英国発 ACT OF KINDNESS❤️

英国でのこと。

感染力の強い変異種が猛威をふるい

3度の都市封鎖を余儀なくされている。

本来クリスマスだけは・・・

と予定されていた昨年の ”クリスマス緩和” が撤回され

ロンドンや南東部でロックダウンが開始。

さらに1月に入ってからイングランド全土で

3度目のロックダウン。

報道されているように

英国での変異種の感染速度はひどいものだ。

そんな中、

販売員を見かけると買って愛読している

BIG ISSUEに

”パンデミックが人と人とのつながりの大切さを

改めて認識する機会を提供した”

とつたえる記事が載っていた。

3密にならないように

2メートル、少なくとも1メートル

相手との距離を置くことが

感染拡大予防に欠かせない対処法だが

このフィジカルディスタンスが必須のさなか、

人と人との心の距離や

共感力、そして行動力が逆に養われその大切さを教えてくれた、

というのだ。

それが

ACT OF KINDNESS(親切行動)

と呼ばれる人々の行動。

昨年3月の第1波の際のロックダウン前後に始まったそうだ。

外出規制のなか

自己隔離中の人や高齢者を

地域で支えようというもの。

このコミュニティ活動が

誰の手でどこからはじまったのか不明のまま

口コミやSNSを通して

瞬く間に全国に広まったという。

 ・スーパーの買いもの代行します

 ・荷物持ちをします

 ・郵便物を発送します

 ・話し相手になります

などの項目が携帯電話の番号とともに

記載されたチラシが配布され

困っている人が助けを呼べる仕組みになっている。

イングランドに住んでいた時に

近くの郵便局で見かけたあのウィッシュリストを思い出した。

”以下のもの、不要でしたら引き取ります”

その掲示物の下部に細かい切れ目が入っていて

それぞれに電話番号が書かれ

興味を持った人がちぎって持って帰り

必要に応じて電話をかけ連絡を取り合うというもの。

住んでいた寮の売店にも同じようなものが貼ってあった。

「来月寮を出るので欲しいものがあったら譲ります。連絡ください」

といったような。

果たして日本でこれが可能だろうか、

と想像してみる。

コロナに乗じた犯罪が後を立たず

国や市区町村の職員を装い、

ATMに誘導してお金を振り込ませるとか

市区町村や総務省等を装い、

給付金の需給を理由にして手数料を振り込ませたり

個人情報やキャッシュカード、現金等をだまし取ったり

と、

そんな犯罪が蔓延している状況では

いくら困っていても

チラシを見ながら電話して誰かに来てもらおう

とするだろうか。

しかしこの記事を読む限り、

そんな危惧が存在することはどこからも感じられない。

英国の郵便局や売店で見つけたあの掲示物・・・

文化として定着していて自然な形で信頼関係を作っているのかな。

昨年6月に綴ったブログ「買占め騒動」で

他者を信頼できるかの

興味深い統計を引用したが

改めて引っ張ってきた。

総務省「情報通信白書」(2018年版)

他人を信頼できるかどうかの調査結果

Q. ほとんどの人は信頼できる

  ・ドイツ人 6割

  ・アメリカ人 6割

  ・イギリス人 7割

  ・日本人 3割

Q. 相手が信頼に足る人物かどうか自分で判断する自信がある

  ・ドイツ人 8割

  ・アメリカ人 7割

  ・イギリス人 8割

  ・日本人 4割弱

分析として根底に他者への不信感がある、と加えられていた。

その興味深い理由も同ブログに記した。

→2020/6/20投稿~買占め騒動

オレオレ詐欺やコロナに乗じた犯罪などが

起こりやすい土壌がすっかり定着した日本では

根底にある他者への不信がますます解消できなくなっているのかもしれない。

そうだとしたら悲しいこと。

英国のジョンソン首相は

緊急会見で英国で新たに見つかったウイルス変異体は

従来のものより感染力が最大70%も強いという

科学的な分析結果を公表。

そして人々に説得力を持って協力を求めた。

一国のリーダーが科学者を信頼し、その結果得られた科学的根拠をもとに

心からのメッセージを送り理解を求める・・・

そんな土壌こそが

他人を信頼できる雰囲気、国のあり方を作っていくのではないだろうか。

ドイツのメルケル首相の心からのメッセージを同時に浮かべながら

そう思う。

英国の

ACT OF KINDNESS

地域で支え合うということ。

子育てもしかり。

災害時もしかり。

人を信じ、人はみんな繋がっている、

という意識は、

どんな時でも

生きやすい社会を作り

命までも守ることができると

そう思う。

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