“The Christmas Song”
“White Christmas”
“When You Wish Upon a Star”
“I Saw Mammy Kissing Santa Claus”
“Movie Darling~冬の星座~”
“赤鼻のトナカイ”
etc.
シンガーソングライターの石橋和子さんが、クリスマスにちなんだジャズスタンダードナンバーをたくさん用意して練馬区のHさんのお宅へ。
まずはクリスマスムードを演出するために、リビングルームに光をちりばめました。曲に合わせて色や雰囲気を変えていきます。
バラード調に合わせた淡い光。
「星に願いを」では満天の星の光を。
そして「赤鼻のトナカイ」にはサンタやトナカイが飛ぶポップ調。
わあ~!っと、Hさんの瞳もキラキラ輝きました。
ちなみに特別支援教育ではライトをよく使いますが、視覚の弱い方には「見る」動機を促すために光はとても有効です。
そして!
Hさん念願のブルースセッション。
右手の人差し指一本でパソコンを自在に操作するHさんはiPadのドラムアプリでパーカッション担当。クライマックスは石橋さんオリジナルの”もっきんぽっとブルース”。石橋さんとの息のあった演奏は、まるでライブハウスのように盛り上がりました。
「楽しい!自分で演奏しているんだ」
進行性の病などにより以前は出来ていたことができなくなってしまうことがあります。
しかし、方法さえ工夫すればどんな人だってやりたいこと、好きなことを実現し、自分の世界を広げていける・・・
SHJの理念をHさんが目の前で証明してくれました。
ITは身体の不自由な方にとって自己実現を目指すためのツール。仮に身体のわずかな部分しか動かすことができなくても、方法次第では思い描いた世界に漕ぎ出し活動することができます。
しかし、想像力や創造性という感性の部分はITには任せられない。
こんなことしたい!作りたい!自分を表現したい!
そんな気持ちに限りなく寄り添い、その場で即実現させてしまうところはやはりプロのアーティストの技ならではです。
アーティストとの温もりのあるコラボレーションにIT技術が少し加わることでさらにワクワクが増える。活動を通して、今回もスタッフにとって気づきと学びがありました。次回は足の指も使って演奏をバージョンアップさせよう、という楽しい計画も!
在宅訪問での活動がより深みのあるものになりそうです。
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