100の診療所より1本の用水路を!
この理念に従い
凶弾に倒れたその日まで
アフガニスタンの人々の生活と健康のために
一生をささげた人、
中村哲さんこそ
私がこの人こそがノーベル平和賞!
と心に思う人です。
正月恒例のミニシアターポレポレ
今年も大好きな
ドキュメンタリー中心のミニシアター”ポレポレ東中野”へ行き
念願だった
”荒野に希望の灯をともす”
を観ました。
100の診療所より1本の用水路を!
との想いから
アフガンの荒野に豊かな水をひいた
医師、中村哲さんのドキュメンタリー映画です。
年始に映画を見て心揺すぶられ
胸いっぱいになりながら一年をスタートさせるのが
我が家の通例になっていますが
今年も心洗われ勇気をいただき
良い1年が過ごせそうな予感を胸に
谷津賢二監督の舞台挨拶に聞き入り、
サインもいただいて帰路に。
大局を観る
中村哲さんが
医療から灌漑や農業支援へと活動を広げたのは、
アフガンを大干ばつが襲い、
農地が砂漠化するのを目の当たりにしたから。
病気の背景には食料不足と栄養失調が。
そんな中で
”病気を治す”という自分の仕事に
違和感を感じたといいます。
無医村に100の診療所を作るより
村人の健康な身体づくりのために
荒野に用水路を
という発想に行き着いたのです。
病いを治すのも大事だけど
病気にならない身体づくりがまず大事。
そのためには食糧や水といった環境から整える必要があると。
でないと本当の健康回復には至らないのではないかと。
西洋医学的な考え方から
大局的な身体づくりを目指す東洋医学的な考え方だな、と感じます。
そもそもを大切に
そもそものところに課題を設定し
荒野に火を灯すが如く
砂漠に水を湛え荒野を農地に戻すことに
我が身をささげた中村哲さんの生き方に
深く心打たれます。
そんな中村さんの背中を見て
現地の人たちが次々と活動に加わっていったことから
彼の情熱がいかに人を惹きつけるかがわかります。
今一番心を尽くすべきこと
医師として無医村に赴き、
無償で多くの人の健康を守ることだけでも
なかなかできることではありません。
今、ここにいる患者のために力を尽くすという
医師としての使命に従う生き方に
憧れさえ抱きます。
しかし中村哲さんという方は
医療から、全く畑違いの灌漑や農業支援へと広げていきました。
それまでのライフワークに固執することなく
目の前の人たちのために今一番必要なことへと発想を転換させ
たくさんの人の命と生活を守りました。
一隅を照らす
中村哲さんという人は
- 謙虚 –
– しなやか –
– 思慮深さ –
– 利他 –
– 献身 –
・・・
こうなりたいと願う人間像を具現した人。
そのような生き方は
およそ
エゴとか虚栄とか、おごりみたいなものの対極にあります。
中村哲さんの座右の銘は
”一隅を照らす”
だと聞きます。
大局を観つつも
”照一隅”を体現する中村哲さん、
私にとって
本物のノーベル平和賞です。
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