愛知まで広がったのは2016年9月。
名古屋大学医学部附属病院で。
もともと、こちらの小児病棟でバルーンの活動をしている
ぷくぷくばるーんの代表 大竹由美子さんと知り合いで、
バルーンだけじゃなくて色々なアートは絶対に喜ばれる!
と、名大に繋げてくれました。
コーディネータはcumin (くみん)とチバちゃん♪のユニット「スーハーハー」
のくみんこと箕浦恭代さん。
ベストファシリテーターオブ ザ イヤー賞の受賞歴もある、
ドラムサークルファシリテーター。
ドラムサークルのネットワークによるSHJの広がり、改めて感謝です。
ユニット名の「スーハーハー」は深呼吸の息の音。
ゆっくり息を吐き、リラックスしたら活動の始まりです。
子どもの名前を呼ぶ挨拶の歌や、乗り物や動物の歌をアカペラで。
笑い声もそのまま音楽にしてしまうというから一度は体験してみたい。
3月の研修会ではくみんさんのワークショップが楽しみです。
私も参加した初回の活動は、
日用品音楽ユニットkajiiさんによるパーフォマンス。
なんだ、なんだ、何が始まる!?
準備段階から期待感にワクワク。
その名の通り、食器や調理器具、掃除道具やたらいなど、日用品ならなんでも楽器にしてしまうアートです。
楽器がなくたって身近なもので音を出してリズムをとったのが音楽の始まり。
太古の時代は石と石を叩いていたとか、
ナイジェリアでは何千年もの間、ドラムが言語の代わりに使われていたというのを何かで読んだことがあります。
話は戻り、kajiiさんたちの音楽は、目をつぶれば
立派な楽器で奏でているかのようにしか聞こえません。
それほどまでに、音質も音量も響きも何もかもがホンモノなんです。
これには本当に驚きました。
駐車場で待ち合わせ搬入の時から一緒でしたが、
ありとあらゆるサイズや厚さの陶器のお皿をいかに割らずに運搬するか、
まさに芸術的な技はここから始まっていた!
とにかくyoutubeで聞いてみよう!
さてダンスも活動の1つ。
担当は『カラダのアトリエ マナマナ』主宰で、コンテンポラリーダンサーの
沼田真由みさんと久野和美さん。
活動の様子は、活動報告書を読んだだけで子どもたちへの寄り添いや愛情がたっぷり感じられるほどです。
今年3月のSHJ研修会で発表した、
一度聴くなり振付を考案、参加者総勢82名で踊りながら歌ったこと、
強く印象に残ります。
この振付で来年の3月は何人で歌えるかな。
さて、今年の夏に登録アーティストとして活動する
ラジオDJ 空木マイカさん。とっても自由で、とっても楽しい読み聞かせ。
「目を合わせることもなかった子が、あんなふうに喋ったり笑ったりするのを初めてみました」
という保育士さんの言葉がとても嬉しかったと、
絵本の力はすごい、とは最初の活動でのマイカさんの感想ですが、
とっても自由でとっても楽しいマイカさんの雰囲気とやりとりが生み出した笑顔だったのだろうな、と感じます。
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