子どもにとって入院とは
家族と離れ
友達と離れ
学校を休み
長期になれば転校し
サッカーも水泳もピアノも英語教室など
大好きだった習い事も一旦お休みです。
自由に動き回り
外で走り回った日々とは一転
カーテンで仕切られた狭い場所に連れてこられ・・。
真っ白い病室の真っ白なベッドの上に座らされ。
見回せば
身の回りの生活品や着替えを収納するための細長い棚と
反対側に小型冷蔵庫が収まったキャビネット。
薬やら細々とした日用品を入れておく小さな引き出しがついていて
その上には少しだけ角度が変えられる小さなテレビ。
ベッドの横には申し訳程度においてある
面会者用の丸いす。
そのうちに、わずかな隙間も
点滴台やらモニターやらで埋め尽くされ・・。
お気に入りの運動靴の代わりに持ち込んだスリッパは
いつの間にかベッドの下に追いやられ潜り込んでしまう。
そこへ看護師さんが医療機器の乗ったステンレス製のカウンターをカタカタと冷たい音をさせて引いてきて
回診の時は医師たちがベッドをぐるりと囲みます。
白衣の壁に視界を遮られ、ものすごい圧迫感。
なにやら難しいことを難しい顔で話し合っている。
さらに
聞こえてくるのは
ピーピーという冷たい電子音や館内放送。
そして看護師さんが患者さんのところへ急ぐナースシューズの足音。
そんな中、唯一耳に入る音楽といえば
どこかの患者さんが看護師さんを呼ぶ
ナースコールの呼び出し音。
単調な同じメロディーの繰り返しです。
このような日がいつまで続くかわからない不安と恐怖の毎日が幼ごころを苦しめます。
大人でさえ病棟のイメージは
冷たい
硬い
無機質
だと。
そこに加わる痛みと孤独。
経験のない人は思い描いてみて。
経験のある人は思い出してみて。
そして
それが子どもだったら?
さらに今、
院内のコロナウイルス感染対策に緊急事態宣言が重なり
感染への防御が一層強まります。
そのため、
ある小児病院から
面会は両親祖父母2名まで合計1日2時間
と報告を受けています。
1日も早く日常に戻り
面会も学校も活動も再開し
子どもたちに笑顔が戻りますように。
👧 👦 👶 👧 👦
病院、施設の子どもに向けて作った
SHJアーティストのパーフォマンス動画集
YouTube「スマイリングちゃんねる」公開しました。
Smiling Hospital Japan Official Website
Smiling Hospital Japan Facebook