抗生物質必要？
風邪をひいたかな？
と思ったら私はまず葛根湯を飲みます。
そして長引くようなら
市販薬を飲み始めますが
それでも治らない場合は
内科を受診して
症状を抑える薬と解熱剤を処方してもらいます。
時には
抗生剤を出す医師もいて
え？必要ですか？
と聞くと
辛いなら念の為飲んでおきましょう。
と。
しかし
風邪の原因の９割はウイルスによるもので
細菌に効く抗生物質は効かないはず。
残りの１割が細菌、マイコプラズマ、クラミジアなど
ウイルス以外による感染（→第一三共サイト）
だから
念の為・・・
はその１割にかけているのですね。
抗生剤で効き目が上がるわけではないのです。
早く治すことと
抗生剤処方とは何の関係もないってこと。
現に、
抗生物質は細菌に効く薬なので
ウイルスによる風邪やインフルエンザには効果なし
と厚労省のHPに書かれているそうです。
さらに悪いことに
使う必要がない時に使ったり
使いすぎると下痢などの副作用や
抗生物質が効かない
薬剤耐性菌を増やしてしまうリスクも！
と添えられています。
これは今朝の
羽鳥慎一のモーニングショーで
紹介されていました。
お医者さんはどうしたらいいのかな？
医師は抗生剤を迷いなく処方するのではなく
まずは症状を抑える薬を処方して
消化の良い温かいものと水分をとりながら
体を休めてね、と患者にすすめる。
それでも回復が見られない場合は
細菌によるもの（かもしれない）と診断した上で
抗生剤を処方するべきでしょう。
やっぱり
簡単に抗生剤を処方するあの医者は怪しい！
と思った方が良いことがわかりました。
患者としてはつい保険適用だから
１割〜３割の負担で済む、
残りは国が負担してくれるから〜
と軽く考えてしまいますが
それでは国民医療費がやみくもに嵩むことになります。
「高額療養費制度」見直し凍結！
記憶に新しいのが
高額療養費の患者負担上限額引き上げ案。
たくさんの反対（当然だ！）を受けて
この案が凍結されました。
凍結でまずはホッとするも
本来なら白紙撤回です！
高額医療費を支払う人は
高額支払わなくてはならない病いと闘っている人たちです。
高額療養費制度を利用して
お金の心配なんかせずに
未来を諦めることなく
安心して治療に専念して当然なんです。
見直しという曖昧な言葉に惑わされず
逆に引き下げを求めてもおかしくない。
無駄な薬の処方によって無駄にかさむ医療費。
それと
高額療養費制度の改悪による医療費削減が
頭の中でシンクロして
なんとも腹立たしい思いです。
医療費を本当に必要としている人に！
団体のTwitterでは
たくさんの小児がんや難病と闘っているお子さんの
親御さんと繋がっていて
大勢の方が高額療養費の負担上限が引き上げに猛反対！しています。
当然です。
政府は
マイナンバーカードに何兆円も
さらにマイナ保険証導入に9千億円近く（2024/11/14東京新聞）
も注ぎ込んでおきながら
わずかなお金を浮かせるために
この制度を改悪しようというわけです。
高額医療費限度額を引き上げ
国民を苦しめてでも貯めたお金を何に使うのか・・・🤔。
私は必要のない薬を患者に買わせることを
腹立たしく思うと同時に
高熱で感染症の疑いがない
風邪くらいならなるべく通院はせずに
市販薬と十分な休養で治していこうと心に決めました。
支え合いの思いをもって
一人ひとりが医療費を少しでも抑える努力をしたら
高額療養費制度で命を繋ぐ人たちが
国によって医療費削減のいじめに遭うことなく
安心して医療が受けられる、
などと
素人ながら考える今日この頃です。
著書「夢中になれる小児病棟〜子どもとアーティストが出会ったら〜」
子どもの療養生活をより良いものにするためには？
立場を越え、共に成長し、支えあうためには？
命の全体性とは？
病と闘う子どものこと、医療の現場にアートがある、ということ
そして命のこと。
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「夢中になれる小児病棟」松本恵里著 英治出版
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