人生の哲学がいっぱい詰まった「世界侵略のススメ」
ムーア氏が幸せな社会に生きる人たちから「国民が幸せになる方法」を学びそのシステムを本国アメリカへ持ち帰るという目的のもと最初に訪れたのはイタリア。
幸せいっぱいの日常を過ごす、めっちゃ(!)おしゃれな労働者階級の夫婦がまず登場。
バカンス自慢が始まります。誘導的に・・。
冬1週間の有給。
閑散期の8月は30~35日有給休暇。
結婚すると15日のハネムーン有給休暇。
さらに1年務めると13ヶ月目のサラリーとして12月に上乗せ給与がある。
普段の給料は生活に消えるからそれはバカンス用の資金だとのこと。
一方企業側に聞いてみる。
そんなに休暇をあげていいの?
儲けは成り立つの?・・・と。
すると経営者は開口一番、
経営者の喜びは、職員が休暇をとり生活を楽しむこと。発散すればストレスをためず仕事に集中でき生産性も上がる。
海と太陽は病気を遠ざけるから医者いらずとも。
労働者は、定時にベルが鳴るとともに退社。行き先は迷わず我が家。2時間かけて家族と食事を楽しむ。
バカンス、出産、子育て等に有給休暇がふんだんに。
それでもイタリアはもっとも生産性の高い国トップ15に入っている。
経営者はこうも言う。
会社の利益と福利厚生は両立している。バランスが取れていると。
「金持ちになるメリットがあるの?」と。
もちろんこれも国民が結集し、力を合わせて獲得したシステム。
本当の幸せとは何?と追求し続ける。
幸せになるために一人一人が諦めずに、そして行動すること、これこそが生きている実感。
イタリアおしゃれ夫婦の素敵な言葉をもう一度。
人生はたった一度、目一杯楽しまないと
幸せな人はみんな哲学を持って生きている!