「好奇心を持ち、簡単に信じないこと」
これまでブログで度々綴ってきた大切なこと。
好奇心を持ち=“Sense of Wonder”
・・・なぜだろうと不思議に思うこと
簡単に信じないこと=“Critical Thinking”
・・・批判的思考
まさにこのことをノーベル賞を受賞した本庶佑氏が大切なこととして述べています。
氏が述べた珠玉の言葉はまだまだあります。
「教科書といえども信じず、自分の目で確認し、自分の頭で考えなければいけない」
・・・批判的思考の原点。しかし自分に置き換えてみると、そもそも教科書を理解していたのか!というところが甚だ疑問だが。
「不思議と思う心が大切」
・・・Sense of Wonder これがなくては生きている喜びは半分だと思う。
「生命科学について私たちはほとんど分かっていない」
・・・わからない。から始まることの謙虚さや潔さがあれば、突き詰めていくことに行き詰まりを感じたことがあったとしても、ただひたすらに・・という姿勢に揺るぎはない。それがこの結果になったのでしょう。
「何が重要か分からないのに大きな山だけを攻めるのはナンセンス」
・・・「物事の本質」であるそもそもから始めなくては、と常に感じています。派手さや目立つことについ目が行き、自分を見失ったり、本来の目的からぶれてしまっては必ず後悔を招くと思います。
私が普段大切に思っていることを見事にダイナミックに裏書きしてくれました。
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人の命をテーマに、生命を脅かす最大の敵をやっつけることを目的に、研究に専念してきた本庶氏。
最初は製薬会社は一切研究費を出してくれなかったといいます。
長年の仲間から免疫細胞の共同研究を断られたこともあったといいます。
しかし、
「注目されていないところで、新しい価値を見出すことが大切」という地道さは、勇気を与えてくれます。
本庶氏のモットーとは6つのC。
好奇心=CURIOSITY
勇気=COURAGE
挑戦=CHALLENGE
確信=CONFIDENCE
集中=CONCENTRATION
継続=CONTINUATION
研究に専念できたのは家族の支えがあってこそ。
「こういう人生を二度やりたい」と。
奥様も学生時代は本庶氏と同じ生命科学の研究をしていたそうです。
内助の功とはいえ、ふたりのノーベル賞と言っていいと思います。
これからは若い人たちにたくさんのチャンスを与えて欲しい。
本当に重要な山を調べられるように、研究費を惜しまないで欲しいと訴えます。
自らの成功は後進への架け橋。
未来のために妥協しない研究姿勢に、人類への愛を感じます。