ワークショップ2回目のモチーフは
病棟の天井に貼る「飛ぶもの」
鳥
飛行機
UFO
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今回クラウドファンディング達成により実現した
小児病棟の白い壁をポップで明るくしよう!プロジェクトを行う病院には
小児がんで入院する子どもが少なくありません。
スタッフのたっての希望は
無菌室へ向かう廊下の天井を明るく楽しくすること。
治療を受けながら病室で過ごし、
骨髄移植が決まったら無菌室へ移動します。
ストレッチャーに乗って無菌室へ運ばれる、
そんなときの子どもの気持ちを痛いほどわかっている
病棟医長さんはじめ、看護師さんそして保育士さん
みんなの一致した希望です。
無菌室では、いつも以上に身体的自由を制限され療養します。
小児がんの子どもたちにとって、とても長く孤独に感じられる時間です。
白くて所々しみついたような天井を眺めながら
これからのさらに制限された生活に向かう気持ちを察しての
子どもたち、お母さん、病棟スタッフ、SHJアーティストの
コラボレーション進行中です。
🔵骨髄移植とは
小児がん、特に白血病やリンパ腫などの血液のがんで、強い治療を必要とする患者さんに用いられる治療法の一つ。
移植をする時には、骨髄に、新しい血液の種が生着するまでのあいだ、自分の血液の細胞、特に白血球数が非常に少なくなる時期が2~3週間続きます。この間は、感染症にかかりやすい状態にあり、ちょっとした風邪でも、重症化してしまうことがあります。
🔵無菌室とは
移植した細胞が生着するまでは感染症を防がなくてはならないため、特殊なフィルターを通した綺麗な空気の中で過ごせる「無菌室」が必要となります。無菌室とは、部屋の外からの菌の流入感染を予防するために常にきれいな空気が部屋内を循環している部屋のこと。免疫力が低下した状態にある闘病中の子どもたちを、危険な感染症から守ることができます。
移植を待っている子ども、
移植を必要としない子どもも、
一緒になって
無菌室に入ってからの数週間を
頑張れ!という気持ちを込めて
ステッカーを作っています。
無菌室へ向かう廊下の天井・・
どんな風に生まれ変わるか、
こちらで報告するのが楽しみです。
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