コロナ疲れに効く「手を動かす」👋

東京新聞の連載コラム

精神科医 香山リカさんの

「ふわっとライフ」

読むたびに癒されます。

5月12日付のコラムは

特に共感をもって読みました。

タイトルは

「手を動かしてみる」。

見通しの持てない不安な毎日

外出も控えて

マスクや手洗いに気を配り

ニュースをつけては暗い気持ちになり・・・。

出口の見えないトンネルの中に

いつまでいなければならないのかと、

長く続くストレスに多くの人が悩んでいます。

人々の疲労が澱のようにたまり生まれたのが

コロナ疲れとかコロナうつなどの現象。

そんななか、

香山さんは患者さんの悩みに対して

「手を動かしてみましょう」

と勧めている

と診察風景を紹介しています。

「情報でいっぱいになった脳を空っぽにして

手仕事を何か一つやってみては?」

というのが紙上アドバイス。

もともと作ることが好きな私は

手芸や料理で気分転換しますが

部屋の模様替えをしたり

折り紙も新鮮で楽しい。

それこそ

新聞紙のエコバッグは意外とおしゃれ。

簡単に作れます。→新聞エコバッグ作り方サイト

この際だから

マスク作りに挑戦してみても。

*****

「手を動かす」とは

自分の感性をひっぱりだして

美意識を総動員して

何かを作ったり感じたりしながら

心のままに自由でいること・・・

ではないかな。

これはまさに芸術活動。

日々の片付けひとつとっても

家具や生活必需品の位置をちょこっとずらしてみたり

色の配置を変えてみるだけで

気分も変わる。

生活の場を整えること

心地よく過ごすためにアレンジすることも

お気に入りの空間づくりという

アートと言えます。

*****

アートの力について度々触れるのは

他でもない

自分のライフワークが

芸術を通して人に勇気と喜びを届ける活動だから。

アートは

自由で開放的で個別的で

気分が落ちていたり、体調がすぐれない時に自然に求めるもの。

日常の中に反映させることができ

心のままに表現すること。

だからアートに取り組んでいる時、

精神は自由でいられる・・・

こんな風に捉えています。

「病や障がいと闘う子どもが

夢中になって自分を表現することで

闘病への力と生きる喜びをもってほしい」

という願いは

私自身が持つアートの価値に基づいています。

→2018/1/26投稿〜アートの定義ってなんだ?

→2020/4/6投稿〜塗り絵は自律神経を整える!

→2019/1/17投稿〜なぜアートなのか

→2018/10/1投稿〜アートは闘病の力

→2017/11/2投稿〜日本民藝館 日常生活に宿る美

→2020/2/3投稿〜ものづくりという原風景

コロナ疲れ解消のために

手を動かそう!

✔︎何もないところから何かを作り出す

✔︎身の回りのものを生かしてより心地よい空間を演出する

✔︎断捨離して好きなものを際立たせる

すべては誰もが心の中にしまっている

自分だけの美意識を集結して

手を動かすこと。

生活の中に溢れるアートに気づき浸ることで

心の疲れが軽くなることうけあい!

Happiness Helps Healing !!

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医療でない立場で病棟に存在するということ

医療現場とは、普通に暮らしていたら

関わる機会のない、

敷板が高く、最も遠い場所かもしれません。

難病と闘いながら長期入院を強いられる子どもたちのいる

小児病棟に至ればなおのことです。

私たち、入院中の子どもたちと関わるNPOは、

医療者ではない立場で病棟に存在するわけですが、

だからこその意義と苦労があります。

医療行為や科学と全く関係ない、対極にあるような立場が病棟に入って行くことの意義とは・

●治療や痛いことを連想させない安心感

●憐れみや心配そうな顔ではなく陽気な笑顔の存在

●のびのびとした人間的な関わりあい、ふれあい

対極といってしまっては、医療者にもアーティストに対しても失礼でしょうか。

それにしても、

眉間にしわを寄せながら緊張の連続にいる医者や看護師たち。

みんな威厳があって1ミリのミスも許されないピンと張りつめたような知性の塊。

いっぽう、

笑顔をたたえ目尻にしわを寄せながらリズムやユーモアの連続にいるアーティストたち。

周りの感性をくすぐる創造力の塊。

その落差が時に滑稽でもあります。

アシスタントたちはきっと心の中でクスッと笑っているでしょう。

当たり前の存在である医療者。

かたや場違いで超個性的なアーティスト。

彼らはとりも直さず、

患者と医療との間にある緊張感を解きほぐす存在でもあります。

ハイセンスで豊かなユーモアが、

医者である前に、

患者である前に、

人間だよね~。

とアートを通して語ります。

キラッと光りながら、

時にふざけながら、

そして時におちょくりながら・・。

目的は「融合」。

少しずつ、じわりじわりと目的に向かっていることを実感するのは、

医療者たちが、

大道芸人に引っ張り込まれ、ボケ役という大役を仰せつかってまんざらでもなさそうなとき。

いつか子らに披露しようと隠し持っているバイオリンを、なぜかタイミングよくSHJの活動の時にプレイルームに持ってくるとき。

処置の時間が活動と重なると、子どもの生き生きとした表情を見て、参った! とばかりに終了時間を聞いて出直すとき。

笑っている子どもを見て顔のシワが眉間から目尻に移るとき。

ダイナミズムや感動をきっかけに生まれた共感が

「融合」をもたらし、

緊張感や孤独感、疎外感を吹き飛ばします。

1色で煮詰めるのではなく、

いろんな色を混ぜてかき回し溶かせば、

閉鎖空間において、インクルーシブな社会が作られます。

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~アートは闘病のちから 子どもは大人のちから~

今日はプロボノ支援企業の方の活動見学にアシストしました。

すでに始まっているところへ、気は急くところ、まずは病棟の外で手洗いうがい。

そこへ、水の流れる音、うがいのゴロゴロの音をかき消すほどの拍手や笑い声が病棟の扉から漏れてきました。

始まるにつれ賑やかになっていくのはいつものこと。

でも途中から活動に参加することは今までなかったので、まるで拍手喝采の劇場にそっと扉を開けて遠慮がちに入った時の突然の感動に包み込まれた、そんな瞬間でした。

ジャグリングなどの曲芸が専門のRYUさんのパーフォーマンスは本当にダイナミック。

すごい!

つい口に出してしまいます。

それを見る親子の笑顔はまるで病院にいるというより、遊園地にでもいるみたいに生き生きと楽しそう。

プレイルームでのパーフォーマンスを終え、個室へ。

ここでも一人一人にすごい技を、子どもたちにもできるように工夫して道具を用意するRYUさん。

「すごい技」の成功に、

”やった~!”

”わーい!”

その得意そうな表情といったらありません。

今日はちょうど「病棟の写真屋さん」の日。

一人一人の顔をバチっと写真に収めてプレゼントする日です。

カメラマンのsay phptographerさんはシャッターチャンスを逃しません。

活動している子どもの心から嬉しそうな顔とお母さんの満面の笑顔の写真は、成長の記録とともに、闘病を頑張った誇りとして大切にする、と喜んでくださっています。

さて、個々のアーティストの活動を繰り返し見て感じること。

子どもたちの期待感の中でアーティストは成長し続けているということ。

かけがえのない一人ひとり違う存在に対し、

その反応や表情から、今ここでどうしたら目の前の子が笑顔になるのかを懸命に読み取って、どう形にしていくかを毎回学び工夫しているということ。

RYUさんの子どもへの接しかたに感動した場面がありました。

活発な子どもへの対応は元気よく。

知らないひとへの緊張からちょっと俯き加減の子、そんなおとなしい子どもには正面からは語りかけません。斜め横くらいの角度の立ち位置でほんのすこし視界に入れてもらいます。

プレゼントのバルーンを、

「このひねりが難しいんだよな~」とか独り言を言いながらひたすら一生懸命作ります。渡す時は、

「はい、どうぞ」

ではなくて、膝の上に下ろしている小さな手に、横から滑らせるようにそうっと触れさせます。

バルーンをすぐに手に取ったその子は一瞬でキラキラの笑顔に変わりました。

嬉しい!ありがとう!というメッセージがこもっていることはすぐにわかる。RYUさんもすぐにありがとう、と静かに伝えていました。

一人一人に合わせたこの向き合い方は、これまで重ねてきた活動から少しずつ得た子どもたちからの教え。

活動を通してアーティスト含め、すべてのSHJスタッフが得た大きな気づき。それは、

今目の前にいる子どもの存在、そして子どもたちの真っ直ぐ見上げる眼差しほど、大人の感性を洗い清めてくれるものはない、ということ。

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〜アートは闘病の力!〜

久しぶりに活動に寄せていただいた感想を紹介します。

まさに、

アートは闘病の力!

💫ねん土がすごくのびてびっくりしました。

かたぬきは、上手にできてうれしかったです。

しゅじゅつして、大へんだったけど、楽しかったです。おうちでかざります。

お花の形のビーズがかわいかったです。またやりたいです。

ありがとうございました。

子ども

・・・手先を動かして夢中になる子ども。病気だからってそれが何なの?!

それくらいのエネルギーを感じます。幼心に、「しゅじゅつして大変だった」

だけど楽しかったと。これから続く入院も頑張れる。痛くたって外に出られなくたって、綺麗でわくわくするアートがあるんだもん。

そんな気持ちかな、と想像します。

💫入院中の点滴やいろいろな管に繋がれて病棟のプレイルームにも行けずベッドの上での遊びに飽き、ストレスで歯ぎしりがひどくなっていました。

ちょうど月曜日の朝、管が2本とれ点滴だけになった時、絵本を読んでくださる方が来ていると伺い、母娘共にワクワクしてプレイルームへ。

迫真の演技に娘の久々の笑顔が見られた喜びと、母である私自身も楽しく声をあげて笑いました。

これまで知らず知らずのうちにためていたストレスが一気に吹き飛んだようでした。

素晴らしい活動、これからも続けていっていただきたいと思います。

頑張って下さい!!                           

・・・子どもらしい体験ができない我が子を思うお母さん、アーティストの訪問にささっと目頭を拭う姿をたびたび目にします。そんなお母さんに笑顔が戻るのは子どもがアートを楽しむ姿を見て・・。 

アートはお母さんにも勇気と力をプレゼントできるのだと確信します。

同時に私たちスマイリングの活動にもエールを送ってくれる。

お母さんは素晴らしい!

💫毎月さまざまな内容のイベントが開催され、短期入院はもちろん、長期入院児も飽きることなく楽しんでいます。

また、付き添いの方もプロの音楽を涙して聴いたり気分転換の時間になっています。

その日の体調でプレイルームに参加できなくても、SHJの方が訪室してくれるのでどの子どもたちも平等に楽しめるのでありがたいです。         

保育士

・・・イベントというような華やかなものではありません。病棟のプレイルームに集まれる子ども3~15人ほど、そしてお母さんやお父さん。

こじんまりとアットホームな集まりです。目の前で、そして参加しながら本物のアートを楽しむ。

安静が必要だったら病室でプライベートコンサートや個別のクラフトワーク。

似顔絵のプレゼントなら、横になっていたって画家さんのスラスラと描く様子を見ながら出来上がるのを楽しみにするのも楽しいひと時。

アートは闘病の力!

〜専門家ってなんだ?〜

~闘病中の子どもたちに本物のアートを!~

=スマイリングホスピタルジャパンはプロのアーティストによる本格的なアートを病院、施設の子どもたちに届けます=

とキャッチフレーズを掲げながらも、駆け出しの頃は登録アーティストが足りなくて松本が趣味の手芸やクラフトを持って行き、

「今日はなんちゃってアーティストマツモトです。ごめんね~」

などと言いながらプレイルームの椅子にドカンと座って子どもたちとワイワイがやがややっていたものです。

じきにアーティストがたくさん応募、登録してくれて今では全国で150名超え!

なんちゃってアーティストマツモトは全くの出番なし。

本物のアートを届ける団体なのであなたは引っ込んでいて・・

と自分に言い聞かせる。

「そもそもプロって、専門家って?」

と、問い合わせも何度かありました。

「ある特定の学問・事柄を専門に研究して、それに精通している人」

辞書を引くとそんな定義が出てきます。

類義語としては、玄人・技術者・スペシャリスト・名人・達人・エキスパート・テクニシャン・など。

「有資格者=プロ」と言い張る人もいる。

しかし資格のない分野だってある。

「専門で生計を立てている」のが本当のところのプロの定義という見方もあるけど、ちょっと無機質な感じがする。

そこへもってくると、「マニア」や「オタク」などもその道のプロの別名?!こっちは人間ぽくていいなあ。

いずれにしても、どこからが専門家なのか、明確な定義がないのが確か。

問い合わせには必ず、

それを自分のライフワークにしている人。

それによって生計を立てているかいないかは関係なく、自分にはこれがある!と胸を張って言える人。

と答えます。

希望を言えば、あらゆる人が私にはこれがある!という「何か」を持ち、それを活かせる世の中になるといいなと思います。

専門性を磨き続けながら自分を高め、喜びを感じ、そして人を幸せにする人。

それって、

まさにスマイリングホスピタルジャパンのアーティストたちのこと。

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