電動車椅子を使って、できるだけ外に出る機会を作っている入院中SHJスタッフ白髭。
車椅子仲間と一緒に紅葉を見に行ったり、バードウォッチングに行ったり・・。ときにはバスで行けるAEON MALLなどにも。
最近医療センターからバスに乗ろうとして理不尽な思いをしたそうだ。
ステップ付きのバスが来て乗れずに困っていたら、「次のに乗って!」と高飛車な対応。さらに20分待たなければならなかった。
次のに乗れたはいいが、車椅子ゾーンに固定ベルト、一人で乗ったら誰が装着してくれる?
タイヤのところに動かないようにおもりをつけてくれる人がいてホッとしたのもつかの間、
急発進で前輪が浮く。転倒防止バーがあっても恐怖だったという。
さらにタイヤが浮かないよう、余計緊張して力をいれなくてはならず、乗るときも乗れた後もストレスが続いたそうだ。
運転手さんがやってくれたらいいけど、時間が気になるのだろうと諦める。
それにしても冷たい対応に傷ついたことだろう。
2017年7月 – バニラエアーで、車椅子の男性がそのまま搭乗できないということで、自力で腕を使って タラップを登らされた、という報道があった。
車椅子に限らず、障害者、高齢者、妊婦、女性なども含めた弱者に対してまだまだ合理性に欠ける社会。
容易には無くならない物理的なバリアは、心をバリアフリーにして補完すればいい。
手を差し伸べることをためらわず、むしろそうできない人たちに示していこう。
最近話題になっているのが子ども用車椅子。バギーとも呼ばれ、障害や難病で首や腰が不安定な子供が乗る車椅子だが、ベビーカーと間違われやすい。
電車やバスで、
「ベビーカーを畳んでください」と言われ、困る保護者も多い。
特別支援学校に努めた経験がある私にとっては一目でわかるけれど、縁のない人にはわかりづらいのだろう。
判別しやすくしようと、母親らが「バギーマーク」を手作りし、理解を求めているという。
当事者や家族は、社会が想像力や行動力に欠ける、と嘆いていても仕方ない、と一歩先を歩いている。
思考し続け、行動し続ける。バギーマークは、そんな自らアピールする方法を行動力で示した一つの形。
さて、SHJスタッフ白髭。
社会に車椅子ユーザーの苦労を知ってもらおう(楽しみながら!)と、電動車椅子を使った動画を制作した。
病院の車椅子友達とコンビを組んで作ったそうだ。コンビ名は「大トロ車椅子」。
テグスで クマのテッドを吊り下げて 一つ一つコマドリで撮影。
テッドが床に落ちるだけで大変。二人して取るのにたいへんな苦労をしたという。
白髭は不自由のない足を使って、相方は不自由のない上半身を使ってバリアを克服し、完成。
これぞ日本版「最強のふたり」。
車椅子に優しい社会を!! 大トロ車椅子&松本より。
テッドに電動車いすを操作させてみた シーズン1→https://www.youtube.com/watchv=PMRrjRHY0Ok&feature=youtu.be