小児病棟に入るためには事前に感染症の抗体検査をして
抗体が基準値以下の場合はワクチン接種をします。
感染症といっても病原になるウイルスや細菌は無数にありますが、
抗体確認が必須なのは、
おたふく風邪
風疹
はしか
水疱瘡
です。
しかし冬はそのほかたくさんの感染症が流行る季節。
特に今インフルエンザやノロウイルスが大流行しています。
すでにあちこちの病院では病棟閉鎖となり、
ボランティアの活動が中止になるところも増えています。
院内感染は各病棟での一番の脅威です。
季節にかかわらず
病棟によっては入り口にある体温計で体温を測って7.1度以上あれば活動禁止になるところもあります。
また、咳が少しでも出ていたらNoです。
子どもたちのところに行く前に手洗い、うがいをすることを徹底します。
特に12月~3月は
完全に病棟への見舞いや訪問が禁止されるところもあります。
子どもたちはさぞ退屈だろうなあと想像しますが、
きっと病棟保育士さんや看護師さんが工夫しているのだろうと察します。
😷 😷 😷 😷 😷
感染の経路は3つあります。
咳やくしゃみの飛沫に含まれる病原体を吸い込んでしまうのが「飛沫感染」
病原体を吸い込むことで感染する「空気感染」
直接病原体に触れた手を介して口や鼻から侵入する「接触感染」
ウイルスや細菌は低温と低湿度が大好き。
特に今年は空気が極端に乾燥しています。
乾燥は大敵と言いますが、その理由は
✔︎咳やくしゃみの飛沫が小さくなり、飛沫に含まれたウイルスがより遠くまで飛ぶようになる
✔︎そのため感染範囲が拡大し、感染スピードもあがる
ということ。
また、ウイルスや細菌は低温を好むことに加え、人間の方も冬に感染しやすい身体の環境を自ら作ってしまっています。
✔︎寒さのため体温が下がり、ウイルスや細菌へ対抗する免疫力が落ちる
✔︎夏に比べて水分摂取量が少ないため、体内の水分量も減り、喉や気管支の粘膜が乾燥しウイルスに感染しやすくなる
闘病中だったり障がいがあったりすると特に
用心に用心を重ねて大事にしなくてはならない冬。
それでも心だけは自由です。
いつでもどこにいても豊かな子どもらしい感性をのびのびと発揮してほしい。
春よ来い
早く来い