「音楽があってよかった」

ライブ前の喧騒

ライブ開始前。

バンドの音合わせと

聴衆のおしゃべりが入り混じる喧騒。

これから始まるパーフォーマンスへの期待と

友人が演じるということへの

お節介な緊張感・・・

色々が混じり合うこの高揚感が好きだ。

席に着き、

グラスの向こうの笑顔と

グラスとグラスが共鳴する甘美な音を合図に、

ワクワクが最高潮に達する。

🎵 🎼 🥂 🎵 🎼 🥂🎵 🎼

週末、友人のシャンソンソロライブへ行ってきた。

たくさんの客の中に彼女の友人や家族も混ざり、

賑やかに歓談し開演を待っている。

その様子を見ながら

彼女の魅力に惹かれる大勢の人との共感を確認するのは

毎回のこと。

会場で見つけた本物の愛

前回のライブには旦那様も会場で応援していた。

そっと見守って

相手の夢を支えている。

そんな夫婦から

幸せのおすそ分けをたっぷりいただいたものだ。

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夫婦やパートナーという関係性の中で

相手が夢中になっている世界に対して嫉妬する、

なんてことをよく聞くが

大切な人が楽しそうに

嬉しそうに

自分らしく生きている姿を前に

喜びや幸せを感じられればそれは本物の愛だなあと思うのだけれど。

互いを敬い関係性を大切にするかできないかという

心の醸成はどこで分かれるんだろうか、

とふと思う。

シャンソンは愛の歌

さて今回のライブは、前回と同じ会場で。

しかし彼女の愛する旦那様の姿はない。

２年前に突然失ってから

大好きなシャンソンもしばらく歌えなくなった。

うんと泣いた彼女。

少しずつ歌い始めても

シャンソンは愛の歌。

あるフレーズのところに来ると

決まって泣いてしまう、と聞いていた。

しかし今回全12曲、見事に歌い上げた。