SHJのこと

コロナウイルス感染拡大を受け病棟閉鎖相次ぐも🏥

目下の社会課題はコロナウイルス拡大を阻止すること。

世界的にはエピデミックからパンデミックへの状態悪化を懸念する声も多い中、

とうぜん個々の社会生活に大きな影響を与えています。

それは病棟という安全安心への管理が極めて重要な現場なら

なおのこと。

昨日都内の病院から

外部からの病棟への訪問を中止という連絡が相次ぎました。

「SHJの訪問は、子供達ばかりでなく、親御さんや保育士さんにとっても楽しみな時間だったので残念です」

とはある病棟スタッフのコメント。

病院としては苦渋の決断だったそうです。

それに伴う対応に追われる中、

現場の声は大きな励ましになります。

子どもの安全が第一、

けれども

闘病を頑張る子どもたちにとっての楽しみを奪ってしまうことは

病棟スタッフにとって大変悩ましいものだったと。

そんな中、

「ポスターを見た子どもたちが楽しみにしているので」

という看護科長さんのご厚意で

閉鎖を決定した次の日も

いつも通りの活動をすることができました。

医療上の安全管理とSHJの活動を少しでも

天秤にかけてくれる余地があったこと

とても嬉しく思います。

子どもたちの生活を第一に、大切に思う医療現場なんだなあと。

この日は小学校3~4年生の男の子が多く、

読み聞かせの間じゅう、ツッコミ満載で

この日この病院が初めてのアーティスト、

目食らったけど次に活かしたい、

といじられ役もなかなか嬉しかったようです。

「また来てね」

という素直な子どもの言葉がご褒美です。

紙芝居のどらさん

いっぽう、毎日子どもたちをみている保育士さんは

細かいところまで見たり、聞いたりして、子どもたちがとても活発だった!

と喜んでいました。

プレイルームの後ベッドサイドへ。その後再びプレイルームへ。

引っ張りだこのアーティスト。

雛祭りをテーマにした絵本や紙芝居は少しでも季節感を、

というアーティストのはからい。

巷はコロナウイルス拡大で大混乱の中

大人の心配そうな顔を、愉快な活動がかき消します。

病院によってはこれからしばらく活動停止が続きます。

院内感染が危惧される中での

危機管理は徹底しなくてはならず

SHJとしては早い収束と

再び病棟で子どもたちと笑い合う日を心待ちにするばかりです。

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