〜真っ白の壁にウォールペイント!〜
子どもたちへのアートプログラムに加え、病院自体をもっと明るく少しでも楽しい場所にしたい!
という願いは設立当時からの夢でした。
病院は何故かどこもここも真っ白だから、スマイリングのアーテイストが心躍るようなダイナミックな絵を病院中に描いてくれたら素敵だな、と感じていました。
ハンガリーのスマイリングホスピタルでは、病院でウォールペイントをするのが盛んであること、
たくさんの写真とともにハンガリー代表のアルバートから紹介され、いつか日本でも!とワクワクしたものです。
しかし、塗料は匂いや揮発性が強いとされ、どの病院でも敬遠されました。
そんな残念な思いとともに諦めかけていた頃、神奈川県立こども医療センターから嬉しい電話が!
理学療法室前の待合廊下があまりにも殺風景だからなにか楽しい絵を描いてくれないか、との依頼です。
なるほど、下見に行くと、ポスター一枚ない、寂しく冷たい雰囲気。
痛いリハビリを待っている間、目の前が真っ白なんて、痛みしか思い浮かばず逃げ出したくなるにちがいない。
これは急いで取り掛かろう。
塗料代は神奈川小児医療基金が協賛してくれるとのW嬉しい提案に、もう考えることは何もない。
兼ねてからウォールペイントを提案してくれていた登録アーティストのイラストレーター真鍋麻里さんが、待ってました!とばかりに引き受けてくれ・・。
2日掛かりでポップで賑やかな風景ができあがりました。
私はといえば、指示された色で塗り絵を黙々と、そして思い切り楽しみました。
子どもたちと一緒にできたらなぁ・・と考えながら。
ウォールペイント・・
画用紙の大きさを気にすることもない。
子どもたちだったらどんなにのびのび描いてくれるかな。
どんな夢いっぱいの絵になるかな・・。
大人だって子どもたちと一緒にできたらどんなに楽しいだろう。
まだまだ病棟に入って塗料を使う許可は出ません。
いつか病棟でも!
と願う毎日です。
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