つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

〜NPOと持続化給付金〜

新型コロナウイルス感染拡大のために

収入等に大きな影響が出た事業者やフリーランスが活用する持続化給付金。

コロナ禍によりセミナーやイベント、

各種事業による収入が激減したNPOにとっても

制度開始と同時に申請が可能です。

具体的には

事業収益および会費の合計額が前年同月に比べて

5割以下になてしまった場合が支給対象。

しかしあくまで事業収入減少への対策ですから

寄付収入が減った場合は対象外でした。

SHJ含め主に寄付収入で活動をしている団体

いわゆる寄付型NPOにとっては

蚊帳の外だったのです。

しかし

寄付型NPOの窮状にも着目してくれたのが

NPOに寄り添う与野党の国会議員。

経産省と内閣府も現状を理解し、

9月末より

寄付の減少も持続化給付金の算定対象になりました。

SHJのコロナ禍での現状として

アースディなど寄付を集めるためのイベントは軒並み中止。

普段CSRで支援いただいている企業も

イベントを行うことができなくなり

チャリティに当てる収入がなくなりました。

コロナ禍を受けての業績の悪化、というのも理由としてあったでしょう。

主な収入源である寄付金が

感染拡大に伴い大幅に減ってしまったのです。

3月に予定していた研修会が中止となったのを受け

そのために受給していた助成金は返金する羽目に。

ですから寄付型 NPOも対象になった

持続化給付金制度、大変ありがたく

さっそく申請しました。

準備に膨大な時間をかけて申請、

ほっとしながら果報は寝て待てとばかりに

少し休もうかな・・・と思っている矢先

あるNPO支援団体より

超党派NPO議員連盟の総会に出て欲しい

という依頼があり

緊張するもNPOとして意見が言える場への出席を

二つ返事で引き受けました。

総会での私の役割は

寄付型NPOにとってのコロナ禍での活動、資金調達含めた窮状について

ヒアリングを受ける、というもの。

この制度を寄付型NPOまで広げてくれたことへの感謝と共に

まだまだ周知がされていないこと

申請の仕方の複雑さ

書類の多さ

などについても意見させてもらいました。

新しい制度なだけに

書類そのものより

申請の手続きに関する説明が複雑で

やや冗長であることで

せっかく申請しようとしても

煩雑さに気持ちが萎えてしまいかねない

それをぜひ是正して欲しいとも。

*****

全ての業種にとってコロナ禍による打撃は計り知れません。

特にコロナだからこそのNPOの役割は

活動がままならない中、かえってその役割は大きくなっているようにも感じます。

新型コロナウイルス感染拡大という社会の変化が生んだ持続化給付金は

その場をしのぐ糧という要素にとどまらず

全ての事業が社会の変化に対応すべく力をつけ

必要に応じて変革してくために生かされるべきものだと強く思います。

でなければ持続化、とは言えません。

国の手の及ばない課題への解決に取り組むNPOとしては

さらなる手厚さを求めていくべきだとも考えます。

SDGs・・・・

誰一人取り残さないために

日頃から各団体が取り組む活動を持続可能にしていくことは

コロナ禍に関わらず普遍的な課題。

この給付金を

そのための力をつけるために大切に活用したいと考えています。

現状、

取らぬ狸の皮算用

ですが、

今日あたり、結果が出るでしょうか・・・。

NPO向け持続化給付金について詳しくは

松本恵里Facebook

Smiling Hospital Japan Official Website

「学びサポート」ホームページ

Smiling Hospital Japan Facebook