子どもが大切にされる平和な社会へ

生きることは表現すること

教育現場での「表現」

学校教育ではもちろん

学習や集団活動が保障されていますが

私が団体を立ち上げる前に勤務していた

院内学級でも同じです。

学校での学習は

カリキュラムがきちんと決められているから

見通しが持てるし安心感もあるかもしれません。

ここからここまでを

いついつまでに・・

といった感じで

教科書を読み、

書かれたことを覚える。

数式を覚えて計算して

1つの答えを出す。

しかしそこに

どれほどの表現の機会があるでしょうか。

「枠」

教育現場では

子どもたちも

教員たちも

カリキュラムに沿った

「枠」の中で創造性を発揮できる場面が

少ないように思います。

もちろん授業には

「図工」「美術」「音楽」「家庭科」

などの専科の授業はあります。

そこでなら

クリエイティブな発想をもとに

独自の感性が活かせそうです。

しかしそこにも必ず

教科書があって

基準があって

それに従った

「評価」

というものがあり

子どもたちは

「通知表」

を意識することになる。

教員たちは5段階を意識した指導になる。

創造性はどこへ

こう考えていくと

子どもたちにとって

主体性や創造性や想像力というものが

遥か彼方のような気がしてきます。

子どもたちの目から

輝きが失われ

小さな大人のような表情を

よく見かけるようになったのは

与えられた内容をこなすのに

忙しすぎるせいかな、と思うのです。

私が子どもの頃、

空き地で路地で

子どもの笑い声や

悪戯の風景、

秘密基地づくり、

大人たちの井戸端会議・・・

生活の中に

イキイキとした他者との交流があったし

それらを通して

いろんなことを肌で学び

何より心自由だった気がします。

最近SNSで流れてくる昭和の風景はまさにそんな感じ。

とても愛おしくて思わず見入ってしまいます。

セピア色の画像がむしろ新鮮なのは

あの頃への無意識の憧れがあるのかな、

と思ったりします。

表現は生きる実感

話はそれましたが

子どもはもちろん

人はもっと自分を解放して

自由に表現する場が

必要だと強く感じます。

それをできるのがアート。

教科書のないアート。

自由に表現して自分らしさに埋没することこそが

生きている実感につながるのではないかな、

と思うのです。

だから私は教員をやめて

プロのアーティストが小児病棟に定期的に

参加型アートを届ける活動

を創り出しました。

もちろん

その子のコンディションや気持ちにより

参加しても見ているだけでもOK、自由です。

自分らしさを取り戻せるのがアート

音楽やものづくりに没入しているとき

子どもたちは

イキイキとしています。

健康な時、体調のすぐれない時

入院して治療している時

どんな時も

今の自分の置かれた状況や

将来の心配事

過去の後悔など

頭の中にはなくて

いかに

自分らしく表現するかに

没頭します。

自分らしくいていい自由

感性を揺さぶるような

自分らしさに身を任せられるような体験は

身体の自由を制限される

闘病中の子どもたちにこそ必要、

そう思って作ったのが

今の活動です。

心を解放していいんだよ

と子どもたちに語りかけるかのような場が出来上がりました。

それにより

彼らは自由でのびのびして

自分らしさを思い切り楽しんでいます。

自分らしくしていることで自信を取り戻すのだ

と言えるかもしれません。

そのような風景を通して

私たちは

彼らの心が

どんなに自由で

自分らしくいたいと思っているのかを

学びました。

〜なぜアートなのか〜「医療現場にアートを持っていくことでどんな効果があるのか」 これは団体趣旨の核心となる問いです。 まず、生活の中で心を豊かにするもの...

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子どもの療養生活をより良いものにするためには?

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命の全体性とは?

病と闘う子どものこと、医療の現場にアートがある、ということ

そして命のこと。

本書を通して考えてみませんか?

夢中になれる小児病棟」松本恵里著 英治出版 

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