頼もしい高校生たちとの出会い
4月に出店したアースディで
目をキラキラさせながら
「話を聞かせてください！」
と総勢6名で
スマイリングホスピタルジャパンのブースを訪ねてくれた女子高生。
彼女たちは
とある女子校のボランティア同好会の学生たち。
ボランティアに関心のある学生たちが集まり
サークルとは別に学内に同好会を設立するという意欲に満ちたグループです。
顧問の先生は同校の英語教諭。
「社会課題を学んでも
『自分にできることを見つけて何かしたいです』
といったような教科書的な感想ばかりで
本気なの？
ともどかしく感じ、
同好会の設立に踏み出したそう。
まずはいろいろな社会活動を知ることが
目下の課題でアースディを訪ねたと言います。
アースディで
「またお話ししましょう。
機会を作って事務所に遊びにきてくださいね。
住所はここ」
と言いながら私がリーダーに手渡した名刺が
とても嬉しかったそうで
「生徒たちの反応から
この活動とは一時的な関わりではなく
ずっとお付き合いをさせてほしい！」
と顧問の先生は話してくれました。
子どもたちに自分ごととして考えられる
想像力と共感力、そしてそれに基づく行動力を身につけてほしいね、
とこの教諭と意気投合しました。
彼女たちは今後、スマイリングホスピタルジャパンの
活動に参加してくれる心強く頼もしいボランティアメンバーです。
もし自分だったら・・・
7月の同好会活動日に
スマイリングホスピタルジャパンの事務所に
いまでは11名に成長したメンバーと顧問教諭がやってきます。
ボランティア活動として
何か作業をしてもらう、
というより
今回はまず、
「支援の現場を知り考えるワークショップ」
を開きます。
支援したい現場、
つまりこの場合は病棟の子どもたちの生活
を想像してみることから始めます。
どんな毎日だろうと。
想像しきれない部分、例えば
治療について
学校の勉強について
など、
私が院内学級の教員をしていた経験を通して
話をし、
それを踏まえたQ&Aののち、
自分だったらどんな気持ちで
何が必要か
例えば
女子高生らしく
入院しててもおしゃれしたい
生活空間となるベッドまわりを
明るく快適にしたい
などなんでもいい。
身近なことに思いを巡らすこと、
具体的なことがらを考えることは
自分ごととして考える練習になるはずだと考えます。
海外のボランティア事情を学ぶ
さらに
夏休みに帰国している留学生が
このワークショップに
参加することになっています。
日本はボランティア文化が根付いていない。
いっぽう、欧米では
寄付が日常的だし
ボランティアの機会がそこらじゅうにある、という土壌。
話には聞いていても
実感できていないなか、
現地で生活する同年代の学生に
ナマのボランティアや寄付事情を聞くことは
とても良い機会となるはず。
はっとするような発見や気づきがきっとありそうです。
文化の違い・・・
行動の違い・・・
ボランティアに対する考え方の違い・・・
いろんな角度からの意見交換は
夏休みならではの
良い学びのチャンスとなりそうです。
知ること、考えることを通して・・・
彼女たちがスマイリングホスピタルジャパンに興味を持ち
「何かしたい！」と感じたことをきっかけに
まずはスマイリングホスピタルジャパンの活動を知り
行動することで
現場に思いを巡らせ自分で考え
何ができるかを模索し
実行する
そんな大人になってほしいと思います。
互いを支え合う社会という
未来の希望に向かって！
若者の発想と行動力に期待❣️
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