8月15日、日本最東端の根室にて
終戦の日を迎えた。
過ちや失敗から学び
戦争はいけないと
誰もが胸に刻んだはずが
いまなお世界のあちこちで争いが起こっている。
今いる根室半島の先には歯舞群島が続き
そのまた海の向こうではまさに
ロシアとウクライナの戦争が。
この場所で終戦記念日を過ごすことに重みを感じながら黙祷した。
🌿 🌿 🌿
この日の晩のNHKスペシャルは
“Z世代と戦争”。
いまの日本の若い世代は戦争についてどのように考えているのかを
アンケート調査し
その結果をもとに
意見を交わし
戦争を起こさないために自分たちは何ができるのかを議論する、
というもの。
アンケートは
■10年以内に日本が戦争に巻き込まれる可能性はあると思うか?
■もしも日本が戦争に巻き込まれたらどうするか?
■この世界から戦争はなくせると思うか?
■戦争について知りたいことは何か?
■平和の実現に向けてできることは?
■太平洋戦争について知りたいことは何?
■メディアから発信される太平洋戦争の情報に関心は?
といった内容。
・・・・・
戦争を起こした国が悪い
戦争はいけない
といった考えは極めてまっとうだ。
しかしそこから出発した問い
・戦争に巻き込まれる可能性は?
・巻き込まれたらどうするか?
といった質問は
具体性に欠ける極めて観念的で
表面的な思考しか生まない。
戦争はなぜ起こり
どうしたら回避できるのか
という議論を行うことこそ
不戦への基本的な姿勢を
若者たちに呼び起こすことに繋がると考えるがどうだろう。
多くの犠牲者や戦争の爪痕にいまも苦しむ人々に思いを馳せ
同じ過ちを絶対に繰り返さないのだ、
と誓うことにより
歴史から真摯に学び
戦禍に耐え散った人々を敬い尊び
その生から学ぶことができる。
戦争はいけない、戦争はいけない、
だけではなく
そうなってしまった背景や経緯を学ぼうとすることが
まさしく
戦争を起こさないために自分たちは何ができるのかへの
成熟した議論に到達するのではないか。
終戦記念日という大切な日、
基本的な知識を
若い世代が学び
全ての人が再認識し、
それを通して
深い思考へと誘うプログラムこそ
公共放送が行うべきことだと
強く感じている。
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