なんか変だぞ!
そこまでしてくれなくても・・。
せっかくの親切なのにばちが当たるでしょうか。
批判を覚悟で、日頃思うこと、書いてみます。
電車の車内案内。
「ご利用ありがとうございます」
から始まって、
「次は○○○駅です。
降り遅れのないように~~」ととても親切なアドバイス。
お身体の不自由な方へ席を譲ってね、までくると幼い子ども相手か!
そこまで言われなければ行動できない未熟な人間でできている国なのか!
と思ってしまいます。
この手のアナウンスが当たり前になってしまったら、
電車は別名、指示待ち人間製造機。
鉄道会社の罪は重い。
お客様サービスはあればあるほどいいだろう。
という配慮?
他社とのサービス合戦?
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車内放送多い、少ない、
どちらがいいかは別として・・。
今から40年前。
英国留学のために初めて異国の地へ。
誰も教えてくれない。
ターミナル駅に掲示してある行き先別プラットフォームや乗り換え案内を見て、
「自分でなんとかしてね」、
というスタンス。
車内でも、
“Next ~~station”.
それだけ。
That’s all.
一気に緊張が走るけれど、
そんなものか。
そうだよね。
自分のことだ。
100人いれば100通りの旅。いちいち鉄道会社や駅が案内するわけにはいくまい。
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車内放送は、日本のサービス精神の典型かもしれません。
2020年のオリンピックに向けて、
和のお・も・て・な・し
はさらに深みを増すのでしょうか。
外国人に心地よく映るのか、
はたまた、うるさくて会話もままならない、と映るのか。
日本のおもてなしを観光として経験するForeigners。
かたや、それが日常になっているわたしたち。
この場でさらに批判的態度に出たくはないけれど、
つい思い浮かべるのが
「思考停止」の助長・・・。
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ついでに、乗客の側からすると、
自分へのサービスは当たり前。お客然としている。
しかし、乗客同士の助け合いやマナーはそっちのけ。
ぶつかっても逆にお互い迷惑そうな顔をしたり、
周りに席を必要としている人がいるかどうかを確かめる前に空席へ一目散。
座ったら最後、スマホを取り出して自分の世界へ。
他人への関心シャットアウトを決め込む風景満載です。
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いっぽう、中年の女性が赤ちゃんを連れた若い女性へ気配りする風景をよく目にします。とても気持ちがいい。
そのまま会話が弾んだりすることも多いものです。
こんな風景にぶつかると、ホッとします。
頰が緩み、にやけている自分に気づく。
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電車内で会う人とは、ほとんど最初で最期の出会い。
人生は一期一会。
短時間の、たまたまの縁の繰り返しだとしたら、その一つ一つを丁寧にすることで人生が豊かになるような気がします。
車内アナウンスなんかなくても、他人と目を合わせて話すことで、必要な情報プラスαの小さいけれど嬉しい幸せがあるかもしれません。