ー「学びサポート」通信 ー
昨年開始した「学びサポート」。
在宅で訪問看護、訪問医療を受ける医療的ケアが常時必要な方に、
数学、プログラミング、視線入力スイッチ操作、手と目の協応、音楽、美術などの学習を届けています。
シンガーソングライターの石橋和子さんによる先日土曜日のワークは、
もちろんクリスマスシーズンにちなんだ音楽を。
“White Christmas”
“Have Yourself a Little Marry Christmas”
しっとりとクリスマスを楽しんだ後は、
Ipadのスイッチコントロールとレシピ機能を使って、
ブルースセッションをしました。
和子さんのピアノ&Hさんのドラム。
🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁
とあるノリの良いブルース。
鍵盤を指で滑らせる弾きかたを「グリッサンド」というそうですが、
わずかに動く右人差し指を使ったスイッチ操作により、
HさんがE7コードのグリッサンドを、
これが絶妙でした。
お母さん、スタッフはそれぞれシェーカーを持って全員でノリノリ。
ふと、Hさん。
「ちょっと待って。ベッドが揺れてる・・」
え?
「あ、ごめんなさい!」
そのわけは、
ベッドすぐ傍に座っていた私がHさんのグリッサンドに酔いしれ、
乗りすぎて、
エッグシェーカーを体ごと鳴らしていたから、
その揺れが伝わったのです。
Shaking Bed !
いえいえ、この曲、
“Shaking Ground”
という曲。
本当に揺らしちゃって・・。
とバツの悪い私を、
「曲名通りで・・」
かばってくれるHさんでした。
さて、クライマックスは、石橋和子さんのオリジナル
”もっきんぽっとブルース”。
ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、
ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、
というテンポ良いリズムに合わせ、
会場一体化の
Call & Response!
病棟で盛り上がる活動の一つでもあります。
7/12投稿「看護師さんも踊る踊る!病棟ライブハウス!」でその様子を書きました。
こちらではお宅のリビングが会場ということもあり、
周りを気にせず最初から盛り上がる、盛り上がる。
イェーエエイ!
イェーエエイ!
シュビドゥバ!
シュビドゥバ!
シャバドゥバ!
シャバドゥバ!
ドゥビドゥバ!
ドゥビドゥバ!
シャバドゥバシャバドゥバ
シャバドゥバシャバドゥバ
Hさんは呼吸器をつけながらでも、
徐々に複雑になったり速くなったりするcall に
リズムにピタリと合わせてresponse。
「楽しかった!!」
セッションとcall & responseを、
心から楽しんでくれたその一言が、何より嬉しかった
Hさんからのクリスマスプレゼントでした。
🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁 🎹 🥁
Hさんの希望はドラムを叩くこと。
次回は右手の人差し指と、左足指を使ってのドラマーに挑戦です。
Ipadのスイッチコントロールを足指に取り付ける準備に、
早くも余念のないSHJ学習支援ボランティアです。
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