また自然に甘えたくなって、安曇野へ。
新緑から深い緑へ、そして葉の一枚いちまい同じ色一つない黄、赤へ。自然の織り成すアート。
紅葉した葉はやがて落ち、自然の養分となり、また次の季節の色を作っていく・・。
ここ安曇野では、ちょうど大生活祭が開かれていて、それはそれは賑やか。
そうとは知らず、自然が恋しくなって夕方発、あずみの道の駅で車中泊。
が、何やら朝から外が賑々しい。
道の駅に隣接するほりがね物産センター前には開店を待つ大勢の人たちの姿が。
この物産センターで地場野菜や果物、花、それらの加工品が所狭し。そして東京では見ることのない商品が目を楽しませてくれる。
新鮮さや安さは言うまでもありません。
わざわざ東京から3時間走る価値は大!
JAあずみ大生活祭。豊かな収穫を祝うこのお祭り。
あずみの堀金烏川地区で毎年開かれている。
土地の人々が大自然に抱かれ、自然に感謝し、豊穣を祝う。なんて豊かなんだろう。
松本家今回の収穫は、ピクルス用トマト、山芋、パクチー、ニンニク、セロリ、ジャガイモ、サツマイモ、ターサイ、大根、レモン、りんご、しいたけ、春菊、赤カブ、ストックの切り花。
トマトとセロリ、赤カブはこれからピクルスにする。
果物の売り場でふと見上げると、りんごとなしの種類がイラストにして紹介されている。
バーゲン会場のおばさんのごとくワゴンの中ばかりに血まなこになり、危うく見落とすところであった。
へぇ~、こんなに種類があるんだ・・。
おっと、りんごがなくなりかけて慌てて我に?かえる。
そば好きの私にとっても嬉しい信州。
欲張って大盛りを注文。ちくわ天と芋天は外せない。
しっかり腹ごしらえしていざ、次の目的地、烏川渓谷緑地を散策。
夏は山々と山野草の原色に包まれ、秋はその色の変化に、時間の流れを思い、しみじみする。
自然とはいっても、程よく人の手が入り、整備されないと、荒地と化してしまい、人間との共生が叶わない。
市民と長野県が作る烏川渓谷緑地市民会議では良好な整備、適切な維持管理に関する活動が行なわれているのだとか。
現場では長野県烏川渓谷緑地環境管理事務所の職員がまめに見回り見守っている。
管理事務所で楓の種類を紹介したポスターを見つけた。「かえで」にもこんなに種類があるんだな。
あっ、おじさんだ!
そろそろ顔見知りになってきたかな、地道に管理に当たる職員さんに会って嬉しくなった。
これから厳しい冬に向かう。おじさんたちは繰り返す自然の営みと生活を共にしているせいかな、笑顔が無数のシワをさらに深くする。あったかい。
冬の安曇野の自然、そして物産センターでの買い出し・・次回はどんな発見があるかな。