会場にピアノをそっと置きました。
研修会で講義に集中したあとは、毎年フリードリンク付きのブッフェスタイルでの懇親会で解放感を味わいます。
酔いが進むほど、さすがアーティストたち。
こっそり⁉ 懐に隠し持ってきた楽器をいつのまにか取り出し、あちこちでミニパーフォマンスが発生。
そんな今までの傾向⁉ を思い浮かべると、そこにピアノがあったらなら・・。
ピアニストにもエンターテイメントを披露してもらえるんじゃないかという思惑がありました。
これが大当たりの演出で、我ながらビール片手にしめた!と心の中でニッコリ。
こっちで大道芸、あっちでダンス・・BGMはもちろんアーティストによるピアノ演奏。
そしてピアノを囲んで始まったライブはアーティストが入れ替わり立ち代わりで、ボサノバ、ジャズ、ラテンと続き、そのリズムがカーニバルのように発展。
会場が一つになりました。
研修会では講習と各地区紹介、地区ごとのミーティングと、日ごろの活動をいかにさらに充実させるかということに全体が一つにまとまり真剣そのものでした。
そのあとも、やはり一つにまとまってアートを分かち合い楽しむ。
これぞSHJのスタッフ集会のかたちです。
年に一度の研修会を機会に、初めて出会うアーティストもいます。一人がピアノを弾くと別の人がさっとマイクを握ってボーカルを。
バルーンアーティストから私に青いバラをプレゼントされた次の瞬間、2人のピアニストとフルートプレイヤーが”Rose”を演奏すると、ジャズボーカリストが熱唱。
さすがプロの技です。初対面、しかも打ち合わせなしで完璧なセッションができる。
本番(=病棟や施設での普段の活動)でも同じ。
その場の状況を読んで、たくさんの引き出しからぴったりのアートを取り出して子どもたちと楽しむアーティストたち。
頼もしさ、そして尊敬の気持ちを新たにしました。
私は残念ながらアーティストではないけど、彼らといると大好きなアートの世界に浸れて幸せひとしおです。
この場を借りて、アーティストの皆さん、ありがとう!
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