本を書くということ-2-📕

本を作るって本当に大変な仕事なんだなあ、

と原稿を書き上げてつくづく感じています。

出版企画書を練りに練り

添え状にも念を入れ・・

出版社数社に郵送して

「興味があるので詳しくお話を聞かせてください」

と、憧れの出版社から嬉しい返事をいただき

いそいそと企画の趣旨について語りに行きました。

そんな話し合いがひと月かけて4~5回あったかな。

出版社側もそれはそれは念入りでした。

この企画、社員全員がGOを出しました!

というメールが届き

天にも昇る心地になったのが

今から1年半前。

素材はブログにあるんだから

ストーリーとして繋げて

表紙デザイン含めて体裁を整えて

製本して出版だ!

などと業界事情を知らない私はまるでお気楽でした。

その後始まったのは

ブログ内容の精査、

書き直し、

加筆、

気に入っていたところを削除😭、

 「趣旨から脱線してますね」

 「ここで私情はNG」

文章の構成し直し

 「文脈が前後してます」

・・・・・

などなど。

やっと初校ゲラが上がったのが先週のこと。

赤だらけのゲラに

これまでの苦労?はなんだったのか

と打ちひしがれる間も無く

夢中で修正しました。

さて、今は結果待ち。

ちょっと余裕の時です。

やっと全体が見えてきました。

さらに活動に関係するいろいろな立場の方の生の声を

コラムとして挟もう、

というアイデアがプロデューサー達から飛び出しました。

本という商品を売る、というより

一個の夢を後押しするために

良い作品にしようというサポートが

心に染み入ります。

医師

病棟保育士

アーティスト

コーディネーター

にオンラインで一人一人インタビュー、

コラム化するのはプロデューサーの仕事です。

ここまでしてくれるのかあ~と感謝あらた。

インタビューを通して

それぞれの立場から活動に対して思っていることを知ることができて

一番嬉しかったのは

活動の趣旨と内容が決して

一方的な独りよがりではなかったということ。

まずアーティストからは

”活動を通して子どもたちから教えてもらうことがたくさんある”

”子ども達の変化を目の当たりにできる”

と。

コーディネータからは

”病棟という環境でプロのアートのものすごい臨場感を

子どもや家族に味わってもらえる”

”なかなか動けなかった子どもが

活動中に声をあげたり

腕をあげたりする変化が

医療者にとって治療の予測を飛び越えて励みになっているという実感がある”

と。

医師からは

団体との信頼関係は確固たるものであり、

子どもの成長を見守る上で

互いに一番の理解者である、と改めて手を取り合える間柄であることを

確認でき、まるで夢のようです。

そして今日は最後のインタビュー、病棟保育士さんでした。

”子どもが子どもらしくいられる時間と

子どもの可能性を発揮する機会をくれるのがSHJ”

だと。

子どもに

「楽しかった!次はいつ来てくれるの?」

と聞かれても

週に1回の定期活動だから

「来週来てくれるよ!」

と即答できることが保育士として誇らしいと。

そしてこうも話してくれました。

この病院は月曜日と木曜日が入院の日ですが、

入院したその日に面白いことがあると

入院が怖くなくなり、一旦それを経験すると

子ども達は病棟でリラックスしているそうです。

しかし一方の活動がない方の曜日に入院した子は

なかなか新しい環境に慣れずにいますと。

「週2回に増やしましょうよ!」

とつい調子に乗ってしまいましたが

反対するアーティストやコーディネーターは

一人もいないはずです。

さらに嬉しかったのは

「コロナのせいで活動はいつ再開できるか心配だ」

などという声は誰からも聞かれなかったこと。

活動の良さがこれほどあるのだから

何があったって

SHJは当たり前に存在できる、

という実感をかみしめています。

📕📗📙

いざ、出版となれば

またあれこれ嬉しい忙しさが待っているだろうと思います。

この1年半夢中になったから完全燃焼と言いたいけれど

まだまだこれから。

のびしろはこれからのビジョンとして

長く長く続いています。

*****

本を作ることで団体を応援してくれる出版社。

今回のインタビュー含め、折に触れ

自分でも気づかなかった意義に思い当たったり

自信につながったりする機会をくれるプロジェクトです。

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〜学校行事を思う2〜

学校行事の見直しを!

とつい先日綴りました。

そして時を合わせるかのように

昨日

特別支援学校の行事のお手伝いをしました。

感染予防のため宿泊行事がなくなってしまった

新宿区の養護学校の

小学部6年のあるクラス。

宿泊行事の代わりだけど

それに負けないような

小学校最後の思い出となる

とびきり楽しい時間を作ってください!

との要望に

ミュージシャンと造形アーティストが

芸術ワンダーランドの約2時間をプレゼント。

学校の先生も、ご家族も、全員で参加しますが

主役は皆さんです。

やりにくいな、わからないな、

と思ったらすぐに教えてください。

とお伝えし開始となりましたが

さて、少々テンポが速かった印象。

一人ひとりのペースに合わせられたかな

一人ひとりの困難さに対応できたかな

というのが反省点。

もっともこれは今回に限ったことではない

毎回の課題なのですが。

🎶 🎶 🎶 🎶 🎶

まずは音楽。

ゆったりとしたジャズのスタンダードナンバーが続きます。

この日は十五夜。

”ムーンリバー”のピアノ演奏に

波の音を再現するオーシャンドラムで水の音を効果音として入れてくれた人

ツリーチャイムを要所要所で鳴らして雰囲気を作ってくれた人がいました。

みんなで作る演奏会の後は

一人ずつピアノ連弾です。

そして音楽コーナーのクライマックスは

全員参加のジャズのコールアンドレスポンス!

イェーエエ・・・イェーエエ

シャバデュバ・・・シャバデュバ

で盛り上がりそのまま創作活動へ。

即興絵描き歌で一人一人の似顔絵をスクリーンを映しながら

少しずつ描いていき

誰かな~という

クイズアトラクションで大にぎわい。

そのあとはハロウィンに向けたランタン作りに

お父さんもお母さんも

そして絵の得意な教員も夢中です。

最後はランタンを灯して

ピアノ演奏を聴きながら記念撮影。

さてお家の方がとても嬉しいコメントをくれました。

宿泊などではなく

こういう形の活動が

短時間だから集中できて

無理なく楽しめる、

子どもたちのためにはとてもいいと思う、

と。

行事=イベント。

イベントといえば非日常。

日常の中にイベントが挿入されることで

リズムができたりその日を楽しみに過ごすことができます。

日常の中のキラリとしたエッセンスになります。

でもその回数が多すぎたり

無理を伴う旅であったりすると

平穏な日常のはずが

そのための準備に疲れてしまう、

ということになりかねません。

スケジュールをこなすための

前例ありきの行事になっては全く意味がありません。

特に困難とともに毎日を過ごす子どもにとっては

行事のために準備に疲弊してしまったり

参加のための体調管理がかえってストレスになったり。

どんなに楽しみにしていても

当日の健康状態によっては参加を見送らなくてはならなくなることが

十分あり得ることは認識されるべき点です。

子どもの状態や心に最大限寄り添い、

その上で

行事を

”大切な日常のリズムの中のエッセンスとして取り入れる”

くらいのおさえで良いのかもしれません。

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子どもの命か、大人の都合か👧

先日早朝に長野市で水害があり

当日の児童の登校について判断が分かれた、

ということがありました。

学校活動の実施を悩むほどの自然災害のなか

通常通りの登校を決めた学校がかなりの数を占めていたのには

正直、驚きました。

インタビューを受けた学校の校長によれば

「突然休校にすると、働く親は仕事を急遽休まなくてはならない。

それを避けるために、そして一人で留守番をすることになる子どもの

安全のために学校に来てもらうのが適切な判断だ」

といったようなことを言っていました。

そんなつもりはないと反論されようとも

やはり

これには、命より経済活動優先の考えが根底にあるのは

否めません(しかも子どもの!)。

なにはさておき、

子どもの命や安全は第一に考えるべきことは

言うまでもありません。

親の仕事についてどうする?は

その次に考えることではないでしょうか。

必要に応じて仕事を休む

リモートワークに切り替える

それが不可の場合は

留守番中の諸々の約束をしたり

食事を用意をしておくなど

親にはいろんな選択肢があっていいと思います。

非正規労働など食べていくのに1日も仕事を休めないため

選択肢すらない親がいるのも事実。

これも経済が子どもの命を脅かしている現状の一つです。

市長の見解によれば

地域によって災害の及ぼす影響に差があるため

現場校長の判断に委ねた、と。

しかし

学校現場の判断は

すなわち校長個人の考え方に大きく左右されるもの。

今回、ことなきを得ましたが

現場の判断というものに対する危機感を

市長が考え直したのでしょうか、

今後はこういった災害の場合は

一斉に休校とする、という決断をしたと知りました。

まず命優先、の判断をしたことに安堵。

しかし、最初からそうするべきだったし

そうする頭はなかったのかな、と思うと

悲しいかな

経済活動と子どもの命を天秤にかけてしまう大人の都合と

子どもを守る!

という教育現場のあるべき当然の姿の薄れ

が垣間見られ残念で仕方がありません。

新型コロナ感染拡大を受けて

経済に影響のない学校が

休校という形で真っ先にその対策の矛先になった、

ということがありました。経済活動はそのままに。

満員電車やオフィスでの感染拡大についてはどうなんだ?

という疑問を残して。

その後感染が爆発的に広がってしまい

リモートワークが定着することで

家庭に大きな影響が出たり

また、

非正規労働者が職を失ったり・・。

ステイホームなどというキャッチフレーズで

飲食店の休業やイベント中止などが強いられ

結局は個人の生活や

経済に大きな打撃を与えてしまいました。

全ての判断の真ん中に”命”があれば

経済は一時的に下降しても

たくさんの命は救えたかもしれないし

命を真っ先に考える社会として

互いの信頼関係も築けたように思います。

自粛警察や感染者差別などとは無縁の。

今回の件でも

「え~子どもが学校休むの?どうしよう」

などと迷惑がる親がいるでしょうか。

安全が守られることで安心するのではないでしょうか。

もっと言えば

親の仕事のために危険ななか学校に来させる学校より

純粋に子どもの命を最優先する学校に

親は信頼を置くのだと思います。

何を優先するのか

これを左右するのが

共感性

つまり

他人の立場に立って気持ちを共有しようとすること

ができるかできないか

するかしないか

だと思います。

自分には関係ない、

と他人事と考える立ち位置を決め込むような包容力のなさは

恐ろしいと感じます。

飛躍しますが

他人の生活や命に共感できる人ばかりなら

戦争だって起こらないでしょう。

路上で倒れゆく人もいないはずだと思います。

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