つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

藤井聡太棋聖誕生!🙋‍♂️

特に将棋に興味があるわけでもない

ましてルールも知らないくらい。

現在小学校3年の孫が1年生の時

将棋を指南してくれたが身につかず

とんちんかんな駒の進め方をするばあばを呆れ顔で見ていたっけ。

それなのに

3回も藤井聡太棋士についてブログで話題にする理由は

記録を塗り替え続けても偉ぶらない彼の爽やかさが好きだから。

そして何より

彼が通った幼稚園がモンテッソーリこどもの家だから。

モンテッソーリ教育の考え方やそれを確立させた

モンテッソーリ女史のストーリーに深く感動し、

息子(現在28歳)をこどもの家に通わせたくらい

モンテッソーリの理念を敬っています。

→2017/7/3投稿~ 藤井4段~モンテッソーリ教育

→2018/2/18投稿~モンテッソーリ集中現象!藤井聡太六段!

それにしても藤井聡太さんの成長には目を見張ります。

つい3年前に4段に昇格し

約半年後に早くも6段へ

そしてトントンと階段を駆け上り

先日7月16日に見事「棋聖」のタイトルを獲得しました。

将棋は粘り強さと集中力が不可欠だといいますが

藤井棋士の集中力はどこから来るのでしょうか。

幼少期に受けたモンテッソーリ教育で、

自分がやりたいと思ったことを

何度でも満足するまで繰り返してよい環境が与えられていたから

ではないかと思っています。

彼の有名なエピソードのひとつに「ハートバッグ」づくりがあります。

息子も1つか2つは作って持ち帰った記憶があります(彼はすぐに飽きてしまったことが伺えます(^^;;)。

画用紙を細く切ったものを編んでハート型の袋を作る作業です。

これに3歳から夢中になり

毎日何個も作り嬉しそうに持ち帰ったそうです。

全部合わせると100個くらいになると母親。

さてモンテの集中現象とは・・

🌀手を使いながら知性を働かせ夢中になれることに出会うと、繰り返し繰り返し同じことをやり始める→集中現象

🌀繰り返すリズムに合わせるようにして深く精神を集中させていく→感受性が特別に敏感になる敏感期

🌀さらに、活動をいつまで続けるかが自由に任せられているところでは、非常に深い集中に入る。

このような一連の現象を「モンテッソーリの集中現象」といいます。

特に3~5歳くらいの子どもは周りから孤立したような姿で

何かを一生懸命やっていることがよくあります。

これはとても大切なことで

周りの大人が、

「まあ一人でかわいそうに

公園に行ってお友達と遊びましょう」

などと余計な口出しをすることは禁物。

藤井棋聖は5歳で将棋を始めたというから、

敏感期にたっぷりとことん集中して

自分らしさに浸っていたのだろうなあ、と想像します。

そしてついに

 17歳11ヶ月最年少で見事、棋聖の称号を得たのです。

  棋聖とは・・・

  囲碁・将棋で、技量の特にすぐれた人および称号(コトバンクより)

記者会見では

「将棋は難しい。この立場になってもまだまだわからない。

どのような局面でも最善に近づける対応力を伸ばしたい」

色紙に「探究」という言葉を記して

謙虚で努力家らしいコメントを伝えていました。

”この立場になってもまだまだ分からない”

だから「探究」を続けようと。

若くして名声を得たり勝利を続けるケースは

世知辛い日常にとって明るいニュースです。

しかし早い段階で上り詰めてしまうことで

今後の人生がプレッシャーの連続にならないといいなと思ったりもします。

でも藤井棋聖にはそのような心配は無用そうです。

どんな立場になっても分からないことだらけ。

だから学び続け、探究していきたいというその姿勢に

人生をひたむきに楽しむ人間的な深さやゆとりさえ感じます。

自分も含め全ての大人たちは

”どんな立場になってもまだまだ分からない”

という彼の言葉の前で立ち止まり、咀嚼してみるのもいいかもしれない。

”実るほど こうべを垂れる 稲穂かな”

藤井青年にぴったりの言葉です。

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