SHJのこと

取材はいつも緊張とともに・・・😓

今朝10:00 

毎週土曜日7:00~9:00に放送される

TBSラジオ「蓮見孝之 まとめて!土曜日」番組内

8:20ごろから30分間ほどの放送

人権TODAY

で取り上げていただくことになり電話で取材を受けました。

収録だから適当に編集してくれることはわかっていても

電話だからすっぴんだってへっちゃらなはずでも

人前が苦手な私は

ズバリ!「思いを伝える」

場面が迫ると固くなってしまいます。

生出演に至ってはもう、全身が心臓になります。

そんな自分を見るのが嫌で

SHJのサイトに貼ってあるプレスリリースのページは

事務所では開かずのページとなっています。

しかしそうは言っても

結構図々しくて

「では今お話いただいたことを来週の番組で使わせていただきます」

と言う記者さんの言葉に

ちょっと待った!

をかける自分が。

「あのう、もう少しいいですか・・・」

だいたいいつもこのパターン。

だから生放送の時は自然と早口になり

あとでスタッフに辛口コメントをもらうはめになります。

😝 😝 😝 😝 😝

取材で喋ること

その1.活動再開にあたり喜びと懸念

は前々回綴りました。

→2020/7/13投稿~ラジオ取材:活動再開の喜びと懸念

今回は

その2.コロナでの活動休止の影響

すでに記者さんに訴えたことですが

ここでまとめてみたいと思います。

取材の余韻の中で反芻するたびに

「ふむ、ふむ、大事なこと言った。よし」

といつになく納得しています。

*****

活動休止・・・

3月にひと月休止と決まった時は

これほど長くこの状態が続くとは考えていなかったので

長くなればなるほどその弊害への危機感が募りました。

”必要だからやっていること”

”必要とされているからやっていること” が

できないもどかしさといったらありません。

まず浮かんだのが子供たちへの影響です。

病棟という狭い空間で病気と闘っている子どもたち。

大切な成長期にただでさえ活動や生活に制限がある中での

新型コロナウイルス感染拡大で

全てのボランテイア活動や両親以外の面会が停止になりました。

楽しい時間やアクティビティは欠かせないはずなのに

それらを届けることができなくなってしまったのです。

病院によって違いはあるものの

面会は両親のみの1~2時間程度。

そして

私たち団体にとっての影響は・・・

最もデリケートと言っていいような現場を

定期的に訪問することは

本来からして難しい中、実績を重ねながら

「参加型芸術活動」の意義を医療スタッフに理解してもらい

賛同してもらい数年かけて軌道に乗せた活動。

そこへ普段から一番神経質になる感染症のリスク

~リスクといっても正体のまだわからない新種の敵~

が医療を脅かし始めたのです。

以前のように

頑なに守りの体制に入ってしまい

その姿勢が固定化してしまうのではないか、

これはもう病院としては最大の危機感をもって

用心しなければならないのだから

万全の対策としてボランティアの病棟立ち入りは今後は遠慮してもらおう、

という空気ができてしまうのではないか、

というのがいちばんの心配です。

コロナだから仕方ない、

子どもたちには我慢してもらおう、

と医療者としても意に反して

こどもの心を置き去りにせざるを得ないような事態になることはさらに怖いことです。

活動をしていく上での具体的な影響としては

・このまま活動ができなくなるのではないかという不安

・いつ再開できるかわからないため予定が立てられない

・アーティスト始め、活動するボランティアが再開のめどが立たない中

 SHJの活動へのモチベーションが下がってしまわないかという危惧

これらは団体を作った身としては

寝ている間も悩んでしまうことです。

そうはいっても、

状況に合わせた新しい活動を模索、実行するチャンスや

改革への工夫が生まれた

ということはありました。

これにより通常の「参加型芸術活動」の意義を再認識したことも大きな収穫です。

新しい日常の中で、

相手との距離を保たねばならない難しさ

現場へ行けないことの活動の難しさ

を感じながら改革するべき点は改革する。

しかし反面、

対面でしか実現できない「参加型活動」という価値にぶれずに

団体の理念を見失わないよう、

社会の変化に対応しながらも

変化に振り回されず地に足のついた活動をしていきたい

という思いを新たにしました。

それならば変えていこう・・

とするのは大事。

でもその前にしなければならないのは、

変わらない活動の価値を

変わってしまった状況の中で

どのようにすれば実施できるのか工夫し実行すること。

社会や医療の場に対しては、

ただ子どもたちを感染から守り

治療に専念することに凝り固まって欲しくない、と伝えたい。

決して感染症に怯えるだけではなく

新しい日常の中で

病や障害と闘う子どもたちの

学びと成長という観点から

主体的に学び活動し自己肯定感を取り戻せるような活動を

可能な限り保障していかなくてはならない

ということを訴えていくことです。

どんなことが起こっても

病や障害と闘う子どもたちが、

守られるべき受身の立場ではなく

ワクワクするような魅力的な参加型活動を通して

心自由に主体的に自分を生かし自分を愛し

自分を大切にして生きていく、

そんなきっかけとなる活動を

これからも続けていきたいと思います。

子どもは未来への宝(これ口癖)。

今可能な最善の方法を見つけながら

大人は彼らの成長を後押しし見守っていかなくてはならないこと。

訴え続けていきたい

・・・・・

ってなことを記者さんに熱く訴えた

今朝のひと時でした。

「緊張」と「図々しさ」

相反するようでいて、私の中で同居しています^^;

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