長野県軽井沢町の全寮制国際高等学校
いよいよ来週、ここからインターンシップで高校生が5名、スマイリングホスピタルジャパンの活動のために上京します。
「プロジェクトウィーク」と題した課外活動は、1週間学校を離れ、チームで社会課題を見つけ、自分たちに何ができるかを考え行動するフィールドワークです。
ホームページを通して活動に賛同し、是非とも活動を体験しながら子どもたちの力に、そしてSHJの力になりたいとチームのリーダーから応募があったのがひと月前。
しかし、高校生がボランティアとして病棟に入ることはまずどの病院でも不可能なこと。
まして私たちの活動はプロによるアート。アシスタントとして単発もあり得ない。
しかししかし、
このカレッジの理念に惚れ込んだ私は、プロジェクトウィーク中に活動がある病院にダメ元でかけあいました。若者の熱意になんとしても応えたいと思ったからです。
その理念とは・・・
一度しかない人生。自分の個性を生かして思い切り生き、自分の立つ場所から世界を変える
生徒たちにはこう呼びかけます。
55カ国を超える地域から集う生徒たちと、あなたの考えや価値観を共有しよう。
そして、自らの立つ場所から世界を変えよう。
と。
病院ボランティアコーディネーターの理解と尽力により、感染症の抗体さえ確認できればこの学生たちが病棟に入るばかりか、子どもたちと活動して良いことになりました。
ちょうどこの日はパステルアートのワークショップです。制作の活動ではアーティストとアシスタントでは手が足りない場合が多いので、おいいに力になってくれそうです。
2時間を活動の手伝いに充てる、というだけではありません。メールでの熱心な相談を重ね、提案やアドバイスをするうち彼らが打ち出した取り組みは、
*活動当日の手伝い
*難病と闘う子どもたちの日常と課題についてレポート
*学校でのプレゼンでレポートを通した問題提起
*自分たちに何ができるかディスカッション
*SHJの活動を紹介
というプロジェクトウィークの流れが決まりました。
さらに、SHJでのボランティアと活動紹介を、来年の学年に引き継いでsustainableなものにしていきたい、と熱意を持って伝えてくれました。それも自分たちで宣伝をしてメンバーをリクルートするそう。
最後にはドネーションも頑張る!
と心強い言葉に、こちらも胸が熱くなりました。
ISAKジャパンのホームページより理念を抜粋します。
「教育を通じて、人々や国や文化を結び、平和と持続可能な未来に貢献するという世界的なムーブメントの一躍を担うことを誇りにしつつ、社会において新たな社会変革を起こせる人材を育成することを理念に掲げています」
どんな生徒が来るんだろうとワクワクしているうち、早速リーダーがチームの写真を送ってくれました。
5名のメンバーは出身の国もバラバラ。いろんな価値観や発想と問題意識に若者のパワーが加わってどんなプロジェクト結果になるのか、とても楽しみです。
ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン Official Website
Smiling Hospital Japan Official Website