子どもが大切にされる平和な社会へ

生かそう!休校中の学習保障方策の多様性🎒

インフルエンザ流行により

しばらく学校が休みになると

なんだかホッとしたり

流行が収まり再び登校が始まると

憂鬱になったのを覚えている。

中学生の頃か、高校生だったか・・。

いつのことかははっきりと覚えていないが

そんな感覚を抱いたこと自体はなぜか

鮮明に覚えている。

*****

さて学校が始まった。

不要不急の外出は避けて!

という空気の中

いち早く導入されたのが一斉休校。

その頃、

え?

子どもたちにとって学校へ行くことは

不要不急なの?

と政府の対応に疑問を持ったものだ。

大人と違って

毎日が大切な成長の時間なのに

専門家による裏付けも

決定がなされた経緯の議事録もないなか

とりあえず?

何かしなくちゃ?

思いつきと思えるような唐突な対応だという

疑心暗鬼はつきまとった。

今に至ってもなお

あの一斉休校の効果の裏付けは立証されないのだろう

と残念な思いだ。

結果的に

一番守らなくてはならない存在が

世の中の都合に真っ先に矢面に立たされた感は否めない。

そして今、

学習の遅れを取り戻す!

という一点張りの

休校の弊害対策に追われる教育現場。

これまた

守られるべき存在が

世の中の動きに振り回される。

コロナ禍のなか

在宅勤務が広がり、

コロナ禍を通して

在宅勤務の利点に気づき

リモートワークが定着した業界もあると聞く。

それなら!

6/5投稿~この際、いっそ学校改革

で綴ったように、

せっかく

感染の状況に合わせて

三密を避けるための

多様な方法を生み出した教育現場。

三密予防を目的に生まれた多様性への取り組みを

子どもそれぞれの持つ多様性に寄り添い

個々のニーズに合わせた

教育環境や枠組みの改革にまで

いっそのこと広げることはできないものだろうか。

と提案してみた。

その中で我ながら画期的と思った発想は

学校行く、行かないの選択制。

一斉休校の流れのまま

登校しないで学ぶ

ということを個々に選べれば

学校という制度に苦しまなくて済む子どもが

一気に増えるのではないだろうか。

自分に合う学び育ちのかたちを当たり前に選ぶようにするのだ。

冒頭で綴った自分の経験から

自分もこの流れの中にいたら

行かない選択をしたかもしれない。

もっとも、

あの頃は「登校拒否」という言葉さえもなかったほど

社会問題になっていなかった、または

人知れず我慢する生徒が多かったのかもしれないが。

・・・・・

実際、熊本市や東京の世田谷区などでは

休校風のオンライン授業に

不登校の子どもも参加し、そのまま継続して

学校再開後も授業のライブ配信をするという。

子どもを個別にサポートする体制構築を課題とし

実行しているところも現にあると知り、希望が持てる。

・・・・・

現代教育行政研究会代表の前川喜平氏も

新聞のコラムでこう書いている。

「休校中に行われた『あの手この手』の学習保障の方策は、そのまま不登校児童生徒の学習保障の方策になり得る。毎日学校に通う以外にも様々な学び方がある。そうした様々な学び方を、学校再開で止めるのではなく、これからの教育に生かすなら、一斉休校という災いを転じて福となすことになるだろう」

と。

私が抱いた

「一斉休校で生まれた様々な工夫や多様性を

学校が普遍的に抱える問題に照準を合わせ

これからの学校改革に生かせないだろうか」

という発想にとても近い考え方を

教育の専門家がメディアで提言しているのを発見し

自分の考え方にお墨付きを頂いた気分。

こうしてブログで細々と綴っていることへの大きな励みになる。

休校中に生まれた学習保障の方策の多様性が

これからの学校のあるべき姿に向かって生かされますように。

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