専門家から見ても新しい発見がある・・
日々関わる立場でも、子どもの変化にハッとする・・
子どもの可能性は無限です。
改めてそれに気づかせてくれた重心施設での活動に対する職員さんのコメント。
🌀初めてスマイリングホスピタルジャパンの大道芸を見せていただけることになった時、子どもたちに伝わるだろうかという不安とどんな反応をしてくれるだろうかとワクワクした気持ちで当日を迎えました。子どもたちのだいすきな音楽やバルーンアートを見せてもらい、職員側が考えているよりも活動に集中して参加できる子どもが多く、新たな子どもたちの一面を見ることができました。
🌀重症心身障がい児は、一般的に意思表出の読み取りに時間を要すると言われます。しかし音楽の力はそれを飛び越え、今回もまた子どもたちに心踊る体験をもたらしてくれたと思います。笑顔溢れる表情や普段とは異なる身体の動きがそれを証明しており、子どもも大人も気持ちが通じる時間を持てたと感じることができました。
活動中に、
「こんな表情はなかなか出ないんですよ」
「よく見てますね」
「今日はいつもと違う笑顔だ」
などと教えてくれる介護士さんや保育士さん。
高揚感を引き出すような情操活動は、どんな子どもにもものすごいインパクトがあります。
反対に、つまらないものには退屈さをあらわにし、
子どもだましでごまかされないぞ、と大人に喚起してくれます。
だから子どもたちにこそ、質の高い芸術を届けたいもの。
学びの場面で媒体となる環境づくりや教具教材の追究も然り。
それらを通して、大人も子どもの可能性や能力に気づき、わくわくする学びが得られます。
重心の子どもたちが気づかせてくれること、それは命の輝き。
そして、ここにいるよ、学びたいよ、というメッセージ。