続・学校再開・・学習の遅れは横に置いて🎒

さて各自治体、

「週1日2時間」

「週2~3日半日」

「週3~4日終日」など、段階的に再開。

「分散登校」

「時差通学」

「学級2分割」

「グループ分け」

といった形態も取りながら

6月1日から学校を再開し、

6月中旬ごろから通常の授業を開始する。

北海道ではすでに分散登校などが始まっているところもある。

通常の授業までの段階的な措置による学習時間のロスに加え

すでに50日以上の授業日数が奪われ

年度カリキュラムの内容を年度中に終えることが困難となっている。

そのための措置として文部科学省は

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等 の実施における「学びの保障」の方向性等について(2020/5/15通知)の中で、

最終学年以外の児童生徒の教育課程編成について、

「次年度以降を見通した教育課程編成をすることで

学習の遅れを複数年で補う」としている。

しかし夏休み短縮、土曜日登校などを実施しても

まだまだ日数は補完できない。

そこでもう一つ挙げられた対策は

「学校の授業における学習活動の重点化」だ。

その方法は

「学習指導要領に定める内容を効果的に指導するために、

個人でも実施可能な学習活動の一部について

ICTなどを活用して授業以外の場で行うことで、

学校の授業で行う学習活動を、

教師と児童生徒や児童生徒同士の

関わり合いが特に重要な学習への動機付けや

協働学習、学校でしか実施できない実習などに重点化する」

としている。

さて、

個人でも実施可能な学習活動とは何を指すのか・・・。

計算問題や漢字練習などの反復作業、または

板書内容をプリントにして家庭で学習?

ICT活用などは現時点でほとんど絵に描いた餅だ。

互いの関わり合いや実習、協働学習が

当然3密を避けながらではあるが

学校でしかできない活動だというのはわかる。

しかしこの発展応用活動は基礎学習の上に成立する。

教師は机間巡視をしながら生徒の計算の過程をチェックしたり

漢字の書き順を見たり・・・

これらもまた学校でしかできないことだ。

時間が足りない、では9月入学を!

という内容で以前綴ったが

こちらも待機児童や

予算の問題等々、新たな問題を生んでしまうことを

学んだ。

さて、ではどうしたら・・・。

誰もが頭を抱えている。

と、ここでふと思う。

新型コロナのせいで時間が足りなくなった。

教育課程を終わらせなければ! と

学習の遅ればかりに囚われていないだろうか。

何言ってんの?

それが学校ってもんだよ!

と言われてしまいそう。

でも学校って

ただ決まった教育課程というレールに乗って

決められた教科書を一通り学習⁉︎する場所にすぎないのかな。

諸外国での対策はどうなっているだろう。

一向に報道されていないのは、

日本の教育システムに当てはめることがそもそも無理!だからなのか。

調べてみたくなった。

結果は追って綴りたい。

学校再開・・学習の遅れは横に置いて 🎒

緊急事態宣言が全国的に解除され、

各自治体では感染制御を念頭に

分散登校や時差通学、短縮授業などにより

段階的に学校を再開した。

首都圏1都3県と北海道も25日に解除され

自治体によっては

6月1日の登校再開に向けて

家庭の学習状況や健康状態の確認および

学校生活の心構えについて指導するため、

5月中に登校日を設定したり

家庭訪問を実施するところもあるようだ。

学校内での感染防止の対策として

教壇などへのアクリル板設置、

3密を避けるために床の一定間隔にテープを貼ったりなど

教員たちが様々な準備をしている場面がニュースで伝えられてた。

いざ登校が始まったらと

生徒たちの学校生活をシミュレーションをしてみたことがあったが、

→2020/5/4投稿~闘いから共存へ

教員たちはどんなnew normalを余儀なくされるだろうか。

サーモグラフィーや非接触式体温計での体温測定、

登下校や給食配膳など3密になりやすい場面での見張り(?)、

部活の運営面の配慮等々、

想像してみれば業務は大幅に増え

それに伴う緊張感や安全への配慮に

かなりの神経を使うだろうことは自明のこと。

~集団生活を通して社会の営みを学び自分を知り生き方を模索する~

といった本来の学校の役割が果たせなくならないよう

また

いじめなどへの対応も疎かになってしまわないよう

学校のマンパワーを一定数増やす必要がある。

養護教員も2~3名体制が望まれる。

そもそも

子どもは動き回りながら学んでいくことを考えると

完璧な衛生管理、感染予防は不可能。

グループ分けにより再開した小学校の生徒曰く

「学校に行っても班が決まっているから遊べなかった」

「仲良しの友達に会えなかった」

ニュース番組のインタビューに答えていたものだ。

たとえ行動や体制を大きく制限しても

その弊害の方がはるかに大きい。

教員の側は「感染のリスク」がいつも頭から離れず

緊張とストレスは計り知れないと想像する。

新型コロナウイルス・・・

WHOは

子どもが感染しても重篤になることはまれ、

熱や咳の症状が出ていなければ学校に通わせよう

と推奨している。

3密を完全に避けることはかなり難しいこと

必要不可欠な感染に対する教育をすること

が前提での学校再開のはず。

大切にすべきは

学習の遅れはひとまず横に置くこと。

子どもも教員も保護者もゆとりを持って

楽しく学校生活が送れるようにすることが

最優先と考える。

教員同士の感染は・・?

とまた不安がよぎるが

子どものようにじゃれたりくっついたりはしないだろう。

まずは再開に向かってリセット。

もう思考停止と言わせない。

わからないことだらけの新型ウイルスだからこそ

この3ヶ月に起こったことを材料に

想像力を駆使して

踏み出していこう。

SDGs「誰一人取り残さない」 という理念を実現させるためにSHJができること。

SHJが2年前に開始した

在宅訪問学習支援「学びサポート」。

これは他でもない

「誰一人取り残さない」 というSDGsの理念に合致しています。

ホームページを開設しました。

「学びサポート」ホームページ

この活動を始めた理由を振り返ります。

病棟での参加型芸術活動を始めてしばらくした頃

病室の子どものところへ案内してくれる病棟スタッフが

重症心身障がい児のベッドサイドを素通りしてしまう

ということが何度か重なり、

その時の違和感は頭から離れませんでした。

障がいの重い子どもに対する社会の目が

そこに凝縮されているように感じたのです。

→2018/7/17投稿~ここにいるよ、学びたいよ

アーティストにとっても

障がい児への関わり方について戸惑いを抱く場合が多いのは事実。

ですから研修会で学び合ったり

ハンドブックを作成し配布したりしています。

活動をより充実させたい

わからないことをわかりたいという

アーティストたちの高い意識と向上心のおかげで

障がい児への関わりを

活動者自身も活動を楽しみ、

子どもたちから学ぶようになりました。

さらに

病棟で対象外とされたこのような子どもたちは

退院して在宅を余儀なくされた時に

どれほどの疎外感や活動不足と折り合いをつけながら

生活しなければならないのだろう

という思いに胸が締め付けられ、

駆り立てられるようにして

在宅訪問学習支援「学びサポート」

を開始した、というのが経緯です。

「学びサポート」は

医療的ケアや重い障がいのために在宅医療を受ける子どもへの

学習の機会と質を補うことを目的とし、

  • 学び合うこと
  • 一人一人の困難さに寄り添うこと
  • 豊富な教材を用意すること

を大切にしながら

学習支援ボランティアが対象児・者の家庭に訪問し、

個別のニーズに合わせた手作りの教材や支援機器を使い、

主体的な学習の機会を作っています。

障がいが重い子どもは、大きく分けて

運動、感覚、意思伝達

という3つの困難さに日々直面しています。

運動の困難さがあると、

思いどおりに身体を動かすことができないために

自分でやってみるという行為が制限されます。

見えにくさや聞こえにくさ、触覚の過敏など感覚に制約があると、

私たちが普段何気なく受け取っている

「どこ・だれ・なに」などの、コミュニケーションや

行為の土台となる情報を十分に活用できない可能性があります。

「制約が多い分諦めていたけれど方法さえ工夫すればできる事がたくさんあることに気づき、我が子の可能性に気づいた」

「親としても希望が持てるようになった」

お家の方にとって

我が子が輝く姿が何より嬉しいものです。

この度

「学びサポート」のホームページができました。

スマイリングホスピタルジャパンのHPにリンクしています。

「学びサポート」ホームページ

活動中に病棟で取り残された子どもたちの姿が

「学びサポート」の原体験。

誰一人取り残さず

一人一人の違いを大切にし

誰もがどんな状況にあっても主体的に学ぶことのできる土壌を作るために

これからも学習支援ボランティア一同

取り組んでいきます。

– 参考までに –

SDGsについて・・・

2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包 摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標。→外務省HP

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〜コロナ禍が深めた病院との絆〜

活動できなくても・・

病院からのメッセージは何よりの励みです。

アーティストのファシリテートのもと

子どもたちが主体的に音楽や創作活動をするのが

SHJの本来のかたちですが

現場に行けない・・・

ならばどうする?

子どもたちのことをひたすら思いながら

アイデアを絞り形にするのも

SHJの(新しい)本来のかたち。

社会情勢に合わせて

事業自体を休止するというのは

世の中がどう変わっても変わらない

「病気や障がいと闘う子どもがいるという現実」

に背を向けることになります。

この気づきはコロナ禍がもたらした

発想の転換という福かもしれません。

アーティストの協力により

塗り絵の図柄の提供を受け、

病院からリクエストを募り、

せっせと印刷。

そして病棟ごとに手書きのお手紙を添え・・・。

44ある活動場所のうち

大多数の病院、施設にプレゼント完了。

普段の活動で

毎週どんなアーティストかな、

と子どもたち、病棟スタッフ、ご家族が

楽しみにするのは

バリエーション豊かな

音楽やパーフォマンス系のアーティストたちのおかげ。

そんなアーティストたちの動画を楽しんでもらおうと開設したのが

YouTube ”スマイリングちゃんねる”。

各病棟に

「スマイリぐちゃんねる」でけんさくしてね!

というポスターを掲示し楽しんでいただいています。

アーティストたちは

病院・施設へ行けないもどかしさ

そして

自らの表現活動ができなくなってしまっている無念を胸にしまい、

プレイルームにも集まれない子どもたちを思い、

病室で一人でもできるワークを工夫し・・

楽しい動画を作って集めて・・

笑顔を何とかして届けようと

一生懸命です。

そんなアーティストたちの思いを

最大限大切にし

ずっと病院で施設で活動が続けられるようにするのは私の仕事。

私自身が今できること。

みんなのアートを現場へ届けながら

団体の思い伝えること。

各病院からも折り返し

嬉しいメッセージが届きました。

「このような気遣いをいただきありがとうご
ざいます。明日の笑顔のために、皆で支え会いましょう!」

「当院の子ども達や医療スタッフのことを気にかけていただき、温かい労いの言葉と支援を提供いただいたこと、当院一同心より感謝しております」

「気遣いのお気持ちだけでも嬉しいところを、
このように具体的な支援として提供してくださり、大変有難く感じております」

「病棟での活動ができない中でも、このように支援していただけて非常にありがたく感じています」

「1セット毎、とても丁寧に梱包してくださり、手書きのお手紙まで入れていただき、お忙しい中子どもたちのことを思って準備してくださったとを思うと、とても嬉しく心が温かくなりました」

「気持ちがホッと暖かくなる素敵なプレゼントをありがとうございました!」

「コロナ騒ぎの中,少々疲れ気味の看護部長をはじめ各科の師長さんに見ていただいたところ『小児だけでなく認知症や精神科の患者さんの行動療法としても使いたい』との意見が上がりました。心の安定を得るために活用させていただきます」

「同封してくださったお手紙も拝見させていただきました。このような状況の中で、温かいお心配り、大変感謝しております。
素晴らしいアーティストさんたちにお会いできる、再会できる日を、子どもたちとともに楽しみにしています」

嬉しい。嬉しい。

病院と一致団結して

子どもの闘病を支えていこうと

現場に行けない今、

初心を胸に思いを新たにしています。

関連の投稿:

2020/3/19投稿~こんな時こそ新しい発想を

2020/4/6投稿~塗り絵は自律神経を整える

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待ったなし! 教育のICT活用

一律に!

前例がない!

はもう通じない!!

教育現場は事なかれ主義なのか、

と何度思ったことだろう。

これは私が8年前まで7年間

教師として教育に携わっていた間に感じたこと。

新しいことをしようとすると

「前例がない」

「何かあったら誰が責任を取るんだ」

「他でもやらなきゃならなくなる」

の一点張り。

教育における日本のICT活用の大幅な遅れは

この悪しき文化にあるのでは、と

申し訳ないけど思ってしまうのです。

教育評論家の尾木ママが

一昨日NHKの番組で熱く語っていました。

ふん、ふん、そうだ、そうだ、

と相槌を打ちながら納得したのは

ほかでもない、

日本のICTを使ったオンライン学習の大きな遅れについて。

諸外国の例の中で

日本は5%の学校でしか導入していないという事実も報じられていました。

新型コロナウイルス感染拡大のために

3月から休校になっている学齢期や高校生にとって

もはや必須の教育ツール。

学びの保障に活用しない手はありません。

「できるところから、できる人がやりましょう」

「一律の必要はない。使えるものは使ってまずやってみましょう」

「『一律であるべき』というのは、やろうと言う取り組みから残念ながら逃げてると言うふうにしか見えな い」

と尾木ママ。

もちろん、対面が一番。

集団でガヤガヤと意見を出し合うナマの交流は人間形成と教育に欠かせないもの。

しかし、今回のような事態に直面し、

テクノロジーの活用は救いの手であるはずなのに

教育現場に浸透していないことが浮き彫りになったと言えます。

そもそもITは障がいなど困難な状態にある人や

通常の方法では対処できないような災害時に大きく貢献するためにあると思っています。

時代はグローバル化。

なのに

国と国は牽制しあい

市井の人々は不安を抱え、

自ら命を絶つ人が増える時代。

そう考えれば

事なかれですむ世の中じゃない。

では何故このような遅れが生じてしまったのでしょうか。

日本は戦後の産業勃興とともに

高度成長、科学技術の進歩を経て

大きく経済成長を遂げました。

焼け野原がたった数十年で経済大国⁉︎に

なったのです。

しかしそのかげで旧態依然の状態なのが

教育現場かもしれません。

なるほど、すべての子どもにタブレット配布することは随分前に決まりました。

しかし国レベルでは予算を組んで自治体に呼びかけているというのに一向に配布は進まない。

此の期に及んでですよ!

個人情報の流出や

サイバーレベルでのいじめなども課題でしょう。

尾木ママは

「セキュリティーを守ることが目的になり

さらに強まっていき、動画が見られない、など本来のICTがかえって活かせない」

とも。

さらに現場の先生たちに無理やり押し付けても

とかく苦手意識が先行してしまう場合も多いと伺えます。

「昔ながらの職人技に徹する教員が多い」

とは尾木ママの談。

現に、私が教員だった頃にICTを導入!

という動きが始まり

外部から講師を招いて教員むけの電子黒板やらの使い方講習が行われ・・

ということがありましたが、

かえってまどろっこしいな、という印象でした。

テキストは職員室の片隅に積み上げられ

手に取る教員は一人もいなかったと記憶します。

しかし、あれからもう10年。

オンライン化はものすごいスピードで

進みました。

しかし現場の意識はあの頃のまま・・・

なのか(~_~;)。

文部科学省は、先日教育委員会を対象に

「学校の情報環境整備に関する説明会」

を開催。

「学校が長期休校するという非常事態に、危機感をもって学校のICT活用を進めてほしい」

と促しています。

文科省「学校の情報環境整備に関する説明会」

時代は変わり

5歳の孫だって

チョチョイのチョイとスマホを使いこなします。

若い世代の先生たちは

ICTを自然に難なく使いこなします。

中高年の先生方、ごめんなさい。

そろそろ

苦手!

をカミングアウトして

若い先生に使い方を教えてもらったらどうでしょう。

全ては子どもたちのために。

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