白からイメージされるのは清潔感。
だから病院の壁は白、という概念があります。
壁が真っ白だと、ほこり等の汚れが目立つので、マメに掃除して常に衛生面に気を配ることができます。
衛生に気を使わなければならない場所は、「壁は真っ白」が定番ということになります。
白は信頼感を与える色とも言われます。
白衣も含め、医療の専門家への信頼や威厳を感じる人も多いかもしれません。
白は明るさ、広がりを感じさせ、整頓されて広々とした雰囲気も生んでいるかもしれません。
いろいろ検索してみると、
19世紀の西洋の医師は、黒いコートを着用していたことがわかりました。
驚きです。
黒は礼服の色であり、神聖なる医療の現場にもふさわしい色である、
と考えられていたためです。
その頃は衛生面よりも儀礼的な慣習が優先されたということ。
そもそも、当時は一般に公衆衛生への理解がほとんどなく、
衛生観念が薄かったようです。
19世紀末ごろになりようやく「不衛生が原因で病気が流行する」と認知されて清潔を保つことが重要視され、
医師たちはそれまでの黒いコートをやめ、白衣を着るようになったそうです。
清潔で信頼感を意味する白・・・。
しかし、反面、冷たい印象もあります。寒々と殺風景な空間を作ります。
さらに最近の研究で、白は緊張感を高め、自然治癒力を低下させるということがわかってきたそうです。
患者の立場からしたら、リラックスでき、気持ちが明るくなるような色や柄が欲しいところです。
そこで!
長い前置きに続くのは、
スマイリングホスピタルジャパン
〜病院の白い壁をポップに変えよう!〜
プロジェクトの宣伝です。
スポンサーのFCA Japanの支援を受け、25日まで開催中です。
目標額が集まれば、活動中の病棟の壁を順次、ワクワクするようなカラフルな壁紙ステッカーで明るくできます。
しかもこのプロジェクト、入院中の子どもたちが主体。
登録アーティストが手伝いながら子どもたちが好きな色を塗り、ステッカーに加工します。
現在、目標額の約40%まで達成。
万一届かない場合は、このワクワクの計画はお預けとなります。
子どもたちを決してガッカリさせてはいけません。
どうか、クラウドファンディングを成功に導いてください!
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