子どもが大切にされる平和な社会へ

〜学校行事を思う2〜

学校行事の見直しを!

とつい先日綴りました。

そして時を合わせるかのように

昨日

特別支援学校の行事のお手伝いをしました。

感染予防のため宿泊行事がなくなってしまった

新宿区の養護学校の

小学部6年のあるクラス。

宿泊行事の代わりだけど

それに負けないような

小学校最後の思い出となる

とびきり楽しい時間を作ってください!

との要望に

ミュージシャンと造形アーティストが

芸術ワンダーランドの約2時間をプレゼント。

学校の先生も、ご家族も、全員で参加しますが

主役は皆さんです。

やりにくいな、わからないな、

と思ったらすぐに教えてください。

とお伝えし開始となりましたが

さて、少々テンポが速かった印象。

一人ひとりのペースに合わせられたかな

一人ひとりの困難さに対応できたかな

というのが反省点。

もっともこれは今回に限ったことではない

毎回の課題なのですが。

🎶 🎶 🎶 🎶 🎶

まずは音楽。

ゆったりとしたジャズのスタンダードナンバーが続きます。

この日は十五夜。

”ムーンリバー”のピアノ演奏に

波の音を再現するオーシャンドラムで水の音を効果音として入れてくれた人

ツリーチャイムを要所要所で鳴らして雰囲気を作ってくれた人がいました。

みんなで作る演奏会の後は

一人ずつピアノ連弾です。

そして音楽コーナーのクライマックスは

全員参加のジャズのコールアンドレスポンス!

イェーエエ・・・イェーエエ

シャバデュバ・・・シャバデュバ

で盛り上がりそのまま創作活動へ。

即興絵描き歌で一人一人の似顔絵をスクリーンを映しながら

少しずつ描いていき

誰かな~という

クイズアトラクションで大にぎわい。

そのあとはハロウィンに向けたランタン作りに

お父さんもお母さんも

そして絵の得意な教員も夢中です。

最後はランタンを灯して

ピアノ演奏を聴きながら記念撮影。

さてお家の方がとても嬉しいコメントをくれました。

宿泊などではなく

こういう形の活動が

短時間だから集中できて

無理なく楽しめる、

子どもたちのためにはとてもいいと思う、

と。

行事=イベント。

イベントといえば非日常。

日常の中にイベントが挿入されることで

リズムができたりその日を楽しみに過ごすことができます。

日常の中のキラリとしたエッセンスになります。

でもその回数が多すぎたり

無理を伴う旅であったりすると

平穏な日常のはずが

そのための準備に疲れてしまう、

ということになりかねません。

スケジュールをこなすための

前例ありきの行事になっては全く意味がありません。

特に困難とともに毎日を過ごす子どもにとっては

行事のために準備に疲弊してしまったり

参加のための体調管理がかえってストレスになったり。

どんなに楽しみにしていても

当日の健康状態によっては参加を見送らなくてはならなくなることが

十分あり得ることは認識されるべき点です。

子どもの状態や心に最大限寄り添い、

その上で

行事を

”大切な日常のリズムの中のエッセンスとして取り入れる”

くらいのおさえで良いのかもしれません。

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