新年は例年
楽しみにしていたドキュメンタリー映画を
大好きな東中野ポレポレで鑑賞する
というのが慣例でした。
しかし今年は
いつもと全く違うお正月になってしまいました。
こうしてブログを書くのも
3週間ぶりになります。
ブログを始めてから今までで
これほど長期間文章を書かなかったのは
初めてです。
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というのも
新しい年が明けて早々に
インフルエンザにかかり
2日で解熱したものの
その後1週間にわたり
ほとんど伏せっている状態でした。
やっと新聞に手を伸ばす気になり
一面を見て自分の状態に大きく頷きました。
全国的にインフルエンザが猛威をふるい
例年の1.5倍の罹患数で
重篤化も多いと知りました。
気づけば周りもインフルだらけ。
水分を少しずつしか体が受け付けず
3日で4キロも体重を落とし
ふらついて自力で立っていることすら
ままならなくなるほどでした。
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辛い、辛い、
と布団の中でもがきながらも
病院にいる子どもたちのうち
小児がん等の治療中は
比較にならないほど
もっともっと辛いのだろう、
と思いを巡らしました。
特に
抗がん剤治療を受けている子どもには
強い副作用が襲います。
ひどい口内炎が口内いっぱいに広がり
膀胱炎に苦しみ
強い吐き気や下痢にぐったりします。
この状態がいつまで続くのか
このまま動けなくなってしまうのか
といった見通しの持てない不安も
付き纏います。
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”誰でもいつ病気になるかわからない、
だから
病院は本当は身近な場所。
日常から切り離すことなく
楽しんでいい場所にしたい。
入院の既成概念を逆手にとって
せっかく入院したんだから・・・
入院してなかったらできなかったね・・・
という活動をどんどん作っていきたい”
と前回綴りましたが
きつい治療真っ只中で苦しむ方にとっては
せっかく入院しているんだから・・・
とは
神経を逆撫でしかねない言葉だ、
と反省します。
なんと呑気なことを、と。
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しかし、
それでもやっぱり
病院は楽しいところでなければ
辛い治療も余計に辛くなる、
という考えは根底にあります。
矛盾や強引さはあるかもしれません。
しかし
喜びや希望を諦めないでいることが
病にひれ伏すことなく
自分を愛し大切にし続けることにつながるのではないでしょうか。
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患者のために
そして治療のためにも
病院を楽しい場所に!
という思いが今年も変わらないテーマです。
思いのままの
まとまりのない文章で
今年のブログは始まりましたが
これからも
心に思うまっすぐな気持ちを綴り続けていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
著書「夢中になれる小児病棟〜子どもとアーティストが出会ったら〜」
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「夢中になれる小児病棟」松本恵里著 英治出版
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