小児がんの子どもの生活
スマイリングホスピタルジャパンの活動は
全国16都道府県47の病院・施設
にて行っていますが
県立こども病院
国立大学病院の小児病棟が多く含まれます。
入院患児さんの中には
小児がんのお子さんも多く
長い入院生活のため
病院が生活の場所になっていると言って
過言ではありません。
治療の合間に一時退院しても
また次の治療が予定されていて
それを数クール繰り返します。
そのような生活だと
自分の居場所も
学校も
仲間との時間も
全て宙ぶらりんになってしまいます。
このような生活が数年続くことが
少なくありません。
身体的な苦痛に加え精神的なストレスは
計り知れません。
小児がんの子どものことをもっとよく知ろう!
治療そのものに着目した事業
そんな中で治療に向き合わなくてはならない
こどもたちのために
参加型アートを届ける活動をメインに行っていますが
治療そのものに着目した事業として
少しでも痛みや束縛の中で笑顔をもたらすことができたらと
始めたアイテム開発、プレゼント事業。
すでに
以下のブログで紹介していますが
今回小児がん啓発月間を受けて
改めて整理しています。
全国のあちらこちらで
啓発キャンペーンやライトアップなどが
行われていますが
私たちも
小児がんの子どもたちやご家族を
応援したい気持ちは
いつ、どこ
関係なく同じです。
小児がんの子どものことをもっとよく知ろう!
プレゼントアイテム😍
プレゼントしている主なアイテムは
CV(中心静脈)カテーテルやPICCを保護するカバー。
小児がんなどの治療では
持続的に点滴が必要になるため
カテーテルを常駐しなくてはならないのです。
投薬されていない時には
体の外に出た部分を何らかの方法で保護する必要があり
CVカテーテル保護カバーや
PICCカバーは
そのためのものです。
CVカテーテルは体内に挿入する管のことで
点滴や静脈注射を行うために、
鎖骨や首、太ももの付け根にある血管から挿入し、
先端を心臓近くの太い血管(中心静脈)に位置させるカテーテル
のことです。
PICCは腕から挿入するCVカテーテルです。
子どもの好きな
車や恐竜やプリンセス系のモチーフ、
すみっこぐらしやポケモンなどのキャラクター柄の
キルティング布で作ります。
大きさや素材などは
病院のスタッフに最適なものを聞いて
改善を重ねました。
14種の柄から子どもが選びます。
CVカテーテル保護カバー👇は首にぶら下げます。
写真の紐は首の後ろの皮膚が擦れてしまうとのことで
Tシャツ素材でできたズバゲッティという紐に替えています。
PICCカバー👇は腕に挿入するカテーテル用なので
ピッタリと腕に固定できるようベルトをつけています。
CV、PICC保護カバーについて
小児がんの子どものことをもっとよく知ろう!
嬉しいコメント
みなさんからコメントをいただいていますが
その中から
いくつか感想を紹介します。
・お子さんたちが楽しそうに選んでいます(病院職員)
・PICCカバーは既成のものがなく作成いただいているものしか恐らく世の中にないため、本当に重宝させていただいています(病院職員)
・カテーテルカバーを作ったり買ったりすることが難しく、困っているときに貴社のサイトをたまたまみかけました。先週退院をして家に帰ってきてカバーを受け取り、とてもホッとしました。これから2年の化学療法でカテーテルを常につけて生活するので活用させていただきます(患児保護者)
コメントの中には
サイズを小さくしてほしい、
という要望があり対応していますし
こんなものが欲しい、
というコメントも来ていて
試作を始めるところです。
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突然の小児がん宣告に戸惑う暇もなく即入院
という状況の中、
必要なものをすぐに手に入れることができるよう
これからも治療に必要なアイテムを調査、作成、
提供していきます。
小児がんの子どものことをもっとよく知ろう!
用語について
CV、PICC保護カバーについて
著書「夢中になれる小児病棟〜子どもとアーティストが出会ったら〜」
子どもの療養生活をより良いものにするためには?
立場を越え、共に成長し、支えあうためには?
命の全体性とは?
病と闘う子どものこと、医療の現場にアートがある、ということ
そして命のこと。
本書を通して考えてみませんか?
「夢中になれる小児病棟」松本恵里著 英治出版
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松本恵里著書「夢中になれる小児病棟」
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