「学ぶ意欲のあるすべての女性の夢を実現するため教育や研究の場を提供するのはお茶の水大学の役割」
トランスジェンダーの方たちで、戸籍上男性でも本人が女性と認識している人の受け入れについてのお茶の水大学学長室伏きみ子さんの考え方です。東京新聞「この人」コーナーで紹介されていました。

この主張が起爆剤となり、議論を始めた大学は他にもあるのではと思います。
この大学ではすでに2年間議論を重ね、反対意見はなかったといいます。
「結論を引き伸ばしても誰も幸せにならない」
学長としては結論を先延ばしにする意味はない、と判断したと。
専門の生物学の観点から、
無数の生物種の1つにすぎない人間が、互いを差別するのはおかしい。
人との違いを理由に片隅に追いやるような社会は間違っている。
と室伏氏。
深く共感します。
奇しくもこのタイミングで室伏さんの決断が公開されたことで、女子受験生を差別してきた多くの医大のちっぽけさがさらに浮き彫りになるのが皮肉です。
お茶大の学長という立場が口火を切ることで、間違いなく、流れができていくだろうと思います。
他の女子学校でも検討が広がり、当たり前の議論をして当たり前の結論が出たらいいな、と強く思います。