みんなの道具!✂︎

「みんなの教材図鑑」の次は

「みんなの道具図鑑」を作ろう!

というのが学びスタッフの共通の思い。

私自身左利きで、カッターなど向きのあるものは使いにくい。

運動に困難のある人にとって

✔︎作りたいものが作れる道具

✔︎力がなくても使える道具

✔︎捻ったりつまんだりなど細かな作業が不要な道具

そんな道具を集めてみたいです。

そんな道具を使って

障がいの重い子どもと創作活動ができたら

とイメージを膨らませています。

そんな折、

支援員が勤務先の学校で使っているユニバーサルなはさみを

学びサポートの美術学習のために購入しました。

商品名は「みんなのはさみ」。

ユニバーサルデザイン

はその佇まいがまず素敵です。

「mimi “scissors for all”」

という表記もかなりお茶目。

そしてそのネーミングから

「みんなの教材図鑑」と共通のコンセプトだとわかります。

目の前の「はさみ」に共感して愛おしい気持ちになりました。

これは

日本利器工業株式会社の商品です。

日本利器工業ホームページ

この企業は岐阜県子育て支援企業に認定されていて

結婚休暇、産休制度、育児休業制度、

配偶者出産休暇制度などの制度が充実し

働く女性を応援しています。

制度に沿った対応をするだけでなく、

個人個人のケースにあわせて柔軟な対応をしていて、

社内一丸となって子育てを応援しています。

決まりありきではなく

社員にも個別に向き合う企業理念が

個別に寄り添う商品開発につながるのですね。

良いサービスや

真心のこもった活動を目指すとき

まず社員、団体スタッフ、ボランティア仲間が

気持ち良く活動できて

個々の事情に合わせたやりがいの実現ができれば

おのずと良いものが生み出せるのだということ。

みんなの教材

みんなの道具

みんなに区別も分断もない!

それを作る人も使う人もみんなにとっての

「みんなのはさみ」

ノーマライゼーションを象徴する

すぐれものです。

みんなの道具、もっともっと探してみようと思います。

「学びサポート」ホームページ

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〜特別支援という名の画一教育〜

日本には普通教育と特別支援教育があります。

先日、特別支援学校でも普通学校と同じような体験を、という理由で、各学校に様々な行事があったり一斉の時間があったりというカリキュラムについて触れました(→7/27投稿 教科書が絵本!?)。

この取り組みを、ノーマライゼーションと履き違えていると思う時があります。

特別支援教育とは、特に配慮の必要な児童・生徒に対して その子 の状態に合わせた特別な支援方法を用いて教育すること。

「その子の状態に合わせた」というところが特別支援の本当の意味です。

また、特別な支援を必要とする子どもにとって、毎日の決まったリズムやいつもの場所、というのが心の安定と安心につながります。

ふんだんに個別の時間が確保されて初めて、一人ひとり「その子の状態に合わせた」特別な支援を行うことができます。

行事というのは普段の継続的な学習と安心の空間を一時中断させます。

本当は教員たちは落ち着いて一人ひとりに向き合い、支援方法を模索し、目の前の子どもと過ごす時間がもっと欲しい、と思っています。

だって、特別支援は個別でしかできませんから。

しかし、現場の熱意よりも、普通学校に近いことをするべきという学校としてのピント外れの方針が、子どもたちの心の安定を邪魔していないか、本来必要なことを行う時間を奪っていないか。

と思えてなりません。

もちろん、仲間と一緒に行動すること、様々な体験をすることはとても大切なことで、特に障がいのある子どもにとっては、学校という集団活動の中でしかなかなか味わえないことです。

仲間と外に出て季節を感じる、劇場へ行って芸術を鑑賞するなど、とても良いアクティビティだと思います。

ですから行事も全てなくす、というのではなく、必要最小限に減らす必要があるのでは、ということです。

また、学習発表会はどこの学校でも行われていますが、普段の学習の成果を発表する場であるはずの行事が、行事のために普段の学習を一時中断してテーマを別に設定し準備する、などという「特別な日」にすることは避けるべきと考えます。

まさに「安定したリズムと空間」を阻むからです。

特別支援教育・・・どの子も特別な存在 どの子も違う支援が必要

だから一人ひとりが特別であることを前提に、「その子の状態に合わせた」特別な支援を行うこと。

行事に限ったことではありません。普段の授業も極力「個別」にすることで、一人ひとりがその子らしさを輝かせます。

この基本姿勢に立った上でインクルーシブな取り組みを工夫し、ノーマライゼーションを目指していくことが筋道ではないでしょうか。

今の特別支援の現場で行われているのは、

「特別支援」という名前の、

普通学校のカリキュラムとは違った、

特別な支援が必要な子どものための、

「もう一つのカリキュラム」。

もう一つのカリキュラムの中に「その子の状態に合わせた」多様な実態がいかにつくれるかが、これからの特別支援学校に求められていることではないでしょうか。