🎶 1年生になったら
1年生になったら
ともだち100人できるかな 🎶
いやいや、幼い子にプレッシャーかけるなあ。
作者の意図は何も「友達100人目指そう!」
というわけではないのでしょう。
まして、100という概念がまだできていない(?)この時期だから、単なる比喩であるところが救い。
しかし、100という数は、この時期の子にとってとてつもない数である事はイメージできるかもしれません。それを狙って、
「仲良したくさんできたらいいな!」
と励ましているのかもしれません。
さらに、
🎶 100人で食べたいな 富士山の上でおにぎりを 🎶
「できるだけたくさんの人数」の次は、「日本一高い富士山」を持ってきたから、作者の新1年生への期待はかなり大きい。
孫は4月から新1年生。
保育園のお友達は揃って別の学校。
”お友達が1人もいない学校なんか行かない!”
と秋から宣言し続けて入学式を迎えた彼。
さすが、教室に一人で入ることを拒否。
他の子はきちんと座って彼が落ち着くのを待っている、という感じ。
”おお! 初心を貫く自我のあるしっかりした子だ”
と、おおらかに構えたいところ。
自分の時も含めて、大人の言われるまま、連れて行かれるまま、ぼんやりしているうちに環境が変わって・・。というのが6歳ではないかな。
でもうちの孫に限って違う。
”なぜ楽しかった保育園にさよならをして、知らない人ばかりの新しい場所に移らないといけないのか!?”
というのが数ヶ月続いた彼の悩みでした。
しかし、そんな悩みも一瞬でふっ飛んだのです。
・・案ずるより生むが易し・・
いったん教室に入ると、何事もなかったかのように友達もその日のうちに作ったようで。
実体験を積んで失敗を恐れない子になってほしい。
大人の方は、いらぬ心配をすることはない、子どもの可能性を信じなさい、
と教えられました。
それにしても、4/5の入学式以来、何度も歌っているだろう「ともだち100人」。
新1年生が学校で必ず歌うこのスタンダードナンバー。
「一ねんせいになったら」作曲は山本直純氏、作詞はまどみちお氏。
名曲は歌い継がれます。しかし、
”そんなにたくさん無理に作らなくていいからね”
というのがばあばからのメッセージ。
みんなと仲良くできる子はいい子(?)。
自我の強い孫には無理。
私も一人遊びが好きだったから100人もいたら右往左往しているうちに風に飛ばされていただろう。
ごく限られた超アウトドア仲間が秘密基地に集ってみたり、ある時は一人自分の世界を楽しんでみたり。
そんな「わたしらしさ」を貫いていた。そして自然体で楽しかった。
孫よ、友達100人はともかく、周りの人に優しい子になってね。
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