初めて聞いた医療現場の職種
患者の周りには
チーム医療として
医師、看護師、薬剤師、
理学療法士や放射線技師、
各検査技師などの医療従事者
さらに
保育士や栄養士
ソーシャルワーカーや
院内学級教員など
入院生活を支えるスタッフがいることは
一般的に知られていますが
先日の新聞記事で知ったこの
「医療対話推進者」という仕事。
なんか良さそう!
と直感しました。
必要な存在
というのも
病院にはいろんな職種がいて
患者をケアしますが
それぞれの立場がはっきりしすぎて
それはそれで専門性という意味では良いのですが
なんだかパクッと分断されていて
立場を超えたコミュニケーションって
取れているのかな?と思うからです。
緊張と多忙の中だからか、
目と目を合わせて対話してないな〜と
自分の入院の時も感じました。
それは患者の不安に直結することですよね。
だからこの職種を知ったとき
これ、どの病院にも必要だ!
とすぐに思ったのです。
対話は事故を未然に防ぐ!
医療者と患者や家族に対話を促す
「医療対話推進者」は
院内にいて
患者の困りごとや疑問、不満を受け止める
よろず相談のような立ち位置。
例えば、
万一、医療事故が起きたときは
家族は何が起きたのかちゃんと知りたいし
医療者も誠意を持って冷静に患者と向き合いたいでしょう。
そんなときも
双方の混乱を取り払い解決に導く立場
として求められる存在だと思います。
何より「医療対話推進者」が活躍することで
普段から医療スタッフ同士や
医療スタッフと患者や家族との
意思疎通がうまくいっていれば
事故を未然に防ぐことができるかもしれません。
低い!認知度
導入されてからなんと10年も経つというのに
知っている人はまだ少ないそうで
ある看護師長へのアンケートによると
病院内でもよく知られていない実態が!
患者サポート体制充実加算
厚生労働省の統計によれば
診療報酬として
対話推進者の配置などを要件とする
「*患者サポート体制充実加算」
を届け出ているのは
全国約8100病院のうちたった35%だそう。
*患者サポート充実加算
安心と質向上
患者や家族にとって
情報格差を解消し
難解な医療用語を噛み砕いて説明してくれる立場の人が
病棟にいたらどんなに安心でしょう。
医療スタッフにとっても
スタッフ同士のコミュニケーションが
スムーズになり
病院に豊かな対話が生まれ
医療の質も向上する印象です。
病院は
患者の生活の質向上と
医療者の働きやすさに対して
診療報酬の加算を届けるべきだし
国は
病院が診療報酬の届出をしやすくするシステムを
作るべきだと思います。
かかりつけ医と入院先の主治医が連携できる
「開放型病床」
について綴ったブログ(2024/5/14)も
関連がありそうなのでご紹介します↓
著書「夢中になれる小児病棟〜子どもとアーティストが出会ったら〜」
子どもの療養生活をより良いものにするためには?
立場を越え、共に成長し、支えあうためには?
命の全体性とは?
病と闘う子どものこと、医療の現場にアートがある、ということ
そして命のこと。
本書を通して考えてみませんか?
「夢中になれる小児病棟」松本恵里著 英治出版
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松本恵里著書「夢中になれる小児病棟」
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