SHJのこと

入院中の子どもたちの気持ち

ほんらい外で走り回って遊んだり、学校に行ったりお稽古へ通ったりなど、経験をたくさん積んで成長していくべきこどもたちが極端な制限の中で痛みと我慢、不安、孤独の毎日を強いられています。

自分が長期入院を余儀なくされるような病気に罹ってしまったことで、自分を責めます。痛みなどの辛さ、孤立への不安と恐怖に加え、自分のせいで周りに迷惑をかけているという自責までも彼らを苦しめます。

主に長期治療するこどもの病気としては白血病や脳腫瘍、糖尿病、心臓疾患などの難病で、長期入院を余儀なくされるこどもが全国に20万人、そして命を脅かされる状態のこどもが2万人いる、と言われています。

~Happiness Helps Healing~

楽しいと感じることや成長に必要な情操活動が極端に不足する日常を支える力になりたい、そしてそれが単なる気分転換の楽しい時間という枠を超えたものでなければならないと考えました。この理念のもと、「凄いアーティスト、本格的な芸術活動」を繰り返し届けているのが私たちSHJです。

入院してたから経験できた、普通に生活しててもこんな経験できないよね、という声をたくさんいただきます。入院を「−」と捉え補うのではなく「➕」に変える。そして「ワクワク陽気な気分は活力の増進につながり、治癒力を高める」ことが活動のもたらす効果と信じます。

闘病生活を辛かった思い出として封印してしまうのではなく、困難の中にあっても主体的に生活を楽しむことができたことにより乗り越えられた自信を糧に、新たな試練に出会った時、立ち向かう勇気につなげてほしいと願います。

Official Website  http://www.smilinghpj.org/index.html