梅雨に突入したにもかかわらず、山へ川へと気持ちが急いて安曇野&伊那へ。
雨の中安曇野堀金道の駅でいつものように車中泊して目覚めると土曜日は晴天。
迷わず来て良かった!
今回はオートキャンプ場の下見のために山の中を安曇野から伊那へとドライブ。
と、鬱蒼と茂る木々の間から忽然と姿を現したのは、広大な楽しげなスポット。
その名も、
「かんてんぱぱガーデン」
長野県伊那市にある伊那食品工業株式会社が「お客様も社員も快適に過ごせるように」との願いを込めて駒ヶ根につくった庭園です。
かんてんぱぱといえば、寒天ゼリーの素と、それに付随する商品のブランド名。子育ての頃に、ワイワイ子ども達と作ったのを懐かしく思い出しながら、ガーデンを散策。
なんと3万坪の敷地内に2つのレストランとそば処、それに美術館、健康パビリオン、試食コーナー充実のかんてんぱぱショップ・・。
社員自ら手入れや管理を行っています。誰もが笑顔で楽しそうに働いていることにまず感動。そんな私の印象に応えるようにレストラン脇の販売コーナーにちょこんと置かれた塚越社長著の「年輪経営」を発見。生き生きしている企業であるためのエッセンスがこの中にあるのでは?と思わず手にとりました。
会計ではつい店員さんに、
「みなさん本当に生き生きと働いていて素敵ですね」と話しかけ、
食事と本の支払いをしようとすると、
「そうなんです。社員は全員この社長の本を読んでいて」
と嬉しそうに話していたのを見て、やっぱり!
働く側の幸せを願って、そしてそれが叶ってこそお客さんが商品やサービスに満足し、ハッピーになる・・創業者の理念はスマイリングと全く同じ考え方です。
ワクワクして嬉しくてたまらない!
「誰もが幸せになるNPO」→7/16日投稿ブログ
「誰もが支援する側される側」
という運営方針をかがげるSHJ。
メンバーが一堂に会する全国研修会でも開会の挨拶で確認させてもらったのが、
「みなさん、スマイリングの一員としてHappyですか?」と。
ほぼ!?全員が元気良く手を挙げていました。
とかくボランテイア活動は無私、奉仕の精神でというのがイメージ。しかし、「世のため人のために動いている」ということのみで得られる満足感というのはそう長くは続きません。そもそも、活動する者がつまらなそう、辛そうにしていたら相手も周りの人も気をつかうだけ、ありがたみ半減。ありがた迷惑でさえあるかもしれません。
多くのボランテイア団体が「ボランティアが定着しない、すぐにやめてしまう」という悩みを抱えると聞きます。その理由はこんなところに潜んでいるのかもしれません。
自分を捨てる必要なんて全くない。やりがいや楽しさ、学びあってこその社会活動だと思うのです。まず活動者自身が楽しく、そして活動により得るものがあり満足できなくては決して長続きはしません。ただし、言うまでもないことですが、自己満足に陥ってしまっては本末転倒です。
企業や団体がうまく回り多くの支援者に恵まれるための基本は同じ。実はとてもシンプルです。何を提供するのかと同じくらい大切なのが携わる人&受ける人の幸福度にあります。
犬も歩けば棒(幸運)にあたる・・
動けば必ず共感やヒント、インスピレーションを与えてくれる何かに出会える、
その実感をさらに強くした1泊2日の旅でした。
「年輪経営」これから読むのが楽しみです。
感想はおいおい書いていきます。