子どもが大切にされる平和な社会へ

👕障がい児者の「衣」にもっと注目して!👚

制服から考える

卒業式、入学式・・・

学校では様々な式典が行われる季節です。

卒業生、在校生、

入学する子どもたちにとって

式に相応しい服装、というのが求められます。

普段から制服を着用する学校と

制服のない学校があります。

また、標準服、というのがあって

デザインは一般的な制服といったところで

普段着る、着ないは生徒の自由で

式典の時は着なければならない学校もあります。

特別支援学校の制服

そんな中、

ある特別支援学校の生徒のお母様から

「卒業式で制服を着なくてはならないのだけど

ファスナーとベルトがバリアになっていて

脱ぎ着がしにくい、

一度着てもトイレなどの時に困る」

という話を聞きました。

特別支援学校も

制服が決まっていたり

学生服とブレザーのどちらかを選ぶところ

そして標準服があるところ、

さらに自由、というところもあります。

制服のない特別支援学校は

着やすさ、動きやすさ

という点で

その子にとって着やすいものを

選ぶことができるのでいいな。

と思います。

もちろん、

制服を着たい、着せたい

という子供やご家庭も多いようです。

なかなか課題視されない「衣」のバリア

今回相談を受けた方のお子さんは

標準服を採用している学校です。

しかし、

特に肢体不自由部門の特別支援学校生徒にとって

制服、というのは実に脱ぎ着しにくく

動きにくそうに思います。

この生徒も普段は着ない標準服、

卒業式のために着たいのだけれど・・・

ということでした。

私は以前に

「教員や介護士さんに手伝ってもらうのではなく

自分で尿瓶を使ってトイレをしたい」

という車椅子ユーザーの高校生の

スゥエットパンツに

ファスナーをつけたことがありました。

自分でできる!

という彼の満足な様子が嬉しくて

その後数本、お直しをしました。

新たなライフワークは服のお直し屋さん お直し屋さんの原風景 洋裁を独学で身につけた母は 私が物心ついた頃から 自宅でミシンを踏んでいた。 洋服の仕立...

その後、また服装で困る人がいたら

お直しを請け負いたいな

と思っていたところだったので

来た来た!と胸を高鳴らせながら

今回の制服のスラックスお直しを

申し出ました。

「ぜひお願いします!」

と喜んでいただき

「よっしゃ!」

ミッションを得て

得意の裁縫の腕をふるいながら

ミシンに向かいました。

「お直し」一連の流れ・・

1 ウエストサイズ等聞き取り

2 元々ゴム入りだった部分はそのまま残してベルトを外し、タック(ウエストから下に向けて入っているひだ)を解く

3 ファスナーを外す

4 ファスナーを外した部分を裏にとも布を当てて縫い閉じる

縫う前にしつけ糸をしっかりかけます

5 余分だった裾の布をベルトに利用、ベルトサイズに合わせて切る

6 外したベルト部分に5を縫い付ける(ここを丁寧にすると仕上がりが綺麗)

7 ウエストサイズ+10cmの長さのゴム(幅3cm)を6に縫い付ける

8 ゴムを包みながら6を内側にかがり縫い

9 ゴムをウエストサイズになるよう引っ張って切り、終点のところでしっかり縫い付ける

「衣」を家庭に丸投げの特別支援現場

肢体不自由特別支援学校の場合、

制服あります

標準服、よかったらどうぞ

で、

あとは各家庭に丸投げでいいのでしょうか。

生徒やご家庭のニーズに寄り添ってる?

特別支援を行うところじゃないの?

って痛切に感じます。

制服を作る企業だって

買っていただき使っていただくお客様の身になるのは当然のこと。

そうでなければ、SDGsで言う

No. 12「作る責任・使う責任」

に抵触します。

まず誰一人取り残さない

という理念に反するし

買っても十分活用できないままです。

「服のお直し」請け負います!

人の生活の基本を

衣食住」と言います。

この中の「

の大切さを思えば

制服を含めた生徒の被服に

学校はもっと関心を持っていいのではないでしょうか。

制服の会社に

「お直し部」

「困難さに寄り添った衣服の開発事業部」

があってもいいし、

学校がそこを斡旋し

費用は国が補助する。

当たり前のことのように思います。

それがないなら

私、請け負います!

制服だけでなく、普段着だってなんだって!

ご相談はこちら↓

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