SHJのこと

 〜事務所でアート!〜

作っちゃった!

夢中で仕事するのもいいけど、ちょっと手を休めてスタッフと一緒にアートに夢中になる時間って大切。子どもたちがアートで元気になるように、事務方も事務所で子どもたちを思い浮かべ創作活動。音楽も制作も心を解放できる。生きてるって感じ。

いつの間にかおしゃべりも止まっているほど夢中になっている互いがおかしいような、ちょっぴり愛しいような。アートをしている時は自分だけの宇宙をのびのびと飛び回っている、そんな気がします。

写真はモンスターズのささゆう(佐々木優子)さんが手掛ける「モンスターになろう!」(新聞紙 被り物アート)の活動をアシストした時に教わったのを思い出し、そして自分なりに工夫して制作したものです。

この日は入院しながら広報を担当しているスタッフが、外出許可を取って事務所へ。モンスターやりたいね!ということになり、新聞紙をわんさか持ち出し、リサイクルアート。凝りましたね!初めて作るスタッフの作品は真ん中の人参を食べるウサギ。

ささゆうさんの活動にはとても素敵なエピソードがあります。

活動が終わる頃に手術室へ呼ばれることになっていた女の子。5歳か6歳だったと思います。

男の子たちは被り物や武器などを作りモンスターになって大騒ぎ。その傍ら、ぐずりながらプレイルームに入ってきたその子は「お姫様になりたい」と。

ささゆうさんはすかさずふわっと広がるスカートのドレスをつくりました。背中には大きなリボンを添えて。そしてお花のベルトにお花の腕輪。スカートにも自分で作った飾りととささゆうさんが作ったたくさんの花をあしらって、どんどん綺麗に変身していく自分を鏡に映してもらってうっとり。

看護師さんに聞いたところによると、活動後ドレスを着たまま、ぐずることなく手術室へ。

お気に入りのドレス姿でキリッと決意を秘めた表情の、困難にたち向かう少女。

凛とした姿はどんなにきれいだったかな。

男の子はといえば、作った剣でお医者さんを倒しにナースステーションへ!

病院や施設、在宅でのあれこれを浮かべながらアートに浸る。

そしてこれからの活動のことを考えるのは至福の時間です。

佐々木優子さんFacebook

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