありがとうございます」

「活動をいつまでも応援しています」

言葉少なに

そのまま通話が切れました。

にわかに信じることができずに

しばらく身動きできませんでした。

しかしその後、

気になって銀行に記帳に行くと

そのままの額が入金されていました。

「いただいていいのかな・・・」

という気持ちと

活動のために助かる!

という気持ちがないまぜに。

誰かに伝えないと

なんだか密かに悪いことでもしているような

罪悪感に似た気持ちになりました。

団体スタッフにメールを、

そして帰宅途中の夫にも。

誰もが返してくれた言葉は

「正しい道を歩んでるってこと」

「改めて襟を正そう」

9年間がむしゃらに活動してきて

やっと拠点ができた今、

今さらながら

この活動をしていていいんだ、

とお墨付きをいただいた気持ちになりました。

改めて身の引き締まる思いを噛み締めています。

コロナ禍を経験して

等身大のまま

「今、ここ」

を大切に生きることを

誓いにも似た思いで胸に刻んだ今、

ふいに訪れた贈り物に

浮かれることなく地道に進めという

いましめを感じます。

それにしても

無私の思いでSHJを応援してくれる

あの声の主はどんな人なのだろう。

実態が掴めないけれど

同じ空の下に確かに存在する人。

いいのかな・・という

なんとも落ち着かない気持ちが

100%の感謝にそっくりと入れ替わり

大切な友を得たような

今では清々しい気持ちです。

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永福北口商店街🏘

先日、オープンに向けて教材を展示棚に並べていたところ

近所の方でしょうか、

ショーケースの前で立ち止まって

ニコニコと穏やかな表情で

教材を見てくださる方がいました。

目が合うと笑顔を返してくれたので

外に出て展示物のことをさらっと説明すると

「こういうことって大事ね。

この辺は子どもが多いから

たくさんの人が来てくれるんじゃないかな。

頑張ってくださいね」

と激励の言葉をくれました。

また、

「すぐそこに住んでるんですけど」

と言いながら

ドアを開けて事務所内に入ってきてくださる方も。

ピアノと英語を教えているのだが、

病院や施設での活動にとても興味があるから

活動が再開したらぜひ

ボランティア参加したい、

と。

ご挨拶に行った向かいのピザ屋さんは

ずいぶん進みましたね・・

業者入れずに手作りで頑張ってましたね~

とオーニングフリルと教材ショーケースが眩しい?

我らが事務所の店構え⁉︎を目を細めて眺め

笑顔で返してくれたし

斜向かいの床屋さんの奥さんは

「新しく来た方ね、

ファミリーの方なんかに

宣伝しとくわよ」

と心強い応援をくれました。

すぐ隣の角を曲がったところにある八百屋さんは

「あ、NPOね」

とお知らせのポスターを見てくださってたよう。

さつまいもをまずは購入。

「何作るの?」

「さつまいもごはん」

「それじゃ柔らかいのがいいね、

ホクホクだよ」

と言って選んださつまいもを

手渡してくれました。

「ありがとうございます。

これからちょくちょく寄らせてもらいま~す」

最初のご挨拶はこんな感じでした。

八百屋さんの向かいのカフェは

とってもおしゃれな

コワーキングスペースといった佇まい。

これまたおしゃれな若者がたくさん。

どちらからともなく

「よろしくお願いします!」

若い人の笑顔、爽やかでいいな~。

入り口ドアに貼ったQRコードをパシャ

っと、そしてささっと立ち去る学生風の男性もいました。

忘れてならないのが

リフォーム作業について何かと相談に乗ってもらい

最小限の電気工事と水道工事を請け負ってくれたのは

近所の電気屋さん。

と、

ご近所さんとはこのような感じで関係がスタートしました。

新しい場所で事業を行うにあたって

まずは近所の皆さんに

仲良くしてもらうこと

溶け込むこと。

そんな在り方が

訪れてくれる人たちにとっての居心地の良さにも

結びつくんじゃないかな、と思います。

そして

活動の草の根を広げるために

まずはぐるりの人から理解や応援をいただくこと

大事だな、と感じます。

永福北口商店街の皆さん、

どうぞよろしくお願いします!

*SHJアート&学びサポートセンター

 電話開通は4/6より

 それまではinfo@smilinghpj.orgまで。